【悲願の20式発売】
このシリーズを書くのも実に8年振り。
このmy銃紹介記事も20回目ですが、別に20式だからと温存してたわけではありません。
前回の記事がガスブロ89で、この8年の間に何も銃を買わなかったわけではなく、わざわざ記事を書くほどのこともないかと放置していただけで…
このかん、全てマルイで次世代電動MP5A5、ガスブロMP7、ガスブロM4っぽいやつ(そのうち売却)、などを買っています。
あとはショップ製3DプリンタのM9も買ったけど、高い割に「なんか違う」とすぐ売却したり。
そんなわけでサバゲではしばらくガスブロ89を外部ソースで使い続け、そのうちまた電動89に戻る・・・と、15年で完全に一周回ってしまったのでした。
でも今回、久々にブログ記事を書きたい!と強烈に思える銃をGET。
それが、東京マルイの20式小銃ガブスローバックエアソフトガンです。
もともと期待感もあって、それが昇華したかのようにKATOさん(すごい人)が3Dプリンタで20式小銃を何度も完成させていて、Vショーでよく見せてもらっていました。
その頃から既に東京マルイがそのうち20式エアガンを製品化するだろうとは噂をされていて、そのマルイが2022年頃に陸自に市街地訓練用教材としてエアソフトガンの20式を納入しているので、近いうちに市販版もリリースされるだろうと期待感も高まりました。
しかし一向にその後の情報がなく、いつかは出る、いや出ない、出るにしても登録制になる…そんな真偽不明の噂が飛び交い、ア!クションさんが20式小銃のモデルガンを製品化するという話が出たものの具体的な続報はなし。
そんな状況だったので、ワシは2030年くらいまでには何かしらあるだろう…と悠長に思っていたのです。
それが今年の5月にいきなり東京マルイが製品化を発表。
意外なスピードに驚いたものです。
発売が「2026年夏」となっていたものの一向に公式な続報がないので遅延するだろうと思っていたら、7月下旬に8/5発売!と…。
ありがとう東京マルイ様!
随分とリアルだと思えるのもそのはず、マルイの製品化にあたっては、豊和工業が全面的にバックアップをしていて、発売決定の際には豊和工業自体がそれをツイートしたくらい。
でも価格も89の倍近く、定価140,000(税抜き)と、こちらも目ん玉が飛び出るようなモノになったのでした。
でも当初は「すぐ予約が埋まった!」「どこで予約受付てるの!」「初期ロットで買えるのかどうか…!」と言う悲鳴にも似た声がSNSを賑わしていましたが、どうやらマルイさんもかなりの量を製造したようで、あちこちで「予約できました!」という声に変わっていき、そしてSNSには購入報告が溢れました。
でも同時に、転売も横行しているようで、どうなんでしょう…。
(※154000円より明らかに高い場合は購入は控えましょう。すぐ第二次ロットが流通するでしょうから)
(※※2026.8.12時点で、SNSではア〇ゾン購入の20式が発送されないというトラブルが多発しているそうです)
【とりあえず持ってみる】
というわけですぐショップに予約をし、ワシとしてはサバゲを始めてから初めて、通販でなく直接お店に、電車で往復3時間かけて銃を取りに行きました。
だって待ちきれなかったんだもん!
ああ~!
いい~!
うう~!
ええ~!
おお~!!
語彙がどこかに行ってしまいました。
コレに限らず、近年の東京マルイ製品は、箱からしてワクワク感を引き立ててくれます。
もちろん、数年経って売却する予定もなくなると、箱は廃棄してしまうのですが…。
ちなみに付属品はこんなふうに収められてました。
なかなか趣のある収納方法です。
とりあえず何も付属品をつけない状態でマガジンだけはめて持ってみました。
うん、金属感があっていい!
ヒヤリとしてズシリとして、いかにもテッポウという感じ!
そしてすごい剛性感!(ガスブロ89もかなりの剛性感でしたが、89はどうしても被筒がプラで僅かにギシギシしてました)
もっとも20式も引き金室部(ロワレシーバー)は樹脂なのですが、樹脂に何か混ぜ物をしたらしく、樹脂にしてはかなり固いです。
M-LOCK式のハンドガードはアルミの切削だそうですが、油断してるとエッジで指を切ってしまいそうです。
もともと20式が「次期小銃」として図面が公開されていた頃は、自衛隊の銃は89のほうがカッコイイよねと思っていたのですが、実際に目で見ると20式もカッコイイ!
