『昔の話』というシリーズの中で書いている元夫の家族に関する事やママ友関係の話は今から20～35年前の事で今現在の事ではありません。
結婚して夫の実家で義両親と同居していた時
私は嫁ではなく完全に家政婦で
美術館のような大きな家の掃除と
家族全員の食事の用意（朝・昼・夕）に追われていました。
しかも、特に大事な用がある時以外
実家に帰ったり、遊びにいったりできないという
囚人のような生活を送っていたんですが
親戚の叔母さん(父方)が急死してしまったため
実家に帰ることになったんです。
叔母さんの死因は交通事故によるもので
仕事の帰り道、暴走車に突っ込まれて
数十メートル飛ばされ即死だったそうです。
つい昨日まで元気に暮らしていた叔母さん。
その叔母さんがある日突然亡くなったと言われても
誰も信じられませんし納得なんかできません。
叔母さんには当時まだ高校生の息子がいて
しかも女手一つで育てていたんです。
「死んでも死にきれない」とはまさにこの事だと思います。
そして私はそういう事情を
義母に全部伝えてから実家に帰ったんです。
実家に戻ると、近くに住んでいた母方の叔母さん家族が来ていて
みんな号泣でしたが、それは当たり前です。
ウチの両親も姉も妹も全員号泣するしかありませんでした。
そんな最中にかかってきた一本の電話。
義母からでした。
アキさん！？
もうすぐ夕食なんだけど！
アナタ！
わたくし達の夕食はどうする気なの！？
知りません!!!
初めての方はこちらからお読みなると分かりやすいかと思います。
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