今回は丙さんはお休みです・・・。
【コマ数・受入先が増えたものの】
(※東部方面の話)
この4月に、今年度第1回の予備自補の試験を受けた(受ける)方も多いと思います。
結果発表が待ち遠しいですね。
私の地元は東部方面隊管轄なので、東部管内のいくつかの地本HPを見てみると、4月中旬には今年度の予備自補訓練日程が公開されていました。他の方面でも、4月中旬以降にどんどん日程が公開されているようですが、東部方面の中では東京地本の日程表がいちばん全体を把握しやすい。
特筆すべきは、この日程表だと分からないのですが、いくつかAタイプが、2個中隊で40人ずつ受け持ち80名の定員となっていること(上図の注1)。
なのでコマ数は、Aタイプはこの日程表だと6コマに見えますが、実際は7コマ分になりました。
第一段階でボトルネックとなっていたCタイプも、R6,R7年度の年3コマからR8年度は5回・6コマに増えています。
これで、R6と7年度のようにCタイプの予約が取れずに先に進めない…という状況はかなり改善され、今年採用の人も年度内に第一段階をクリアできる人も増えると思います。
もう1点は、東部方面での受け入れ駐屯地が、武山だけでなく、相馬原と新町という群馬の駐屯地2か所も加わったこと(上図の注2)。
群馬なら、群馬県民だけでなく埼玉の人も、神奈川県の南端の武山より出頭しやすいでしょう。
新潟県民は武山に行くのはもはや一泊旅行レベルなので、相当に助かる人もいると思います。
おまけに群馬の2か所は、定員が50名と、武山の1コマ40名より少し多くなっています。
うち以外でもいろんな経験者のブログで東部方面の予約の取れなさは話題になっており、当然ながらそれは方面隊でもさんざん苦情を受けているはずで、ようやく解決に向けて動き出したということでしょうか。
ちなみにR8の東部方面は、Aから一気に最終のJまでいける日程が組まれてはいるのですが(昨年は無理な日程だった)、逆に第二段階のFとGが2コマと絞られていてそこがかなりのボトルネックとなっており、今年採用の人が一気に第三段階までクリアするのは不可能でしょう。
なぜなら、東部では第一段階のDタイプがない代わりにEラーニングの受講が必須で、Eラーニングの受講を修了しないと出頭の予約ができない仕組みだから。
ちなみに昨年度第二回試験で採用された人も、今年一気にクリアは難しいと思います。
それは、Eラーニングは常時受講できるわけではなく、どうも毎年度の契約か何かの都合で、昨年第二回試験の採用者も、今年度に入らないとEラーニングを受けられないっぽいため。
(※いちおう地本の人に確認してください)
なので東部方面の予備自補の皆さんは、1年で一気通貫するのは諦めるしかないようです。
他の方面隊では毎年、採用初年度の1年で卒業する人をSNSでちらほら見かけるので、行ける人は頑張ってください。
【2年目以降でも油断するな】
予備自補2年目以降の人には、4月初旬~中旬くらいには地本から訓練予約の連絡が行っていると思います。
ただ、特に四月という年度初めは、就職や転職、または人事異動などで先の予定が見えない人も多く、すぐに年間ぜんぶ予約…というわけにはいかないかもしれません。
とはいっても「後で変更は可能」なため、とりあえずでもいいので先に取りたいタイプの予約はしてしまったほうが得策。
ただし予約後、自分の仕事や学業の日程でどうしても都合がつかないところが出てきたら、あとで予約を変更するのですが、実際にはそれもけっこう難しいかもしれません。
なぜなら、予約した日程が都合つかなくなったとしても、代替の日程がそうたくさん用意されてるわけでもなく、さらにその代替にと思った日程も、年度途中にはけっこう埋まってしまうからです。
なので、可能であれば最初に予約した日程で突き進められるよう、予備自になるまでは仕事や私生活のほうをどうにかするしかないようです。
「でも仕事が休めなくて…」という人も多いと思いますが、仕事なんて、仮にその本人が亡くなったら絶対に誰かが代わりに担うことになるわけで、本当に絶対に休めない…ことはないと言えます。
正しくは「休みたいと言い出せない」というところではないでしょうか。
いいんです、有給休暇は労働者の権利です。
勇気を出して「休みたいのですが」と発声してみましょう。
自営業や経営者の方は・・・なんとか都合つけてください(笑)
ちなみに東京地本の予定表を見ると、第三段階が年度の後半寄りになっていました。
ということは、昨年度に第二段階をクリアした人は、下手をすると実弾射撃の前に1年くらい期間が開いてしまうことになります。
