出会ってから５日後、初めてデートをした私と元夫。
夫は下心丸出しの言動を取ることなど一切なく
照れた顔をしながら色々な話をしてくれました。
照れた顔をしながら色々な話をしてくれました。
自分の氏名・生年月日から、
仕事の内容・住んでいる所・家族構成なども私に教えてくれました。
仕事の内容・住んでいる所・家族構成なども私に教えてくれました。
多分フツーだったら「え？住んでるとこヤバくない？」とか
「え？その会社ってまさか・・・」とか
「もしかしてとんでもないお金持ち？」ということに気づいて
こちらから色々と質問をするところだと思うんです。
でも世間知らずな上、結婚に無頓着・無関心だった私が取った態度は
「そうなんですか」
のみ（苦笑）
元夫が何の仕事をしていようが、どこに住んでいようが
特に興味もなかったので、夫の話をただただ
「ふ～～ん」
「へ～～」
「へ～～」
っと聞いているのみだったのでした。
でも、日が暮れてきて「もうそろそろ帰りましょうか」となった時、
元夫が突然私にこんなことを言い出してきたんです。
元夫が突然私にこんなことを言い出してきたんです。
初めて知り合ってから数日しか経っていなくて
お互いのことをまだ全然分かっていないのに
こんなことを言うのはおかしいと思われてしまうかもしれないけど
本当に真剣な気持ちなので僕の話を聞いてください。
僕は「跡取り」ということや弟の方がもう結婚が決まっていることもあって
親や親せきから「早く結婚しろ」とずっと言われ続けてきたんです。
親や親せきから「早く結婚しろ」とずっと言われ続けてきたんです。
お見合いも強制的に何度もさせられて
色んな女性の方とお話をさせて頂いたんですが
「結婚したい」と思う女性に出会えたことは一度もありませんでした。
色んな女性の方とお話をさせて頂いたんですが
「結婚したい」と思う女性に出会えたことは一度もありませんでした。
でもアキさんと出会った時
「この人とどうしても結婚したい」
「もし今この人と結婚できなかったら自分はもう一生結婚できないかもしれない」と思ったんです。
「この人とどうしても結婚したい」
「もし今この人と結婚できなかったら自分はもう一生結婚できないかもしれない」と思ったんです。
「絶対に幸せにする」なんていう約束はできません。
でも「一生大切にする」ということだけは約束します。
でも「一生大切にする」ということだけは約束します。
だから、僕と結婚してくれませんか？
結婚なんてのは若いうちにしなきゃダメなの
物事の分別がついたらできないんだから
これは先月亡くなった樹木希林さんが残した言葉です。
「自分が結婚したいと思う相手が現れた時に結婚すればいい」
「それが30代であろうと60代であろうと関係ない」というのが私の持論ですが
樹木希林さんのこの言葉もある意味当たっていると思っています。
元夫と出会った時、私が20代後半とか30代とかで、
世の中のことをもっともっとよく分かっていて
「結婚というものがどういうものか」
「夫の両親と同居するというのがどういう事なのか」
「夫の両親と同居するというのがどういう事なのか」
こういったことを十分理解できていたなら
元夫と結婚しようなど絶対に思わなかったはずですし
この時のプロポーズもはっきりお断りしていたはずです。
元夫と結婚しようなど絶対に思わなかったはずですし
この時のプロポーズもはっきりお断りしていたはずです。
でも、結婚に関して全く無頓着で無関心で無知だったこと
「まだまだ若くて怖いもの知らずだった」ということ
「きっと今が自分の人生を変えるべき時なんだろう」「結婚するなら今しかない」という思い込みをしてしまったことなどが重なって
はい
よろしくお願いします
と、プロポーズをOKしてしまったわけです。
多くの方々から
「もしかして騙されて結婚しちゃったんじゃないですか？」
「結婚するまではいい人だったのに結婚後に本性を現したとか？」
といったご質問を頂いていましたがアタリです(笑)
でもちょっとだけ違うのは「結婚後に本性を現した」という部分。
実際には結婚式を挙げる前、
元夫はすでに本性をチラチラと出してしまっていて
私は途方もない不安を抱えていたんです。
でもこの時、約1000枚の招待状はもう全て送られた後で、
招待客の中には著名な国会議員や
日本を代表する大企業の会長さん社長さんなどが大勢含まれていました。
「結婚をやめる」などということが許される状態では到底なく
私に残された道は「結婚する」ということしかなかったのです。
その結果、私は地獄よりもっと悲惨な生き地獄を経験することとなったわけですが
「じゃあ結婚しなかった方が良かったのか」
「結婚したことを後悔しているのか」といったらそんな事は1ミリも思っていません。
もし元夫のプロポーズを受けていなかったら
私の娘も息子も今この世に存在していないからです。
繊細で心優しく、人や動物に対する思いやりの気持ちに溢れ
卑怯なことや曲がったことが大嫌いな娘と息子。
「もし元夫と結婚していなかったら娘や息子はこの世にいなかった」と想像しただけでゾッとしますし
「娘や息子が今こうして存在してくれることが何より一番嬉しいし自分にとって一番の幸せ」と感じながら毎日生活しています。
もしあの時、K男が仕事で失敗していなかったら
元夫がホテルのラウンジに来ることはなかったはずですし
もしあの時、E子が元夫を引き留めていなかったら
私と元夫がデートの約束をすることもなかったでしょうし
そして、私の娘と息子がこの世に生を受けることもなかったわけです。
そう考えると、K男にもE子にも、
もちろん元夫にも感謝の気持ちでいっぱいです。
偶然の出会いに「ありがとう！」と大声でお礼を言いたいですし
そして出会って５日で結婚をOKしてしまった若き日のおバカな私にサンキューです！（笑）
