おじさんよ立ち上がれ(ヨビジホ受験・その4) | ちょんまげインプの部屋

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これであなたも立派な変態。
今後ともどうぞよろしくっす。

(以前、ちょんまげのついたインプレッサに乗っていたのでこんなタイトルです)

 

*WEB試験

【機器が使えるか確認を】

(PCやスマホを用意)

新型コロナウィルスの感染拡大以降、試験会場に行くのは面接と身体検査だけで、筆記はWEB試験になっています。

予備自補のWEB試験についてはあまり情報がなく、また担当の広報官サマもWEB試験にお詳しくはなかったので、ここがIT音痴のワシにとって最大の鬼門でした。

まず、カメラ機能のあるパソコンかスマホが必要となります。

しかし普段リモートワークをするでも動画配信をするでもない身としては、PCのカメラ機能を使うのも初めてでした。

学科試験はまだしも、作文はスマホのフリック入力よりPCのキーボードのほうが圧倒的にやりやすいので(PCに不慣れな若い方はスマホのほうがいいと思いますが)、ワシは迷わずPCを選択。

(トラブルで焦る)

しかしここでトラブルが。

まず事前に案内されていた、事前の動作確認サイト(防衛省の)にログインしようとするも、IDが違うということで一向に入れません(原因は不明)。

しかも前述のようにぎりぎりの応募だったことに加えて郵便の送達に時間がかかったため、サイトに入れない事件は試験日の前日だったのです。

何度も確認してやり直して・・・を繰り返すもダメで、それで半日費やしてしまい、休日にイベント対応していた広報官サマに泣きつくと、

「事前確認サイトは飛ばして、直に受験サイトから受験を」

ということでした。

WEB試験は予め3日間が指定され、その3日のうちのどこかでWEBでログインして受験すればいいのですが、その1日目にさあ受験しよう!と思って受験サイトにログインしたものの、今度はPCのWEBカメラが認識しないという問題が。

いくら設定をいじって、防衛省サイトには「カメラ撮影を許可する」としているのに、まるでダメ。

そこでPC内蔵カメラのデバイスに問題があるのかもしれないとか、内蔵カメラ自体に問題があるかもと外付けWEBカメラを買って試したりしたもののやはりダメ。

そこで不利を承知でスマホにして挑戦してみるも、こちらもダメ。

受験可能期間3日のうち、初日をこれでほとんど潰してしまい。完全に進退きわまった形になりました。

もう受験を諦めようと思った時、試しにヨメのスマホを借りてみると、なんと作動する!

というわけでようやく、不慣れなうえに他人のスマホでのWEB受験となったのでした。

皆さんはお手持ちの機器でWEB試験がちゃんと受けられるかどうか、事前に確認しておきましょう・・・

 

【適性試験】

(スピードが命)

スマホは内蔵カメラで常に自分の顔(肩から上くらい)が映るように机にセットし、自分の背後に家族など他人が映らないようにします。

つまりスマホを机の上に自分に向けて斜めに置くという感じでしょうか。

カメラは常に動画を撮っているわけではなく、たまに静止画が記録されるそうです。

その定期的な静止画で、カンニングをしていないかチェックをされるのでしょう。

…というわけで適性試験を開始。

ちなみに一度開始ボタンを押すと一時停止なんてことはできないので、集中しましょう。

しかしワシの場合、適性試験を始めた直後に娘が「なにしてんのー?」と話しかけてきて焦りました(笑)

さて、性格診断的なやつはテンポよくチェックしていけばOK。

もちろん嘘はダメですが、深読みしないことも重要。

あとは簡単な感じや言い回しの試験も、そもそも選択問題だし普通に生活してきた人なら問題ないと思います。

あとは簡単な計算や空間認識も、さほど問題ないでしょう。

思ったより出題数が多いので、時間が早く過ぎてしまって焦りますが、こんな「そうそう間違えようもないところ」でつまづかないようにしましょう。

 

