初めての方はこちらからご覧になると分かりやすいと思います。
↓
結納と結婚式を急がせた元舅姑!元夫と元義父母が私に仕掛けたワナ③
元夫のあるひと言で態度が急変した私の両親『元夫と元義父母が私に仕掛けたワナ④』
私の両親をまんまと騙した元舅姑の手口『元夫と元義父母が私に仕掛けたワナ➄』
元夫と結婚することが決まった事を家族以外で初めて話したのは親友のN子。
私の話を聞いたN子の反応は想像通りでした。
ちょっと~~!冗談でしょ?
「結婚なんか全然興味ない。
結婚なんかしなくても別にいい」ってあんなに言ってたくせに(笑)
しかも出会った直後に結婚の約束するなんて
ちょっと信じられないな~~
本当に大丈夫なの?その人
一回会わせてみてよ
気が強く、気性が激しく、超辛口で誰にも臆さずズバズバとものを言うN子
学生時代、職員室の方に向かって歩いていたN子の姿を見た教師Aが職員室に駆け込み
「N子が来る!」と叫んだとたん担任がスリッパのまま窓から逃げたという逸話をもつ伝説の女です。
そんな女に元夫を会わせた日にはどんな事を言われるか分かりません。
さすがの私も、
「もちろんN子には紹介するよ?でも絶対に面と向かって変なこと言わないでよね」
と釘を刺しておきました。
N子に夫を紹介する日、
元夫が用意してくれたのは、ちょっとお洒落な居酒屋。
「あんまり気取ったとこよりこういう店の方が気楽に話せていいだろ?」
という元夫の言葉を聞いて
「本当によく気がきくよな~」
「お金持ちなのに気取らない人で本当に良かった」と、ここでも感心してしまった私(苦笑)
美味しいお酒と美味しい料理を頂きながら3人で色々な話に花が咲き、
元夫の話を「へ~~!そうなんですか!」「それって凄くいい事ですよね~!」と
感心したように聞き入るN子の姿を見て
(良かった~!N子も気に入ってくれたみたいだし安心だ~)
などと胸を撫で下ろしていたんです。
ところが・・・・
元夫が帰り、私とN子の2人きりになったとたん・・・・
アキちゃん!
あんたマジ!?
本気であの男と結婚する気なの!?
私にしたらもうただただビックリ仰天。
青天の霹靂です。
え?え?何で?
だって〇〇君(元夫)とあんなに楽しそうに話してたじゃん!?
〇〇君のこと凄く褒めてたし
なのに何で!?
アタシびっくりしたわよ!
今まで生きてきてあんな粗野な感じの男見たの初めて!
もうゾッとした!
背筋が凍り付いた!
粗野!?
〇〇君(元夫)が!?
※「粗野・粗野な」=下品 ・ 品位に欠ける ・ 下劣な ・ 野蛮な ・ 低俗な ・ 卑しい ・ 乱暴な ・ 気の荒い ・ 喧嘩っ早い
私の両親にさえ「こんな好青年はいない」と言わせた元夫。
そんな元夫がいつもの様に、ちょっと照れた顔でニコニコと微笑みながら
物静かに話をしていただけなのに・・・
しかもN子だってニコニコしながら話をしていたのに・・・・
何でN子はそんなことを言うんだろう・・・
頭がパニックになっている私にN子がダメ押しの一言。
そんな金持ちの家の長男ともあろう者がどうして一般家庭の娘を嫁にしようと思ったのか、
何で出会ってすぐプロポーズしたのか不思議でしょうがなかったけどハッキリわかった。
あの男、アキちゃんの見た目が気に入っただけなんだよ。
おそらく見た目が「どストライク」で他の男に絶対取られたくなかったんだと思う。
アキちゃんを見るあの男の目・・・・
ギラギラした目で今にもヨダレ垂らしそうな顔してアキちゃんのこと見ててゾッとしたわ!
・・・・!!
もう結婚するって決まっちゃったんだから
今さら私がこんなこと言っても仕方ないけどさ
アキちゃん、あんたあの男と結婚したら絶対幸せになれないよ
必ず地獄見るから
N子のことを「気が強く、気性が激しく、超辛口で誰にも臆さずズバズバとものを言う」と説明しましたが、もうひとつ言い忘れていたことがありました。
それは、「人の本質を見抜く目を持っている」ということ。
そのことは子供の頃からN子と共に生きてきた私にとって
嫌というほど十分わかっていたことでした。
それなのにこの時だけはどうしてもN子の言葉に耳を貸すことができなかったのです。
つづく。