【各部を見てみる】
素の状態の20式と89式(どちらもガスブロ)を並べてみました。
ぜんぜん違う形なのに、なんとなく似た匂いがするのはやはり、同じ豊和製だからでしょか。
ちなみに壁に立てかける時は、89式は床尾板の形状的に安定するのですが、20式は安定性が悪いので、立てかけ禁止ですねこりゃ…。
ところで構えてみると、89はストックが薄く、さらに右射ち向けにキャストオフといって銃床が少しくぼんでいるので、非常に構えやすい。
20は後述のように銃床の長さや高さを変えられますが、構えやすさは89のほうに軍配が上がります(ワシの体格の場合)
では詳しくみていきましょう。
20式は、あちこちの操作系が完全にアンビシステムになっていて、89は基本的に右利き用に作られていたのが、左右で使えるようになっています。
槓桿(赤)は分解時に引き抜いて、左右どちらに取り付けることも可能。
ボルトキャッチ(青)はM4のような形状になり、右側にもつきました(ビックリ)
マガジンキャッチ(黄色)も左右。
そして切替レバーも最初からアンビ。
ちなみに89にあった3点バーストはなくなり、ア→タ→レとなりました。
89より進化したのは、こういうボタン類を囲うリブがついたこと。
89は剥き出しだったので、誤ってボタンを押してしまうリスクがありました。
赤いのは規制子。
黄色は銃剣を挿すところですね。
青いのはグレネードランチャーを装着する時にでも使うのでしょうか。
前後のサイト(照星・照門)は脱着式の可倒式になりました。
なんとなく64式を髣髴とさせます。
簡易的なサイトになったのは、別で光学機器を載せることを前提として考えているのでしょう。
これは正解で、銃の寿命は長いものの、光学機器は改良サイクルが早くそして破損もしやすいため。
消炎制退器は三又上に穴が空いたタイプ。
89のあの消炎制退器は効果が高かったようで、アレをそのまま使ってもいいのになと思いましたが、もしかすると89は真横に発砲炎が出るので、閉所戦闘時に隣の隊員の顔に当たって危ないからとか?
このバレルの色味と質感はいいですね。
あと各種アクセサリをつけると見えづらくなるであろう、ガスピストン回りの造形もいい感じです。
ちなみに被筒はこのネジを緩めて外すのですが、ここは官品スリングの自在スライドをネジ回しに使えます。
いま試作中のうちのレプリカの金具も使えて一安心。
ワシ的にとても気になるスリングスイベルは、左右とも同じ。
黄色が、小さい丸穴の金具。
赤い部分には何もついてませんが、自分の好みで後述のスイベルマウントを装着します。
しかしまたこの後部のスリングスイベル金具が、穴径が小さい。
官品型スリングかHKフックでもないと装着が厳しい…というか、官品スリングのフックでさえちょっとキツい。
豊和さんも、ここの金具の径をもう少し広くしてくれれば、スリングの選択肢も増えると思うんですけど…。
注意すべきなのがストック根本のスイベルで、ここにフック金具をひっかけると、アッパーレシーバーの側面にフック金具のキズがつきやすいこと。
またこのストック基部のスイベルは、穴径はまだしも、ストック側がほんの少し厚く出っ張ってて、官品フックを通すのも一苦労。
ほんの1mmでもいいから、負い紐環を外に出してほしかったなあ。
【調整可能部を動かしてみる】
純正の前後サイトは可倒式で、64式だと触ればすぐ倒れたり立てたりできましたが、20式はロックレバーを引いて起こす/倒す仕組み。
フロントサイトの上下は89と同様。
リアサイトの上下左右も、それぞれのダイヤルを回して調整する方式です。
サイトは64式を思い出させます。
右側のマイナス頭のネジを緩めればレールから外せます。
伸縮式の銃床は、黄色い矢印のロックボタンを押したまま、伸び縮みさせることができます。
チークピースの上下は、このロックボタンを押しながら。
自分の体格やボディアーマーの有無などに合わせて調整できるようになったのはいいですね。
規制子はエアガン機能には関係ありませんが、いちおう動かすことができます。
規制子の脇に小さな突起があり、それを押しながら規制子を回せます。
あまり使い道はないですが、グリップの底部の蓋を開けることができます。
サバゲだと特に入れるものがありません。
【操作感を確かめる】
時代が進んでるので89より優れた部分が多いのは当然ですが、各部を見て見ましょう。
まずはグリップ。
なんの変哲もないようなグリップですが、まあまあ握りやすい。
素手だとチェッカリングがちょっと気になりますが、グローブをはめれば気になりません(M4系の純正のフィンガーチャンネルは、いちいち指に当たって痛いからキライ)
89はまあいいのですが、それでも右利き用で、左に持ち替えるとなんか変。
その点20式のは、なぜか左右どっちで握っても悪くない。
ただ、グリップの↓の部分が角ばっていて、ローレディから構える際に人差し指に当たって地味に痛い。
