こんにちは。
海遊書道教室の佐志田海遊です。
=============
お受験願書関連サービスは、現在満席のため募集を休止しております。
次回募集は10月を予定しております。
また、お子さまの夕方の定例レッスンは満席につき、新規募集は空きが出次第のご案内となります。
少人数制で丁寧にお稽古するため、このようにさせていただいております。
=============
以前の記事で、最近はダウンロードした願書を自作の封筒に入れて送る幼稚園や小学校が増えてきていることをお伝えしました。
願書を送る際、一般的によく使われるのは、A4用紙を折らずに入れられる【角形2号(角2)封筒】です。
※ 角形2号封筒 幅×高さ : 240×332mm
今回はこのサイズをもとに、幼稚園・小学校受験の願書封筒の書き方の一例と、封筒全体のバランスを整えるコツを写真付きでわかりやすくご紹介します。
初めて書く方でも、安心して取り組んでいただける内容になっています☺️
それでは、
「準備するもの → 封筒表面 → 封筒裏面」の順に見ていきましょう。
準備するもの
準備するものは、全部で6つです。
① 封筒✉️
ここでは、先ほどご紹介した角形2号(角2)封筒を使って説明していきます。
② 定規 (30cm・方眼定規)📏
④ 消しゴム
⑤ ペン(ゲルインクペンなど)
※マッキーなどの油性ペンやサインペンは、願書ではややカジュアルな印象に見えることや、裏移りの心配があるため、私は使っていません。
今回使用したペンはこちらです👇
⑥ ソフト下敷き
ペンで文字入れするときに使う、いつもおすすめの「ソフト下敷き」です。
封筒表面の作成
封筒は厚みがあるので、トレース台では文字を写すのが難しいです。
そのため、トレース台の使用はせず、まずシャープペンシルで基準線や文字を下書きし、上からペンでなぞったあとに下書きを消す――という流れで仕上げていきます。
①中心線を引く
定規を使い、シャープペンシルで文字を書く部分に縦の中心線を引きます。
線を引くことで、次の効果があります。
・文字が曲がらない
・書く位置の目安になる
※あとで消すため、筆圧はかけずに軽く引きましょう。
線を引く位置は、下の写真を参考にしてください。
※文字数や改行の有無によって、線の長さや位置は変わります。参考としてご覧ください。
▶線を引く位置の目安
②文字を書き入れる
あらかじめシャープペンシルで文字を下書きし、あとからペンでなぞります。
※ 自信がある方は、下書きなしでも大丈夫です☺️
▶シャープペンシルで文字入れ
📌宛名は住所よりも少し下げて書くとバランスが良いです。
📌文字の大きさは、「宛名 > 住所 > 住所の番地」の順にするとより整います。
③ペンで文字を仕上げる
下書きしたシャープペンシルの文字を、ペンでなぞります🖋️
▶ペンで文字入れ
(裏面作成中の様子です)
🔼 使用ペン🖋️ ゼブラ サラサ0.5
願書本体によく利用する 0.38 や 0.28 よりも、封筒には 0.5 が適度な太さでおすすめです。
これ以上太いと、裏面の文字がつぶれる可能性があります。
ゼブラ サラサ0.5👇
こちらは、速乾タイプのサラサ0.5 👇
なぞり終わった直後の、下書きを消す前の状態です。
ペンでなぞり終えたら、インクの乾きを確認してから下書きを消しましょう。
(速乾タイプのペンでも、念のため少し置いてから消すと安心です)
次は裏面の作成に進みます。
封筒裏面の作成
表面が乾いたら、裏面も表面と同様に①〜③の手順で進めます。
①中心線を引く
定規を使い、シャープペンシルで文字を書く部分に縦の中心線を引きます。
裏面には差出人の住所と名前を記載します。
中央に書く方法もありますが、ここでは封筒の左側に書く方法をご紹介します。
▶線を引く位置の目安
②文字を書き入れる
まず、シャープペンシルで文字を下書きします。
※ 書く文字に自信がある方は、下書きなしでも大丈夫です☺️
▶シャープペンシルで文字入れ
📌差出人名は住所の下寄りに書くとバランスが良いです。
📌文字の大きさは「宛名 > 住所 > 住所の番地」の順にするとより整います。
③ペンで文字を仕上げる
下書きしたシャープペンシルの文字を、ペンでなぞります🖋️
なぞり終わった直後の、下書きを消す前の状態です。
ペンでなぞり終えたら、インクの乾きを確認してから下書きを消しましょう。
(速乾タイプのペンでも、念のため少し置いてから消すと安心です)
これで裏面も完成です✨
しめマークを書く方はこちらを参考にしてくださいね 🔽
その他のポイント📌
■ 住所と宛名の位置
・表面の宛名(幼稚園名や小学校名)や裏面の差出人名は、住所よりも下げて書くと全体のバランスが整いやすくなります。
・封筒によっては、裏面の縦中央にのりしろがあります。
表面に宛名を書くと、この裏面ののりしろが段差となり文字が書きにくくなることがあります💦
そのため、のりしろの端ではなく、のりしろの中央に線を引くと書きやすく、おすすめです❣️
■ 文字の大きさ
・宛名は大きめに、住所はやや小さめに書きます。
・住所番地の数字は、漢字部分より少し小さく書くと整います。
※丁目や番地の表記 (例 : 1丁目2番3号/ハイフン)は、幼稚園や小学校のホームページやパンフレットに合わせましょう。
・住所の長い場合は、2行に分けて書くと封筒の下に余白が確保でき、全体のバランスが整います。
・幼稚園名や小学校名が長い場合は、書き出しの位置を少し上からスタートするなど調整すると、見た目がきれいに仕上がります。
※ポイント : 封筒の四方に余白を残すと、全体が整って見えます。
■ 書く順番(右利きの方)
・左側の宛名や差出人名を先に書き、その後に住所を書くと良いです。
右手を置くことで起こるインクのヨレやスレを防げます✨
■ 裏返す・消しゴムで消すタイミング
・下書きを消すときは、インクがしっかり乾いてから行いましょう。
・半日~1日置くと安心です。
おわりに✨
いかがでしたか?
ここでご紹介した書き方や手順は一例です。
どうぞご参考になさってください。
「これならできそう」と思った部分は、ぜひ取り入れてみてください。
特に、あらかじめ線を引いておく下準備は、つい面倒に感じて敬遠されがちですが、これだけでも仕上がりの印象をぐっと変えてくれます❣️
少しでも安心して願書準備を進めていただく一助になれば幸いです☺️
・・・・・・・・・・・・・・・・
お受験願書の作成に
こちらの2つを
『必須グッズ』として
おススメしています。
悔いのないお受験をされることを
お祈りしております。
・・・・・・・・・・・・・・・・