「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。
(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
空知英秋
杉田智和
阪口大助
釘宮理恵
千葉進歩
中井和哉
鈴村健一
石田彰
子安武人
山寺宏一
【あらすじ】
江戸時代末期に天人(あまんと)と呼ばれる宇宙人が襲来して20年後の地球。
新種のエネルギー資源“アルタナ”の暴走により、地球滅亡までのカウントダウンが迫る中、万事屋の坂田銀時は、盟友の高杉と桂、そして新八と神楽、さらには真選組やかぶき町の人たちとともに、銀時たちの師の別人格である“虚(うつろ)”に立ち向かっていく―
【コメント】
「俺たちマダオと同い年じゃねーかwww」と、旧知の友人と語り合っていたのも十余年前。
中年期にハマりにハマったジャンプ漫画であり、これまで“終わる終わる詐欺”で引っ張りまくっていたアニメ「銀魂」の、いよいよ本当の最後ということで、非常に楽しみにしていた映画であります。
銀さんをはじめとした万事屋や真選組、高杉やヅラ、その他大勢のキャラ達の最後の雄姿を、ぜひとも多くのファンが集うであろう映画館で共有したいと思い、「TOHOシネマズ新宿」まで足を運んだ次第です。
折しも緊急事態宣言直後の公開だったため、本来ならば満席になるであろうはずだった劇場も空席が目立つ状況。それでも多くのファンが集まっていたようで、8割方は埋まっていましたね。
(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
もうね、何も言うことはないです。さらば銀魂、楽しいひと時をありがとう銀魂。この言葉に尽きますね。これで本当の本当に終わりなんだな~と思うと、とても感慨深いなと、ちょいと寂しさもあります。
銀魂のラストとなる本作は、2017年の第4期アニメから続くもの、もっと遡れば第3期の将軍暗殺篇から続く長い長い銀魂の最終章の大締めとなるもので、坂田銀時と高杉晋助とヅラ、そして地球滅亡を企てる虚(うつろ)であり彼らの師でもある吉田松陽先生との長きに渡る戦いの決着となるわけです。いきなりのバトルから始まるので、アニメ版の復習は絶対に必要。とはいえ、いきなりオープニングでドラゴンボール風なダイジェストで振り返りがあるので、さっそく銀魂らしい悪ふざけだなとニヤニヤしきり。
とはいえ、今回は流れ的にもシリアスで感動的な展開が多いので、シリアスなものより悪ふざけ全開のほうが好きな僕としては少々物足りない気もしましたけど、まあ銀魂の大団円ですからね。必然とこうなるのは致し方ないかなと。
これまででたくさんのキャラが登場しているので、こんなに大きく広げてしまった銀魂の最終回を一体どうやって締めるのかなとも危惧してたんですが、オールスター総出演でそれぞれに活躍の場があったし、やっぱり締めとして松下村塾でともに育った銀時たちが中心となるのは当たり前といえば当たり前ですね。
(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
思えば、レンタルで銀魂のDVDを見始めてハマったのがもう10年以上も前。笑わせて泣かせて、実写版にもなって、ラストとなる本作でも鬼滅を抑えて興収初登場1位を記録する。こんなにも長く愛された漫画ってそうそうないですよ。いいオッサンとなった僕のこれからの人生で、ここまでハマるアニメがこれから先出てくるかな~と、銀魂が最後なのかな~と寂しい気持ちにもなり、改めて感慨深いアニメだったと感じますね。
【2021年度 Myランキング】(1/10時点)
本作は、本年度のベスト10中2位(暫定)にランクイン。
時短20時は大変迷惑!
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:銀魂 THE FINAL ★★★☆
3位:
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>