【学科試験】

(メガネは傍に置いておこう)

ワシは適性試験1を2日目の昼、適正試験2を2日目の夜にしました。

ここで大きなミスをしてしまいます。

なぜか適正試験2は文字が小さく、しかもスマホの文字が大きくできず、しかもそんな想定をしていなかったので老眼鏡(ゴメンネ!おっさんだから!)を手元に用意していませんでした。

WEB試験をスタートしたら一時停止はできず、また離席することもできないため、老眼鏡を取りに行けません。

なので目を凝らしつつ、読み間違えの可能性を抱いたままの試験となりました。

こういうことがあるのでWEBは嫌だったのです…。

 

 

(メモ用紙とペンも忘れずに)

まず国語は、過去問でもおおよその傾向は掴んでいたので、大体は正解できたなという手ごたえでした。

しかしやはり数学はワシには難敵で・・・

とはいえ傍においた紙とシャーペンで計算はでき(電卓とかはダメよ)、難しい問題は飛ばして、できる計算から解きました。

どうしても「は?なんすかそれ」という全く分からない問題も結構ありましたが、それは運を天に任せました(笑)

意外だったのが社会で、歴史・地理・政治・時事問題の4つのうち、2つを選択して解くことができるのです。

しかも問題を見て選ぶこともできるので、解けそうな出題のものを2つ選択すればいいので、これはサービスでしょう(笑)

 

【作文】

作文は3日間の期間のうち、最終日の夜に実施。

しかしここで大きなミスを犯しました。

それは長文をフリック入力するためにスマホを机に水平に置いたため、内蔵カメラに自分の顔があまり写っていなかったのです(終わりの方に気づいた)。

不合格としたらコレが大きな原因ではないかと思っていました。

ただ題材としては予想の範囲内で、過去の経験者の皆さんから聞いたこともあり簡単で、むしろ余計なエピソードを入れようとして文字数オーバーしすぎてやり直したりしました(笑)

とはいえ、鬼門だったWEB試験をどうにか終わらせることができ、出来はともかくさすがにほっとしました。

 

【WEB試験の良しあし】

受験する側としては、指定された数日間のうちの都合のいいタイミングで、しかも自宅で受験できるのはいいことだと思います。

それまでの実地の試験だと、まる一日試験会場に缶詰だったので、そういう物理的・精神的負担も減ります。

ただ、ワシがはまったようにPC・スマホの機器の不具合という問題が生ずることもありますし、ITに弱いおじさんも多いかもしれず、そこが我々世代に不利に働くかもしれません。

または機器はよくても通信の障害や、あるいはカンニングを疑われてしまうという恐ろしさもあります。

防衛省側としては、システムさえ作ってしまえば会場も試験官も不要なので、省力化としてはいいと思います。

ただ、やろうと思えばカンニングされてしまいかねないという問題が生じます。

やはりカンニング(をしないこと/させないこと)が肝(キモ)なわけです。

※経験者としてカンニングの手順もいろいろ考えつくのですが、ここでわざわざ公開しませんヨ。

これは想像ですが、カンニングの可能性も鑑みて、面接結果の比重が重くなってきてるのかもしれません。

なぜなら、普通は1次(筆記)試験があってその合格者から2次(面接)試験がありますが、予備自補試験は筆記も面接も同時だから。

つまり筆記もそうですが、面接もウェイトが重いと見ることができるのです。

なのでWEB試験はある程度の得点は必要ですが、筆記に自信がなくても面接で挽回できる余地は、絶対にあると思います!

 

 

(つづく)

 

[関連記事]

―準備編―

 

―準備編―

*その1「応募しよう」

*その2「試験準備」

*その3「試験勉強」

―本番編―

*その4「WEB試験」

*その5「面接」

*その6「身体検査」

―その後編―

*その7「合否発表その後

*その8「買い物」