「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。
ソン・ジヒョ
キム・ムヨル
イェ・スジョン
【あらすじ】
ひき逃げにより妻を失ったソジンと一人娘のイェナは、心の傷が癒えぬまま両親とともに実家で暮らしていた。
そんな中、25年前に行方不明になった妹のユジンが見つかったとの知らせが届く。ユジンを名乗るその女はDNA鑑定でも血縁関係が証明され、両親は娘との再会に喜び、人見知りのイェナも彼女に懐くようになる。
しかし、ソジンユジンに対し何か違和感を覚え秘密裏に調査を始めるが、事態は思わぬ方向へ進んでいく―
【コメント】
緊急事態宣言のせいでスポーツジムにも行けず身体バキバキな今日この頃。早く宣言解除してくんねかなージムで汗流してーなーと願いつつ、週末の映画鑑賞を行きつけのTSUTAYAで物色していたところ目に留まったのが本作。
最近、地味に韓国映画フリークな僕ですが、本作もまた「未体験ゾーンの映画たち2021」で公開された一品で、B級モノと感じつつもなかなかにそそられるパッケージだったので、さっそく手に取ってみた次第です。
(C)2020 ACEMAKER MOVIEWORKS & B.A. ENTERTAINMENT. All Rights Reserved.
うむ、なかなか面白かった。映画フェスの一本として小規模に公開された所謂B級モノとはいえ、韓国映画はミステリアスでジメっと湿った雰囲気を出す手法が抜群にうまいので見応えは十分にありましたね。ひとりの女性が徐々に家庭に進出していく様は、昨年の『パラサイト 半地下の家族』に似た設定とは思いましたが。
未だ犯人が捕まっていない妻のひき逃げ事件、幼い頃遊園地で行方不明になった妹の突然の出現。一見別物の事件が、後半に行くにしたがって徐々に一つに繋がっていくミステリアスな展開。真相としては、ああそっちのほうかと意外と使われたネタではありましたが、それでも全編に漂う不穏な雰囲気はさすが韓国映画、観る者を確かに釘づけにさせてくれますね。
結局のところ、あの人物は本当の妹だったのか、それとも偽物だったのか、ハッキリしないまま幕を閉じてしまうので、若干スッキリしない部分はありましたが、十分に楽しめた映画であったことは間違いありません。
(C)2020 ACEMAKER MOVIEWORKS & B.A. ENTERTAINMENT. All Rights Reserved.
最近つとに韓国映画フリークな僕ですが、目立ってこりゃひでーなーと感じた作品がほぼないのは凄いです。韓国作品にハマってしまう理由も頷けますね。これからも、韓国映画は要チェックしていきたいと思います。
【2021年度 Myランキング】(5/15時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
体バキバキなのでスポーツジム行きたい!
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:すばらしき世界 ★★★★
4位:ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実 ★★★★
5位:哀愁しんでれら ★★★☆
6位:騙し絵の牙 ★★★☆
8位:ノンストップ ★★★☆
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
2位:太陽は動かない ★★☆
3位:
<その他ランク外一覧>
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