これまたグローブはめればそこまでではないのですが、ココ削っちゃおうかしら…。
お次は弾倉挿入口。
89はけっこうタイトで、電動ガン・ガスガンだとあまり気になりませんが、実銃89だと弾倉を挿入口に擦りながら入れる感触。
でも20式は、M4系のように少し口がラッパ状に広がっていて、弾倉が挿入しやすい。
これはかなりいいです。
そしてマガジンキャッチ。
ボタン自体大きくなって、使いやすくなりました。
ちょっとバネの力が強くなったような気がします。
ちなみに排莢口の直後には、M16に途中から設けられた「左射ちの際に薬きょうが顔面に飛んでこないようにするための突起」が設けられました。
89はこの突起がなかったですが、左射ちでも特に問題はなかったのでしょうか。
ちなみに89はここにダストカバーがあり、20式はそのダストカバーがないだけでもかなりいいと思います。
ボルトキャッチも、左側のものはM4のような形状になり、とても使いやすくなりました(89のは使いづらかった)。
ただこの左側のボルトキャッチはちょっと出っ張ってて、携行の際にお腹周りの装具にひっかかりそう…。
ちなみに切替レバーですが、アからすぐタにできるのはいいのですが、グリップを握った右手の親指で操作するのは、意識して親指を伸ばさないと難しい。
個人的には89同様に右側だけでもいいのかなあと思っています。
なぜかというと、左側にレバーがあると、お腹やお腹周りの装具に干渉するから。
もともと左側は右より高さの低いレバーになっていますが、さらにもう少し薄いレバーにしてもよかったのかなあと思います。
そしてレバーは新品のせいか、かなり渋い。
そのうちスカスカいくかしら。
ちなみに槓桿は左右どちらにも取り付け可能で、実際に陸自では左側につけているケースがかなり多いように思えます。
これには正解はなく、その人やその環境で異なってくるのですが、陸自で左側が主流になっている理由は、
*薬莢受けを装着した時に薬莢受けを開かなくても操作できる。
*銃を構えたり据銃時にすぐ引ける。
*伏射ちの練習の時に槓桿が引きやすい。
というメリットがあるからだそうで。
ただ、それまでの89や他の銃の慣れから、うっかり左手親指を槓桿にチョップされてしまう可能性もあり(←買った日に早速やった)、そこはかなり気を付ける必要があります(なのでワシはひとまず右に付け替えました)
また、射撃時に顔の前で槓桿が前後にバシャバシャ動くのは、邪魔じゃないんだろうか?と思ったりもしました。
でも左右どちらにも付け替えられるのは、いいことだと思います。
【通常分解】
こういう銃を買ったらまず分解したいと思うのはミリタリーマニアの性。
というか…取説を見ると、この20式は分解しないとHOP調整ができないので、結局は誰でも分解しないといけないのでした。
はあHOP調整めんど…。
通常分解は、おそらく89式よりも簡単で分かりやすい。
引き金室部(ロワレシーバー)前端のここのピンを、
付属のこういうもので押し下げます。
ちょっと固いので、プラハンとかで叩いてあげると抜きやすい。
右側にピンの頭が出るので、指でつまんで引っ張ります。
ここで注意なのですが、このピンは完全には抜けないように、反対側にひっかかって落ちないようになっています。
ただ、一度ピンが「カチッ」といって完全に引き出せたと思っても、もう1段階引き出せる余力が残ってることがあり、つまり完全にピンが右側に引き出せてないと、引き金室が外せないのです(←まあ、ワシがやらかしたんですけど)
で、完全にピンを右側に引き出したら、引き金室部が外せるようになるのですが…
マルイの取説だとただ外すという図になっているのですが、実際にはこうです。
引き金室部を下に下げられない場合は、ピンがひっかかっていると思います。
でもこれで引き金室部は外せます。
続いて銃床部は、やはりここのピンを押して右側に引き出します。
ピンが完全に左側に引き出せたら、銃床部を下に引き抜けます。
続いて、槓桿を後方に引きます。
後方に引き下げたところが、スリットが丸く膨らんでるので、そこに槓桿を合わせると槓桿が取れます。
あとはスライド遊底部を後方に引き抜くだけなのですが…
さきほどのピンが少しでも頭が出てるとスライドがひっかかって抜けません。
あとは複座ばねは引き抜くだけ(ここでは油が手につくのでバネは抜きませんでした)
ワシはよく分からないのですが、ボルト部分は重いようで、そのためにリコイルショックが強めだそうです。
ここまでやって、ようやくHOP調整が出来るようになります。
ここに指を突っ込んでダイヤルを回すわけですが・・・
回ってるんだかどうなんだか分かりにくく、実際に「あと少し!」という時はこのHOP調整はもどかしいだろうなあ…。
というわけで、HOP調整のたびにしなければならない通常分解はここで終わり。
