「トゥモロー・ウォー」　★★★～動画配信サービスのための自宅環境を考える

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

「『シネマ報告書2021』の掲載にあたって」

動画配信サービスのための自宅環境を考える ★★★

（2021年／アメリカ／138分／The Tomorrow War） 【　監督　】 クリス・マッケイ【　出演　】クリス・プラット

イボンヌ・ストラホフスキー

ベティ・ギルピン

サム・リチャードソン

エドウィン・ホッジ

J・K・シモンズ

【あらすじ】

　2022年12月のある日、試合中のフットボールのグラウンドに突如武装した兵士たちが現れる。彼らは、2051年の未来から来たタイムトラベラーであり、人類は30年後に未知の生物“ホワイトスパイク”との戦争で敗北するという衝撃の事実を告げる。そして、人類が生き残るためには、現代から民間人と兵士を未来に送り込み、戦いに参加することだという。

　世界的な徴兵を行う中、兵士として選ばれた高校教師ダン・フォレスターは、幼い娘のため、世界を救うため、未来に行くことを決意する。

　しかし未来の人類は圧倒的に不利な状況、生還率も20％だった。そんな中でダンは、対ホワイトスパイク兵器を持ち帰るミッションを与えられる―

【コメント】

　さて、今回は動画配信サービス『AmazonPrime』（アマプラ）で独占公開された本作を鑑賞。TVCMでもよく目にしていますな。

　最近は本当にこのアマプラで動画を観ることが多くなっています。映画もそうですが、むしろアニメやお笑い系を好んで鑑賞していて、定額500円なら行きつけのTSUTAYAでレンタルするより遥かに安上がりだし、全話一気に観られるわ、返却する手間もないわで、今更ながら動画配信のありがたみを感じている今日この頃。そんな中で、完全新作であるSFアクション超大作の本作を鑑賞となったわけです。

　本作はもともと2020年に劇場公開される予定だったのですが、コロナの影響により公開中止を余儀なくされ、結局アマプラに買われて動画配信という形で日の目を見たという可哀相な作品。とはいえ、内容的にはいかにもなハリウッド超大作SFでそそられるものだったので、さっそく鑑賞してみた次第です。

　うむ、これはかなりお金をかけた超大作。ぶっちゃけ、内容的にはSF大作『インデペンデンス・デイ』の亜種ではありますが、ミリタリーなドンパチアクションや未知のモンスターとの迫力ある攻防戦など映像の迫力やハラハラドキドキなドラマチック展開から見ても、確実にスクリーン映えする作品であることは間違いないです。本作が映画館で公開されず動画配信になってしまったのは正直非常にもったいないなーと感じましたね。

　先にも言ったとおり、本作は『インデペンデンス・デイ』の亜種。ちょっと違うのは、未知のモンスターで人類が劣勢な状況の未来からタイムトラベルし、現代の人間たちを徴兵して未来に飛ばして戦うというもの。何十年も先に起こることのために現代の人間か狩り出されるという、なんとも理不尽な徴兵制度ではありますが、そこはなぜか人類の未来のためと国が率先して未来に行っちゃうという。まあそこは多少無理があるとしても、あとはお決まりの人類VSモンスターの命を懸けた攻防戦で、そこはさすがのハリウッド、ド派手でド迫力なアクションの連続で見応えは十分。多少な大味でも138分という長丁場のハリウッドエンタテイメント超大作、いや～映画観たな～と満腹になることは間違いないでしょう。