88式鉄帽2型の顎紐レプリカを作ってから、ちょっと気になっていたのが
「防護マスクをつけたとき、顎紐はどうしてるんだろか?」
という点。
当然ながらガスマスクをかぶると、顎紐は長くしなければなりません。
もっとも、旧来の2点式顎紐は単純な構造なので、
紐をめいっぱい長くするだけで大丈夫。
もともと当初型の顎紐は「大は小を兼ねる」を地で行っていて、例えば小顔の人でも余った紐の端末を結べば使えます。
しかし2型の顎紐はそうはいきません。
2型は、中号サイズの顔の人には中号サイズの顎紐しか合わないのです(当然、多少のサイズ調整は効きますが)。
そこで問題になるのが、防護マスクをかぶった時。
2型はバックルを外してしまうか、あるいはあご部の面ファスナーをはがして無理やり伸ばすしかありません。
(画像はいただきもの)
しかしそれはなんともみっともない・・・
で、2型顎紐のレプを作ってからちょくちょく、2型の顎紐のアジャスターを作れないか?という隊員さんのご要望を頂戴するようになりました。
偶然たまたま偶然、官品バックルと互換性のあるバックルを入手できたため、作ることは作れます。
しかしワシはガスマスクを被ることもないため、いまいちイメージがわきません。
それにサイズもよく分かりません。
それではとても作れません。
なので「まあ、そのうち…」と先送りにしていた折、とある現職さんからこんな感じで…という具体的なご依頼が。
(チームウェンディの、ヘルメットの顎紐延長キット)
ふうん、これでいいのか。
しかしこれをそのまま真似ても面白くありません。
それにサイズ調整は必要だろう・・・ということで、こうしてみました。
ガスマスクを持ってないためサイズの決定には相当悩みましたが、おおよそこのくらいだろうと決めて何人かの方に試してもらったところ、幸い皆さんこの長さで収まったようで、安堵。
※長さはこれから5mm程度短くするかも?
紐は官品仕様のポリエステルテープを使い、カンも官品同一品なので、まるもともとこういう製品が最初から用意されていたかのよう(笑)
装着感はこんな感じ。
(某現職様、ご協力ありがとうございます!)
というわけで、2型顎紐用「アジャスタブル装面エクステ」のお話でした。
というか本来は、こういうグッズこそ官で用意すべきなんじゃないのかなあ・・・
PX品でもあるといいのですが、そもそもあのバックルが市販されてないので、無理でしょう。
たまたま偶然たまたま、官品互換のバックルが入手できてヨカッタ!
偶然たまたま!
ホントですよ!
【装備自作量産記事】
※思えばレプ作りすぎでは・・・?