こんばんは。
海遊書道教室の佐志田海遊です。
関東は梅雨入りしましたね
じめじめした空気の中でも
気持ちは前向きにいきたいところです
さて、6月中旬の今、
願書はまだ構想段階という方が多いですよね。
そこで今回は、少し早めの
願書を書く際の「8つの心得」をお伝えします。
これら8つの心得は、
海遊書道教室の【お受験願書レッスン】をご受講いただく方にもお伝えする予定の内容です!
以下、以前の記事に加筆修正をしたものです。
過去、9月に書いた記事なので
直前感がリアルに出ています。(特に冒頭部分)
8つのうち、1つでも取り入れられそうなところがあれば嬉しいです☺️
それでは、どうぞ。
ここから🔽
お受験の願書の清書に取り掛かっている方も多くいらっしゃると思います。
ということで
今回は、お受験の願書を過去2人分(娘と息子)書いてきて
願書の代筆・見本作成・文字添削の指導も行っている私が
「丁寧な願書記入の心得」
について、まとめてみたいと思います。
心得は8つです!
何かしらお役に立てますように
では参りましょう!
1.ゆっくり、丁寧に、心をこめて
まず一番大事なことは、「心をこめて丁寧に書く」こと。
でも、「心をこめて」と言われてもどこか抽象的で
「どうすればいいの?」と思われるかもしれません。
こういうのは、まずは、"型” から入ってみるのがいいと私は思っています。
少し私事になりますが
昔、ほんの少し茶道を習ったことがあります。
体験された方ならご存じかと思いますが、茶道には、一つひとつの所作に"決まり” がありますよね。
正直、当時の私はこう思っていました。
「めんどくさいなぁ…」
「まどろっこしい」
「お茶を飲むだけなのに、意味あるの?」と。
生意気でした🙏
でも、何度か通ううちに気づきました。
型を沿って丁寧に行うことと
形だけ真似るのとでは、
まったく別物になると。
「型」と聞くと堅苦しく感じるかもしれませんが
小さな違いの積み重ねが人の心に届くものを生み出すのだと思います。
願書も、それに似ています。
細部に気を配りながら丁寧に書いていくと
読む方に好印象を残せる願書に
仕上がっていくと思うのです。
(言うまでもなく、文章内容は大切ですよ)
一点、一画を丁寧に。
トメ、はね、はらいを意識して、一文字ずつに向き合う。
不思議ですがそうしていると自然と「心のこもった字」が書けていますよ。
これは私の考えですが…
たとえご自身で「美文字」と思えない字でも問題ないと思います!
まずはゆっくりと丁寧に書くこと。
そうすれば読む方に「本気の気持ち」はきっと伝わります。
海遊書道教室でレッスンを受けられる方は、練習を重ねていくと、文字も自然と整っていきますよ☺️
2.書く前に、机と手をチェック
願書は、予備に限りがある大切な用紙です。
汚さないように✨
家事や育児の合間に取りかかる方も多いかと思いますが、手が濡れていないかも確認してくださいね。
3.願書の端、折れにご注意!
夢中で書いていると腕やトレース台の段差で、用紙の端が折れてしまっていた…なんてことが案外あります。
私も以前、トレース台と机の段差で願書の端が少し折れてしまっていた…という経験がありました。
特に下側の端は視界に入らないので、要注意です。
こちらを防ぐにはA3サイズのトレース台の使用がおすすめ。
願書がすっぽり収まり安心感がありますよ☺️
(この記事の下で、トレース台のご紹介をしています↓)
4.誤字・脱字・送り仮名を見直す
ちょっとでも不明な字があれば
面倒でも調べてください。
(今はスマホなどで簡単に調べられますね)
送り仮名の間違いにもご注意ください。
よく見受ける書き間違いがありますので、書いておきます。
〇 賜(たまわ)る (× 賜わる)
〇 当たる (× 当る)
〇 少しずつ (× 少しづつ)
〇 1つずつ (× 1つづつ)
〇 大いに (× 多いに)
異なる
関わる
浮かぶ
分かち合って…
なども、送り仮名の誤りが起きやすい言葉です。
清書に取り掛かる前に今一度、ご確認くださいね。
自分では気づきにくいので、第三者に見てもらうのも有効です。
5.声に出して確認しながら書く
きれいに書こうとするとどうしても、そこに意識がいってしまい、「1行 飛ばしていた!」という失敗、意外とあります(私も経験済み💦)。
清書をするときには、
声に出しながら書くと、ミスがぐっと減りますよ☺️
(唾液が飛ばないようだけご注意くださいね…)
6.定規はティッシュで拭いてから
願書では、
- 該当部分を定規で囲む
- 通園・通学経路を書く(定規を使うと見た目が整います)
…という作業も "あるある" ですよね。
面倒に思えても線を引くたびに、定規のペンが当たる部分をティッシュでオフするのがおすすめです!
というのも、前に使った時のインク汚れが定規に残っている場合があるからです。
ちなみに余談ですが、
書いた文字の上に定規が重なることが多いため、
私はいつも、一通り願書を書き終えた最後に
半日~1日ほど願書を乾かしてから
定規を使うようにしています。
7.インクの滲み・擦れに気をつけて
たとえ、「速乾」を謳うペンだとしても油断大敵です。
念には念を入れて書き終えてしばらくは裏返さないようにしましょう。
ちまみに、私自身、今期は、ユニボールをよく使用しました!
ペンは、もしもの時のために
予備に数本用意しておくのがいいと思います。
ゲルインクペンは、
本当に使いやすくておすすめです。
インクに艶があり、見栄えもします。
それなのにインクの渇きが早いのも嬉しいポイントです☺️
8. 手汗&手の位置に注意!
清書に取り掛かる時期はまだ残暑が厳しい頃
書き進めるうちに緊張からも手汗が出てくることもあります…
手指で願書を押さえる時は
必ず、文字が書かれていないところに!
(右利きの方は、左手の位置にご注意を)
また、ペンを持つ手の小指側が紙に触れる部分にティッシュを敷いておくと
手汗で紙がよれたり、手の温度で、インクが滲むのを防げますよ。
こんなふうにちょっとした工夫で予防できます↓
以上が受験願書を書くときの8つの心得でした。
いかがでしたか?
細かいことのようでいて、どれも大切なポイントばかりです。
落ち着いて、ひとつずつ丁寧に取り組んでみてください。
普段、ここまで緊張感をもって書く書類は
なかなかありませんね。
願書は
適度な緊張感のもとで
丁寧に書かれたものが、やはり好印象につながると私は思っています。
書いている最中は途中で休憩も忘れずに🍵
書き終えたあとは、インクが乾くまで
手の届かない場所でそっと保管してくださいね。
そして、しばしゆっくりなさってください♡
目・肩・腰への負担もありますし、書いている最中は、気づかぬうちに呼吸が浅くなっていることも…。
緊張や集中で首や肩がバキバキに…という方も多いのでは?!
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
この記事が願書づくりの一助となりますように✨
そして、納得のいく願書が仕上がりますように
心から願っています。
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お受験願書の作成に
こちらの2つを
『必須グッズ』として
おススメしています。
悔いのないお受験をされることを
お祈りしております。
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