「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。
ダニエル・ラドクリフ
ナターシャ・リュー・ボルディッゾ
サマラ・ウィーヴィング
マーク・ロウリー
ネッド・デネヒー
リス・ダービー
【あらすじ】
IT会社に勤務するダメ社員のマイルズは、ネットの掲示板や動画のコメント欄に過激なコメントを書きこんでは憂さ晴らしをしていた。
ある日、マイルズは、本当の殺し合いを生配信する違法な闇サイト“スキズム”を見つけ、いつものように攻撃的なコメントを書きこんでいたところ、スキズムの主催者リクターを怒らせてしまい、拉致されてしまう。
目覚めたマイルズの両手にはボルトで拳銃が固定され、連戦連勝の殺人鬼ニックスとの戦いを強いられることになる―
【コメント】
緊急事態宣言の影響で、劇場では邦画ばかりを鑑賞している今日この頃。そんな中で、久しぶりにこりゃ面白そうだぞと足を運んでみたのが本作です。
主演はご存じ、「ハリー・ポッター」シリーズで主人公ハリー・ポッターのイメージが未だ根強いダニエル・ラドクリフ君。その固定イメージの脱却を図ろうとしているのか、予告編で見る限りなかなかのダーティーな雰囲気だったので、とにもかくにも久しぶりの「立川キノシネマ」で鑑賞してみた次第です。
(C)2019 Supernix UG (haftungsbeschrankt). All rights reserved.
最高！ドタバタでしっちゃかめっちゃかでお下品だけど、久々に痛快でスカッとするアクション堪能させていただきました！なんか『キック・アス』を彷彿とさせる快作でしたね。コロナの影響もあるんでしょうが、これが小規模上映とは実に勿体ない。
２ちゃんねらーのごとくネット上では強気、リアルでは弱気な典型的ダメ人間が、闇サイトの殺し合いに巻き込まれ、あろうことか両手にボルトで拳銃を固定され、最強の女殺し屋との戦いを強いられる。殺るか殺られるかのチェイスは生配信され、ネット民は囃し立てるだけで誰も助けてくれない。人ごみの中で拳銃やらガトリングガンやらをぶっ放したり、カーチェイスで大事故起こしたりと、闇サイトの割に街中でド派手に殺し合いするので、こんなもん警察が黙っちゃいねーだろというくらいしっちゃかめっちゃかなアクションの連続なんですが、とにかくスピーディで目まぐるしく展開していくので、初っ端から目が離せない。
前半はこんなドタバタな追いかけっこに終始するんですが、後半、マイルズとニックスが共闘して闇サイトの運営をぶっ潰す展開はとにかく胸熱で、ニックスがとにかくスタイリッシュで強くて、クライマックスで泣かせる。とにかく怒涛の展開で、カッコよくてアツくてちょっと泣かせる、久しぶりに十分に楽しめたアクション映画でしたね。
(C)2019 Supernix UG (haftungsbeschrankt). All rights reserved.
ダニエル君は、ハリーポッターの可愛げある魔法使いの呪縛から解き放つべく、クズでダメダメで口だけのひ弱な人間を見事に演じ切っていて、よくぞここまで弾けたなという印象。一瞬、チ〇チンが映る場面があるんですが、あれが果たしてダニエル君のイチモツなのかどうかはグレーなところ。もしそこまでやったのならば、あっぱれです。ともあれ、ダニエル君のハリーポッター後の活躍に大いに期待です。
【2021年度 Myランキング】（2/28時点）
本作は、本年度のベスト10中3位（暫定）にランクイン。
緊急事態宣言2週間延長とかふざけんな。
（ベスト）… ★★★☆以上が基準
１位：すばらしき世界 ★★★★
３位：ガンズ・アキンボ ★★★★
４位：哀愁しんでれら ★★★☆
７位：
８位：
９位：
１０位：
次点：
（ワースト）… ★★☆以下が基準
２位：
３位：
＜その他ランク外一覧＞
燃えよデブゴン TOKYO MISSIONおとなの事情 スマホをのぞいたら名も無き世界のエンドロールファーストラヴチャイニーズ・ゴースト・ストーリー(未)アーカイヴ