第二段階のHタイプは、実弾射撃の前の大事な科目で、自衛隊のほうでも「第二段階は順不同だけどなるべく最後に受けるように」と言っています。
こういう所も、東部方面はもう少しなんとかならなかったのかなあ・・・と言うのは余計なお世話でしょうか。
【公務員が出頭しやすくなる法案】
今年、内閣が国家公務員・地方公務員が予備自衛官等での有事・災害時の招集の際に出頭しやすくなるよう、兼業の規制を緩める特例を作ろうという法案が閣議決定され、ニュースになりました。
これは予備自衛官の充足率の低下を改善するための一案で、まだ国会に提出されたばかりでどうなるか分かりませんが、もし成立すれば国家・地方公務員が予備自の招集に応えられやすくなり、それによって公務員の予備自衛官補への志願も増加する効果があると言われています。
民間企業には関係ないということはなく、まず公務員がそうなれば、いずれ民間企業にもじわじわと波及していくため、いずれはこれまで出頭の度に肩身の狭い思いをしていた人や、あるいは職場の反対によって志願を諦めていたような人も予備自補に志願がしやすくなるかもしれません。
実際に地本の人に聞いた話では、とある地方公務員がせっかく予備自補の試験に受かったのに、その役場で兼業許可が下りずに辞退することになったケースがあったそう。
あとは丙さんから聞いた話では、丙さんと同じ訓練に出頭していた地方公務員の中で、兼業許可が下りずに報酬を受け取らずに出頭している人もいたりするそうです。
もちろん地方自治体はその自治体の態度次第ですが、少なくとも法制化されたとすれば自治体も無視はできないので、「やる気はあるのに制度がない」という公務員が予備自補に志願しやすく、訓練にも出頭しやすくなりそうです。
ちなみに面白いのは、このニュースに対して「とうとう公務員を強制的に予備自衛官にするつもりだ!戦争への道だ!」という趣旨の反応が多く現出していること。
どうしてああいう人たちは、中身をよく見ないで反応してしまうんだろう。
今年度の最初の予備自補訓練が始まるまでまだ数か月ありますが、それまでの間に鍛錬と暑熱順化を進めて、万全の状態で訓練に臨むようにしてくださいね!
※R8.4.25追記
【やっぱり東部は厳しかった】
*年度スタート直後に埋まりまくる枠
東京地本の今年度の予備自補日程が更新されました。
この図の数字は申込人数で、赤くなってる枠は既に上限を超えたので申込が終了したことを示しています。
しかしこれは、四月初旬から新年度の申込を受け付た後の、4/24時点での表。
なのにすでにこれだけの満杯枠があるのです。
さすが、人数の最も多い東部方面といった感じです。
R8年度第一回試験による予備自補の新規採用者は、申込できるのが早くても夏なので、その頃にはもっと予約が埋まっているでしょう。
*R8はどこまで行けるか
東部方面では、今年度は2年ぶりにA→Jが可能な日程となったものの、既に予約がこれだけ入っているため、一気通貫は不可能。
もし今年度採用の人がAタイプを夏に取れて出頭したとしても、Bは1月まで待たなければならず、そこで今年度は終了です。
次に昨年Aだけを済ませた人が、今年度のBを7/27~で取り、Cを8/31~で出頭できたとしても、今年度はその先がなくEが翌年となります。
昨年に第一段階をクリアした人は、本来は順不同でいい第二段階なのですが、日程の都合でEFGHという順序でしか取れません。
そしてEタイプを7月に取ることができれば、うまくいけば第二段階を今年度中にクリアできるでしょう。
問題は、昨年度に第二段階をクリアしたものの、予約で出遅れた人。
なんと、四月下旬の時点で、第三段階が全て埋まってしまったのです。
そうなるとキャンセル待ちをするしかなく、おまけにそのキャンセル待ちも既に多数のエントリーがされているので難しい。
こういうことがあるから、「本業の予定が不明確でも、とにかく早く予約をしておこう」と書いたのです。
東部方面隊はいろいろと工夫してくれたようですが、東部方面の予備自補採用者を受け止めるだけの風呂敷がないようです。
いくら意欲や意識が高くても、訓練に行ける日程が用意されていなければ何にもなりません。
いくら予備自衛官を増やしたいと言ってもこれでは難しい。
この辺り、どうにかならないものでしょうか・・・(もちろん常備隊員が不足していれば受け入れできないので、そもそもは常備自衛官を増やさないといけない話)
※ワシが神奈川県民なので地元の方面隊の話題にしました。
他方面はそんなことはないと思います。
[関連記事]
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