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こちらの続きです。

 

卑怯で下劣!ゲス過ぎる上司を成敗

 

 

 

あの騒動の数日後

私の携帯に一本の電話がかかってきました。

 

でも登録していない見知らぬ番号だったため出ずにスルー。

 

 

 

ところが留守電に残されたメッセージを聞いてビックリ!

 

留守電の主は本店外商部のSさん(女性)

 

 

 

本店外商部のSさんというのは

元夫の家の外商担当者の一人で

私の立場や私の苦労というものを

完全に理解してくれていた

数少ない人の中の一人でもありました。

 

 

義母と百貨店に行ったら大惨事に

 

 

 

 

若奥様

大変ご無沙汰をしております。

本店外商部のSでございます。

 

本日は重要なお話がございまして

お電話させて頂きました。

 

実はCマネージャーの件でぜひ

若奥様にお話させて頂きたい事がございますので

また後ほどお電話させて頂きます。

 

 

 

それを聞いた私はすぐ

折り返し電話を入れてみることにしたんです。

 

 

その結果、分かったのはこういった事でした。

 

 

 

〇〇支店の〇〇店にクレーム詐欺女が来て

無謀な要求をしてきたのにCマネージャーが

その女の言いなりになってケーキを欲しいだけ持たせてしまった事と

  

その件について私が退職してまでCマネージャーを叱責し

「ただでは済まさない。マスコミにリークする」と言い残した事と

 

そういった一連の事件が〇〇支店の従業員たち全員の知るところとなり大騒ぎになった事と

 

今まで何も言わずに我慢していた従業員たちから一斉にCマネージャーに対する批判や不満が噴出して大混乱になった事と

 

Cマネージャーが今まで誰にどういったパワハラやセクハラをしてきたかが露見してしまった事など、それら全てが本店上層部の耳に入り本店が大激怒している・・・ということでした。

 

 

また、その一連の騒動を知った外商部のSさんが

「退職してまでCマネージャーを叱責したのは〇〇家の若奥様」

「本店外商部にとって一番大切な顧客である〇〇家の若奥様をそこまで激怒させて、その責任をどう取ってくれるのか」

と本店上層部に猛抗議した事も分かりました。

 

 

そしてSさんから

「この件はわたくしが責任を持って必ずきちんとした処分を行ってもらいます。

ですのでマスコミにリークする件はご勘弁頂けないでしょうか」

と懇願されたのでは「分かりました」というしかありませんし

Sさんが間に入ってくださるなら間違いないと思い、

後のことはSさんにお任せすることにしたのでした。

 

 

 

その結果、Cマネージャーは閉店が内部決定していた某支店に

平社員として左遷させられ、その後リストラされて事実上の解雇となりました。

 

 

 

 

 

 

Cマネ、本当はこういう顔でした。

 

 

※響・長友さんには心からお詫び致します。

 

 

 

でも私が不思議に思ったのは

「Cマネージャーを叱責したのが私だったと、

どうしてSさんが知っていたのか」という点です。

 

その事についてSさんに尋ねてみたところ、

 

「〇〇支店に用があって出向いた時、

帰り際、得意様用の手土産を買うため

食品売り場に行ってみたら〇〇店に

若奥様がいらっしゃってとても驚いた」

 

ということでした。

 

 

 

 

でもSさん、

ご存じの通り私はもう〇〇家の人間ではありませんから

もう若奥様でもないんですけど(苦笑)

 

 

いいえ、

若奥様は今でも〇〇家の若奥様です。

 

 

どうしてですか??

 

 

〇〇家には若奥様の息子さんが残られていますよね?

 

 

ええ、そうです。

 

 

もう一人暮らしでも何でも出来る年齢ですし

何でも出来るお立場なのに

なぜずっと〇〇家に留まっているのかご存じですか?

 

 

ええ、知っています。

かなり前のことですけど息子に

「あんな家から出て私の所に来ればいいのに。

もしくは一人暮らしするとか」と言ってみた事があるんです。

そうしたら息子が

「あの人たちだけに任せていたら

財産を全て失うことになるだろうから

自分が守るんだ」って。

 

 

そうですね。

確かにそれもあると思います。

でも本当の目的は違いますよ。

 

 

は?どういうことですか??

 

 

若奥様のお立場を守るためです。

 

 

ええ??

どういうことでしょうか???

 

 

 

あの家に息子さんが居続けるということは

将来的に息子さんがあの家のご当主になられるということです。

つまり若奥様は〇〇家当主の

御母堂様ということになるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は以前わたくしも息子さんに同じ事をお聞きした事があるんです。

「若い時は一人暮らしに憧れるものですが、そういう事を考えられたことはないのでしょうか」とお尋ねしたところ

「もちろん憧れますよ。本当なら今すぐにでもこの家から出て行きたいです。

でも僕がこの家を守ってこの家を継げば、母の立場はずっと守られますから」と言って笑っていらっしゃいました。

 

本当にあんなに立派な息子さんになられて・・・

 

若奥様のご苦労の賜物ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだったんだ・・・・

 

 

私、何も知らなかった・・・・

 

 

 

 

 

 

息子よ・・・

 

 

 

お前のおかげで・・・

 

 

 

私は・・・・

 

 

 

私は・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
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