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『昔の話』というシリーズの中で書いている元夫の家族に関する事やママ友関係の話は今から20~35年前の事で今現在の事ではありません。
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こちらの続きです。
朝、目が覚めると同時に
私にしがみついてきた子供たち。
今にも泣きそうな顔をして
私に「ギュッ!」っとしがみついています。
この時、私の頭の中では
こういう迷いがありました。
どうしよう・・・
きっと逃げるなら今なんだろう・・・
このまま子供たちを連れて実家に逃げてしまおうか
でもこのケガでは子供を見送るふりをして歩いて家を出るのは無理だし
タクシーを呼んだら絶対バレて「どこに行くんだ!」っていうことになるだろうし
どうしよう・・・
どうしたらいいんだろう・・・・
それに一刻も早く病院に行かないと
顔と脚がみるみる内に腫れあがってきてる・・・
跳び蹴りされた時に強打した背中と腰にも凄い痛みがあるし・・・
そんな風に悩んだ結果
とにかく子供たちは学校に行かせよう
その後すぐ病院に行って診察を受けて
診断書を書いてもらおう
「どうしたらいいか」はそれから落ち着いて考えよう
こういった結論に至ったのでした。
子供たちに支度をさせてどうにか玄関まで見送った私。
不安な顔をして無言のまま
私の顔をジッと見ている子供たちを
「大丈夫だから」
と笑顔で励ましました。
すると、突然私の手を握ってきた息子。
「心配しないで行っておいで」
と、息子の小さな手を握り返してあげました。
でもそれが息子の手のぬくもりを感じられた最後の瞬間になるとは
まさかこの瞬間が息子と暮らした最後の瞬間になるとは
この時の私には全く予想できなかったのです。
つづく
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