装備自作その11(海自グッズ2点) | ちょんまげインプの部屋

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いらっしゃいませ、変態(いろんな意味で)の部屋へ。
これであなたも立派な変態。
今後ともどうぞよろしくっす。

(以前、ちょんまげのついたインプレッサに乗っていたのでこんなタイトルです)

こう見えてワシ、小学生の家庭科の成績は、特に裁縫の時にはABCのCでした。

そんでいまだに裁縫はダメ。

それがなんで今になってミシンなんぞを好き好んでしてるのかというと、ミシンは裁縫ではなく“メカいじり”だから。

とはいえ、主にミシンでやってきたのは布モノでなく、スリング作りという縫製の中の基本をすっ飛ばした行為。

なのでミシンを始めてからこのかた、基本である布モノ縫製がいまいちよく分からんのです。

というわけで布モノ縫製は避けていたのですが・・・

 

【海自アーマー肩パッド】

最近お気に入りの、海上自衛隊の陸上基地警備隊(以下:陸警隊)や護衛艦付立入検査隊(以下:立検隊)の黒い防弾衣。

これは「つぐーみさん」製の精巧レプリカなのですが、もったいなさすぎてコス撮影ならまだしも、サバゲになんぞとても着れません(まあ女子に着せてサバゲさせましたが)。

ビリっとかなったら泣いてしまいます。

 

なので代替の黒いアーマーを探しまくり、英国ウォーリアーアサルトシステムの「ラプター」というアーマーを探して購入したのですが、全体的にそれなりに似てるものの、やはり肩のパッドがないのが玉に瑕。

ラプター(左)と陸警防弾衣レプ(右)

やはりあの肩パッドは大きな識別点でしょう。

肩パッドだけ作るか…でも布モノは苦手だしなあ…しかし逃げてばかりもいられないしなあ……ええい、やってしまおう!

それに幸い、とある中のヒトから実物陸警アーマーの展開写真、詳細写真をいただくことができ(公開不能)、そんなわけで肩パッドだけのレプ製作を始めたのでした。

 

構造は詳細な実物の「開き」画像で理解でき、あとは素材を探して、それからここが問題なのですが、“試作”の縫製作業。

だって、布モノって大変なんですもん。

・・・というわけで、試行錯誤を繰り返して完成したのがコレ。

(矢印が、クッション。目立たないけどあるほうがいい)

これで勘弁してください!

まあ近くから見なければ造りの粗さは分かりませんし、これがないとあるとでは陸警アーマーっぽさが段違い。

ああ試してよかった!

 

(肩パッドの意味は?)

ちなみに余談ですが、そもそもこの肩パッドはなんのためについてるのか分からなかったのですが、以前ブログにいただいた経験者さんのコメントによれば、64式での射撃時の衝撃緩和のためだとか。

もしそうだとすると、このツマミの存在も理解できます。

なぜなら、チョッキを着ていると大概、肩パッドが後方に寄ってしまうのです。

そこで射撃時にはこのツマミを引っ張って前側に持ってくるという使い方なのではないでしょうか。

もっとも、ツマミを後ろ側にして使ってる実例も多く見ますし、それに射撃時にはこの肩パッドはあんまり意味がないと思うのですが・・・

 

【警棒ホルスター】

陸警隊コスでは、それっぽい類似品を探して済ませていましたが、どうしてもそれらしいものが見つからないモノが残っていました。

それが、警棒ホルスター。

(画像はコンバットマガジンに掲載された加賀立検隊)

わしは警棒なんて持ってないので、テキトーなライトポーチにスポンジ棒を挿していたのですが、やはりカッコ悪い。

で、先日のタクトレの際には、肩パッドの失敗作の素材を使ってなんとなく作ってはみたものの、サイズも違うし造りがあまりにもヘロヘロで恥ずかしすぎ・・・

 

というわけで、警棒ホルスターの画像を収集しまくり、そしてホンモノの方が装着しているポーチを丹念に眺めまわして製法を理解し、警棒ホルスターの製作を始めたのでした。

素材は肩パッドに使用したものが概ね使えたのですが、そもそもこういいう「ポーチ」を作ったことのないワシ。

おまけに小学生の時の裁縫があった家庭科の成績はABCのC。

つまりヘタクソ。

というわけで、とりあえず構造理解と製法確認のために1個作り、次は2個作り・・・。

まあ自分がただ単にひっそりアーマーにつけておく程度ならいいようなモノができましたが、他人様に見せられるような代物ではありません。

なので次は4個作り・・・しかし4個中3個が致命的な失敗。

でもいいのです。

ワシは経験不足なので、経験を積めばいいのです。

というわけで、次は8個製作してみました。

そうしてようやく「とりあえずはひと区切り」というレベルのものが完成しました。

上半分がこのように開くようになっています。

アーマーに取り付け、警棒を入れるとるとこうなります。

ちなみにこの警棒は、樹脂製で見た目だけのもの。

実際に海自で使われているのは、ツバが十字になるものです。

ちなみに裏のMOLLE部分は見たことないので想像です。

 

まあこれでも完成形ではなく、これからも縫製技術の向上を目指す必要がありますし、素材もより官品に近づける必要がありそう。

おまけに現状だとかなりヘロヘロなので強度的に不安です。

まあ単に警棒を突っ込んでおくだけなので問題ないとは思いますが・・・

 

でも個人的には、苦手な布モノ・立体物に挑戦できてよかったです。

さーて次は何を作るべかな~

 

 

【装備自作量産記事】

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