装備自作その9(89官品3点スリング“タンver”レプリカ) | ちょんまげインプの部屋

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(以前、ちょんまげのついたインプレッサに乗っていたのでこんなタイトルです)

思い返せばもう5年前になるんですね・・・89の黒い官品3点スリングレプリカをリリースしたのって。

当初はおっかなびっくり、大量に部品を余らせる覚悟で部材を特注したりしたもののそれなりに好評で、晩年は転売でとんでもない値がついたりしてました。

再販のご要望は数多く頂戴するものの、もともとニッチな陸自装備のさらにニッチな3点スリングレプなど、うかつに再販などしてられません。

が、実は当初から計画していたものがあったのでした。

それは89官品3点スリングの登場初期に存在していた、ナイロンが黒でなくタン色のもの。

イラク派遣の隊員さんや、“誘導隊”の隊員さんが使っている画像が残っていて、実在したことは確かなのですが、いかんせん情報がない。

ただ、使用している部品は黒い3点と変わりなく、ナイロンさえ作れれば再現できるな・・・ということで、2年の月日を経て実現しました。

使っている部品は、もう黒いのとまったく同じ。

ナイロンも黒いやつとまったく同じ仕様で作ってもらいました。

まあ、作ってもらうまでが相当に大変だったのですが・・・。

もともと、黒いナイロンを特注してもらったところに打診したのですが、業者さんの人事異動で理解のある方が辞めてしまったり、製造ラインが変更になって少量の特注受注が困難になってしまったり。

まあそこは食らいついて泣きついて、おまけに相当な高額でどうにか承諾をもらうことができたのですが、第二の難関が色味。

黒い方はいくらでも実物を見ることができますし、最悪「黒で」と言っておけばどうにかなります。

しかし“タン”って・・・

なので数少ない実物画像から「多分こんな感じじゃね?」といえるものに近いものをサンプルとして提供し、それに合わせて色味を調節してもらうという・・・

で、こんな感じになりました。

色味に関しては異論は受付ません!

 

まあ、あとは前作3点スリングの最後の製作分から採用した「リアルフック」レプリカを採用したりして、

最初から完成されたものになりました。

 

まあ、ある程度量産できる部材はそろえたのですが、問題は作る暇が・・・ということと、希少すぎて使用例が少なく、ということは需要が少ないであろうこと。

でもまあ、ごく一部の層に発信して、広めていこうと思います・・・

 

 

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