「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。
キーガン・アレン
ホランド・ローデン
デンゼル・ウィテカー
ローネン・ルービンシュタイ
パシャ・リチニコフ
【あらすじ】
体を張った過激な動画を配信する人気ブロガーのコール。
ある日コールは、仲間たちとともにリアル脱出ゲームを体験すべくにロシアはモスクワにやってくる。
不気味な廃墟で繰り広げられるゲームとは、さまざまな拷問装置にとらわれた仲間たちを制限時間内に救い出すというもの。コールはライブ配信しながら脱出ゲームに挑戦するが、次第に単なるゲームではない命を懸けたデスゲームであることに気付く―
【コメント】
一難去ってまた一難が続く新年度を迎え辟易する日々が続いておりますが、ホッと一息の週末で行きつけのTSUTAYAで今回手にしたのが本作。
本作は、B級映画の祭典「のむコレ2020」の一本として公開された作品で、このいかにもなシチュエーションスリラーに興味が湧き、あらかたの完成度は予測できるものの、これは気兼ねなく観られそうと鑑賞した次第です。
COPYRIGHT (C) 2019 ESCAPE ROOM FILM 2018, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
うむ、想像どおり。本当に想像どおりの出来。調子乗ってるノー天気なユーチューバーたちが、命を懸けた脱出ゲームをする羽目になってしまうというテンプレどおりの展開。B級映画らしく、お金も全然かかっていないのでチープさも否めず。展開的にもイマイチ盛り上がりに欠けるに、何より割と早い段階で映画のオチが読めてしまうという親切設計。映画スキルのない人でも、最後こーなるのかなあーなるのかな、とある程度の想像を張り巡らせれば、必ず予想の選択肢にあるオチです。
まあでも、オチが読めるとはいえ、後味の悪い終わり方にしたことは僕的には評価したいところ。なんでもかんでもハッピーに終わらしゃいいってもんじゃない。もっとも、その終わり方も「そんなに人いるなら、ああなる前に誰か止められただろw」といったツッコミどころなんですけどね。
まあ、要するにネット上で有名人になったからって調子乗り過ぎちゃダメよってことなんでしょう。
COPYRIGHT (C) 2019 ESCAPE ROOM FILM 2018, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
今回の「のむコレ」や「未体験ゾーンの映画たち」と同様に、小規模系映画館はこういったB級映画の祭典を企画するところが最近増えていますね。単館の生き残りの手段のひとつなのかもしれませんが、こういった形でちゃんと劇場公開してくれるのは喜ばしいことだと思います。B級映画好きの僕に取っても、鑑賞作品の選択肢も増えるし、これからもどんどん開催していってほしいです。
【2021年度 Myランキング】(4/10時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
なんか仕事楽しくねーなー。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:すばらしき世界 ★★★★
4位:ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実 ★★★★
5位:哀愁しんでれら ★★★☆
6位:騙し絵の牙 ★★★☆
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
2位:太陽は動かない ★★☆
3位:
<その他ランク外一覧>
燃えよデブゴン TOKYO MISSIONおとなの事情 スマホをのぞいたら名も無き世界のエンドロールファーストラヴチャイニーズ・ゴースト・ストーリー(未)アーカイヴコスモボールインビジブル・スパイブレイブ-群青戦記-フローズン・ストーム(未)魔女がいっぱいマシンガール DEAD OR ALIVEホムンクルス#フォロー・ミー