「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。
ジェネシス・ロドリゲス
ビンセント・ピアッツァ
【あらすじ】
とある田舎道で、凍てつく気温と豪雪のため、車ごと雪に埋もれ閉じ込められてしまった夫婦。
極寒の社内の中、車のドアも開かず電話もつながらない中、夫婦は意見がぶつかりパニック状態に。そんな中、妊娠中だった妻から子供が生まれようとしていた―
【コメント】
年度末で残業続きのドタバタと忙しい今日この頃、ホッと一息の週末で行きつけのTSUTAYAで手に取ったのが本作。劇場未公開のDVDスルー作品ですな。
安直なタイトルからして明らかにB級感を感じさせる作品ですが、密室スリラー大好きな僕としてはちょいとばかし興味を持ったので、どんなものかと鑑賞してみた次第です。
うん、まあこんなもんでしょう。大して期待もしていなかっただけに、まずまず楽しめた気がしますね。もっとも、密室パニックスリラーと銘打ったものの、パニック感は全く感じられませんでしたが。
ワンシチュエーションスリラーなのでシンプルもシンプル、長距離運転の疲れで車内でひと眠りしていたら、その間の豪雪で車が埋まってしまい閉じ込められる。周りには何もなく携帯の電波もままならないド田舎、数日に1台車が通るか通らないかの公道で極寒の車内に閉じ込められた夫婦。運転し続けていればだのと初っ端から痴話ケンカが始まり、お腹減ったオシッコしたいといろいろとありつつ、あれよあれよと1か月近くが経過していく。経過時間が早いわりに意外な展開も特になく、パニック感や緊迫感、寒さすらも対して感じられない演出はどうかと思いましたが、まあそこはB級モノということで。
大きな展開といえば、身重の奥さんがあろうことか出産してしまうことくらいでしょうか。この手のシチュエーションスリラーものは展開のアイデアがモノをいうので、もっとアイデアを盛り込んだほうが面白くなったと思いますね。
まあ、僕も一応雪国育ちなので、豪雪のキツさ大変さはよーく知っております。本当に一晩で車1台が埋まっちゃいますからね、雪国は。本作のように閉じ込められるのかどうかは雪質に依存するし、1ヶ月も閉じ込められるくらいカッチカチになるのはよっぽどかと思いますが。いずれにしても、雪は意外と怖いよーということで。
【2021年度 Myランキング】(3/20時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
いろんなこと重なりすぎ。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:すばらしき世界 ★★★★
4位:哀愁しんでれら ★★★☆
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
2位:太陽は動かない ★★☆
3位:
<その他ランク外一覧>
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