組立は、分解の逆です。
ただし組立の際に1点注意があり、最後にロワレシーバーをはめる際、かなり力を入れてぐっと銃床側に押し付けてやらないと、連結ピンの穴が合わずにピンがなかなかはめられません。
これは20式の実銃でもそうなので、ぐっ!と押し付けましょう。
【各種パーツの取り付け】
*付属パーツ
実は、20式がいつか製品化されることを見込んで、いくつかの付属品を予め購入するかどうかかなり悩んだのでした。
グリポッドは付属するのか、スリングスイベルはどうなのか、M-Lockのフタはどうなのか、小さいレールマウントはどうなのか…。
結果として、製品に付属したのはM-Lockのカバー6個、M-Lockレイル中×1、小×2でした。
それらを、他の社外付属品を装着することを考えつつ、被筒に取り付けました。
付属のレールは、ちょっと質感がイマイチですが、どのみち何かを装着して見えなくなるのでいいでしょう。
ちなみにレールを取り付ける際は、M-Lock穴が若干大きいため、何も考えずにつけるとマウントが左右に傾いてしまいます。
まっすぐになるよう装着しましょう。
マガジンは、市街地訓練用機材ではPマグを模した専用品が付属していたので期待していましたが、残念ながらガスブロ89と同じものでした。
ちなみに20式用のものは塗装が若干黒っぽくなっています。
画像だと分かりませんが、↑の画像の左が89、右が20。
なので外観と雰囲気のために、いちおう対応可能なPマグレプリカを購入。
(DE AIRSOFTのNWS対応マガジン)
ただ、おそらくゲームに使うには、マルイ純正のほうがいいと思います。

*実物での純正装着パーツ
実物にも付属するからマルイ製も付属するだろうと思いきや、なんと付属しなかったのが、マグプルのスリングマウント。
これは予め購入しておいたので、装着。
ちなみにこのスリングマウント、官品タイプのフック金具をかけると、お互いキズキズになりますね…。
これは実物なので高いですが、スリングマウントが破損すると銃を落としてしまうので、安価なレプリカは避けましょう。
そしてもう一つ重要な、B&Tのグリップポッド。
これも製品化の際には付属すると思って、買わなかったのでした。
もっとも、実際の現職さんの訓練写真を見ていると、グリップポッドをつけていないケースもあるようで、必須ではないと思いますが…。
でもやはり官品と同じものがいいなと、慌てて買いました(協力してくださった某様、ありがとうございます)
このグリポッドは、2脚がフリーでぐるぐる回ります。
こんなぐるぐる動くと安定性が悪いのではと思ったらそうではなく、陣地に銃を据えて敵を迎え撃つ時に、2脚を出した状態で銃を左右に振りやすいのでいいのだそう。
ただ、89や64の二脚に比べると安定性が悪く、また高さも低くて弾倉をつけたままだとグリポッドの位置をかなり後ろに持ってこないといけません。
ちなみに装着の向きはどちらも見かけますが、一番最初にメディア公開された時は、レバーが左側になっていました。
でもこの向きだと、右射ちで左手で握ると、レバーが指に干渉することがあります。
なので逆側のほうがいいのかもしれません。
あとこれは、実際にサバゲでは使わない予定ですが、こういうセットアップがあったのでつけてみた…というフラッシュライト・レーザー照準器。
OTAL-Cとかいう照準器だそうです。
もちろんワシが買えるのはレプリカですが…
シュアファイヤのウェポンライト、多分こんなやつ…(当然レプリカ)
あとは重要な、ドットサイト。
陸自でAimpointのcomp5を採用しているので、そのレプリカを購入。
中くらいの高さのマウントのタイプで、前後の照星・照門を立てた状態でサイトを覗くと、レンズの中に純正のアイアンサイトが見えるので、万一のサイトのトラブルの時にもスイッチしやすい。
また小型軽量な事、QDマウントなので脱着が簡単なこと、単4の乾電池を使用することが利点です(レプリカです)
ちなみにサイト類は搭載位置を気をつけないといけません。
なぜなら槓桿を引こうとした際に、搭載位置によっては手がぶつかることがあるから。
ちなみにこのレバー部が逆側に来るようにマウントを逆にすれば、左槓桿でも干渉しなくなります。
当然その製品によって形状が違うので、装着時にはよく考えましょう。
【愛でまわそう】
これらのいろんなパーツを組み合わせて、素の20式と並べて撮りました。
やはりいろんなパーツがないと20式は寂しいなあ。
でも実際にサバゲをするなら、スリングマウントとドットサイトだけでいい気がします。
ご近所の目を気にしながら、誰もいない隙を見計らって撮影。
うん、カッコイイ!
でもこれ、簡単に倒れそうで怖いなあ・・・
(後編に続く)
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