「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。
チャン・イーチー
【あらすじ】
香港警察の刑事であるチェンとイップは、何者かに命を狙われたジャーナリストのイウを保護する。彼女は、拉致した子供たちをスパイとして教育し、各国の警察に潜入させている国際テロ組織の情報を掴んでいた。
捜査に乗り出したチェンとイップだったが、警視ジェンはチェンが組織の人間ではないかと睨んでいた。
一体誰が潜入しているのか、事態は意外な方向へ進んでいく―
【コメント】
さて、今回も「未体験ゾーンの映画たち2021」で公開された一本をTSUTAYAでチョイス。『インファナル・アフェア』っぽい香港製のサスペンス・アクションものですな。
本作は、香港のTVドラマ「Line Walker」のスピンオフ、そして映画『ダブル・サスペクト 疑惑の潜入捜査官』の続編ということですが、どちらも未鑑賞のまま手に取ってしまったため、前情報を入れずに観てよかったのかという心配もありつつ鑑賞してみた次第です。
(C)2019 Shaw Brothers Pictures International Limited, J.Q. Pictures Limited. ALL RIGHTS RESERVED
うむ、なるほど。さすがの香港映画、この手のアクションものはお家芸ですな。邦画で日本人が銃を構えるよりも十分にサマになってるし、暑苦しいくらいにマッチョで男臭い。アクションは言わずもがな、テロ組織から潜入した奴は誰だ!?というサスペンスもあり、お得意の男同士の絆・友情というドラマチックな部分も盛り込まれていて退屈はしませんでしたね。そんなことよりも僕は、ルイス・クーがどうしても松平健に見えてしまってもうね。マツケンサンバでご陽気に踊ってる松平健がガチアクションしたらこんな感じになるんだろーなーと思いながら観てました。
香港警察のクセに、世界各国飛び回って銃器ぶっ放しまくるとか考えてみればとんでもない刑事たちですが、まあそれでもさすがの香港映画、アクションは魅せてくれるのであまり違和感は感じず。もっともクライマックスでは、牛追い祭りかなんかで猛牛を交えて戦いまくるとか「マジかよ!?」と、ガチなのか笑わせに来てるのか分からないようなところもありつつ、それにツッコみながら楽しんで観てましたね。
(C)2019 Shaw Brothers Pictures International Limited, J.Q. Pictures Limited. ALL RIGHTS RESERVED
同じく主演のニック・チョンも、この手のサスペンスアクションには数多く出演している役者さんですが、なんか本作では漫画から抜け出してきたようなとっつぁん坊やみたいなルックスになっていて、とても気になってしまいましたね。
ともあれ、往年の香港映画のテイストを感じた僕は満足でした。
【2021年度 Myランキング】(3/13時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
花粉症気味かな?
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:すばらしき世界 ★★★★
4位:哀愁しんでれら ★★★☆
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
2位:太陽は動かない ★★☆
3位:
<その他ランク外一覧>
燃えよデブゴン TOKYO MISSIONおとなの事情 スマホをのぞいたら名も無き世界のエンドロールファーストラヴチャイニーズ・ゴースト・ストーリー(未)アーカイヴコスモボールインビジブル・スパイ