私が若い頃からずっと注意しているのが姿勢です。
座っている時も立っている時も歩いている時も
できるだけいい姿勢でいることを常に心がけてきたせいか
姿勢については誰からもお褒めの言葉を頂いています。
中でも一番印象的だったのは今から30年ほど前、
お茶の水にある大病院に行った時のことです。
その日ロビーには診察の順番を待つ大勢の患者さんがいて
私もその中の一人でした。
私もその中の一人でした。
やっと自分の名前が呼ばれて診察室に入り
椅子に座るやいなや、先生が突然・・・・
さっきロビーの横を通ったんですけど
あんなに人が大勢いたのに貴女の姿がパッ!と目に入ったんですよ
あんなに人が大勢いたのに貴女の姿がパッ!と目に入ったんですよ
あまりに姿勢が美しくて
今もそうですけど本当に素晴らしい姿勢ですよね突然のことだったので焦るし恥ずかしいしでアワアワしましたが
病院の先生からこんなお褒めの言葉を頂けるなんで嬉しいことですし
「美しい姿勢は一瞬で人の目を惹きつけることができる」という新たな発見ができたのでした。
このお話は私が中学生だった時のことですが、
教室の中に入って自分の席に向かって歩いていたら
クラスの男子数人が私の方を見てなぜか笑っているんです。
(え?私?私のこと笑ってる?何で?)
と不可解&不愉快な気持ちで席について授業を受けた私。
でもその理由はすぐに判明しました。
授業が終わって休み時間になった時
バスケ部のエースでクラスのリーダー的存在だったY君が私のところにきて
「アイツらさっきお前の事みて笑ってたろ?」というんです。
「うん。笑ってた。やっぱり私の事だったんだ?」
「そう」
「何で?」
「お前の歩く姿ってさ・・・」
「うん?」
「ゴリラみたいなんだよ」
今考えても人生の中でこんなに固まったことはないと思います。笑
おそらくこんな顔だったはず。笑
固まった私を見たY君、
相当慌てたのか、次から次へといらん亊を言い出しました。
相当慌てたのか、次から次へといらん亊を言い出しました。
「だってさ、ホラ!
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
立てばシャクヤク座ればボタンなのに
歩く姿がローランドゴリラじゃ勿体ないだろ?![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
」
「あ!知ってる!?![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
歩く姿がローランドゴリラじゃ勿体ないだろ?
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
「あ!知ってる!?
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
ローランドゴリラの学名って
ゴリラゴリラゴリラなんだよ!![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
」
ゴリラゴリラゴリラなんだよ!
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
知りませんけど?
ってゆ~か誰も「ローランドゴリラ」なんて言っていないと思うんですけど?
「それにさ!ゴリラって見た目と違って凄く繊細で優しいんだって!
![泣く](https://emoji.ameba.jp/img/user/sa/satokeke/107298.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
なるほど。つまり私は見た目もゴリラ、性格もゴリラだと。
つか、Y君・・・
君なんで涙目なの?(笑)
女子中学生といったら繊細で多感でただでさえ傷つきやすい年頃ですから
「ゴリラみたい」と言われるだけでも死ぬほど恥ずかしい事なのに
それをよりによって同じクラスの、しかもY君から言われてしまったので
ショック死寸前になるほど恥ずかしかったわけです。
でも大人になってよく考えてみれば、
「意を決して私に本当の事を教えてくれたY君の方がどれだけしんどかったか」
と思う様になりました。
Y君は男子たちが以前から私のことを
「アイツの歩くカッコ、ゴリラみたいだよな」と笑っていた事を知っていて
Y君自身も「歩く姿勢が悪いなぁ」っとずっと気にしていたんだと思うんです。
でも私が「自分が笑われている」と気づいたのを見て
きっと「もう言ってあげなきゃダメだ」と思ったんでしょうね。
本当だったらスルーしたって全然構わなかったのに。
Y君は男子たちが以前から私のことを
「アイツの歩くカッコ、ゴリラみたいだよな」と笑っていた事を知っていて
Y君自身も「歩く姿勢が悪いなぁ」っとずっと気にしていたんだと思うんです。
でも私が「自分が笑われている」と気づいたのを見て
きっと「もう言ってあげなきゃダメだ」と思ったんでしょうね。
本当だったらスルーしたって全然構わなかったのに。
それに、後になって気づいたことですが、Y君
「立てばシャクヤク座ればボタン」って言ってくれていたんですよ。笑
ゴリラショックでそこが吹き飛んでしまいましたが
人生の中で異性から容姿の事を褒められたのはこの時が初めてでした。
陰で笑われていた私に本当の事を教えてくれたY君。
私が人から褒められるくらい良い姿勢になった、そのきっかけを作ってくれたY君。
多分、この先も会うことはないとは思うけど
もしも何らかのご縁があって再び会うことがあったら
あの時のお礼を言いたい思っています。
ま~、あっちはそんなこと覚えていないかもしれませんけどね
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
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