薄桜鬼・現パロ【Love the Spiral】(土方√)#11 | 浅葱色の空の下。

浅葱色の空の下。

薄桜鬼に見事にハマってしまったアラサーのブログです。
拙いですが、お話描いてます。
まだゲームはプレイしてません!色々教えてやってください。

少しずつフォレストにもお話を置いていっています。お楽しみいただければ幸いです。

お話の設定などはこちらから → 






設定無視、キャラ崩壊などご注意を。


それでもよろしければどうぞ。







#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 
#11 #12 #13 #14 #15 #16 #17 #18 #19 #20
#21 #22 #23 #24 #25 #26 #27



土方√

#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10

















<原田視点>






俺は目の前のその光景をぼんやりと見ていた。






練習試合が終わった翌日の午前は基本から始まり、部員1人1人が自身で練習メニューを考え
俺や土方さんがそれを指導したり、助言したりしながら稽古をした。


午後からは仕上げ稽古として俺や土方さんも参加して乱取りを行った。


試合後ということもあって部員は皆気合充分で最終日としていい稽古だったと思う。


久々に大勢と打ち合って疲労も相当なもんだが。




夕食後、千亜が俺達を呼び止め、部員たちが部屋に戻ったあと、
「大人への労いです」と人懐っこい笑みを浮かべて
ビールやつまみを出してくれた。


合宿中は部員達の手前、禁酒を強いられてたもんだから、これは本当に嬉しかった。


この合宿を通して再認識したのは千亜がよく気のつく人間だということと…、
あの頃の気持ち…、千亜を愛おしく思う気持ちに気付かされた。


勿論、自分が君菊がいる身なのは自覚している。



だが、ここ数日で千亜と土方さんの様子が少し変わったように思う。

何があったかは知らねぇが…。




そして今、目の前に座る二人が互いに柔らかく笑いながら言葉を交わしている。


土方さんがこんな優しい表情するんだな。

それは俺が今まで見たことのない土方さんで。

優しい眼差しを千亜に向けている。



千亜は…、元彼だからかわかってしまう表情で。



『ああ、土方さんに惚れてんだな』


その表情から伝わる気持ちが胸に突き刺さる。


いつかはその笑みは俺に向けられていたはずなのにな。



逃がした魚は大きい、か。

大きすぎるな…。


小さく1人自嘲する。



残っていたビールを身体に流し込む。


少し温かった。


こんな状況酔うに酔えねぇ。






「わりぃ。今日はもう疲れたから先に部屋戻るわ」

立ち上がりながら二人に告げる。


「何だ、もういいのか。久々にありつけた酒だろ」


「久々の乱取りの疲れが勝った感じだな。家に帰ってから浴びるように呑むことにするかな」

土方さんの言葉に応えれば、千亜が口を開く。


「…浴びるように呑むの?」


「ざるだからな、原田は」


「え!そうなんだ」

土方さんの言葉に丸くした目で俺を見上げる千亜。


俺は苦笑いを浮かべるしかない。


…腹踊りまで言われなくて良かったぜ。



「お疲れ様。明日寝坊しないようにね」

そう告げた千亜の表情をじっと見つめる。


一度は本気で惚れた女で。

そしてまた惚れかかった女。

ぃや、惚れたか。


いい女なんだよな…。



「何?」

首を傾げる千亜に少し笑う。


「いーや、何でもない」


軽く手を上げて、食堂を後にした。




帰ったら新八と飲み屋はしごでもするか…。



廊下を歩きながら、1人溜め息を吐いた。










*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




お久しぶりですみません。

今日はぐっと冷え込みましたね。

皆さん、体調崩してませんか?

私は喉が痛いなうw


そして師走になりましたねぇ。


12月だけはこの日に何をするかとか決めて予定をかっちり立てるA型に戻りますw

早く立てなきゃダラダラしちゃって後で泣きを見るのは自分ですから;


年賀状やら大掃除やら冬休みやらでてんやわんやですね;


皆さん、共に頑張りましょうぞ!!



そしてそして。

今年中にはこの土方√を終わらせたい。。。な?←


本編中は夏ですのでねw


原田ルートも控えてることだし頑張らねば~。


でも頑張りすぎて体調崩したら元も子もないので、マイペースに行かせてもらいます!







みふゆ