2022年の鑑賞本数は43本。

40本の大台に乗ったのはいつ以来だろうと調べたら、今から38年も前の1984年、大学2年の時以来だった。観賞本数が増えた理由は、コロナ禍において都内のミニシアターに足を運ばなくなった事で鑑賞機会を逸する作品を、近隣の映画館が上映してくれた事に尽きる。43本中、神奈川県外で観た作品は僅かに3本。

特にあつぎのえいがかんkikiさんの存在が大きい(今年は8作品を観賞)。観たい作品は十人十色の中、決して最大公約数ではない作品群を短期間限定公開する事で、集客率を確保するだけでなく、我々映画ファンの「あの作品が観たい」という願望の実現率が極めて高い映画館。加えて細かな点(観賞環境、飲食、パンフレット)への目配りが素晴らしい。じゃ通えませんが、同じ県内にそんな映画館があってくれるお陰で本当に重宝しています。

 

特に心に残った作品は、

①偶然と創造

②ベイビーわるきゅーれ

③恋は光

④トップガン マーヴェリック

 

と、この年も邦画が上位を占めた。①は濱口竜介監督作品の中で今後更に評価が上がる作品であると確信しています。残りの4話の映像化が待ち遠しい。②は2022年最大の収穫ともいえる作品。本作を少年ジャンプに連載中の「SAKAMOTO DAYS」になぞらえましたが、こちらもただいま絶好調。負けずに今年公開予定の続編でもパワーを維持して欲しい。③はこれぞ「拾い物」。幸せな気持ちで劇場を後にできる作品が一番の私にとって、良く出来たハートウォーミングな作品との出会いは本当に嬉しい。原作(漫画)物ではありますが、この作品の世界観を作り上げた小林監督に拍手を送りたい。

この3作品とも監督が脚本も書いている。やっぱり映画はそうでなきゃ。単なる商業映画か否かのリトマス試験紙になりうるポイントだと思います。

④は今更言う事なしですね。次点は「チケット・トゥ・パラダイス」かな。

2023年も素敵な作品にめぐり会えますように。

 

2022年鑑賞作品一覧:
01 偶然と想像 7.5点

02 劇場版 呪術廻戦 0 5点

03 クライ・マッチョ 6.5点

04 コーダ あいのうた 6.5点

05 悪なき殺人 5点

06 ちょっと思い出しただけ 5.5点

07 さがす 4点

08 余命10年 5点

09 ブラックボックス:音声分析捜査 6点

10 ベイビーわるきゅーれ 8点

11 ウェディング・ハイ 5点

12 ベルファスト 6点

13 愛なのに 5.5点

14 猫は逃げた 5点

15 ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 6点

16 シン・ウルトラマン 6点

17 マイスモールランド 6点

18 トップガン マーヴェリック 8点

19 ハケンアニメ! 6点

20 君たちはまだ長いトンネルの中 5点

21 恋は光 7点

22 メタモルフォーゼの縁側 5点

23 PLAN 75 6点

24 キングダムⅡ 遥かなる大地へ 5.5点

25 ソー:ラブ&サンダー 5.5点

26 トップガン マーヴェリック ② 8点

27 犬王 5点

28 ブレット・トレイン 5点

29 さかなのこ 5点

30 ラストサマーウォーズ 4点

31 川っぺりムコリッタ 5点

32 ドライビング Miss デイジー 5.5点

33 ヘルドッグス 6.5点

34 アバター 5.5点

35 ディア・ハンター 5点

36 アムステルダム 5点

37 花様年華 6.5点

38 2046 ② 5.5点

39 チケット・トゥ・パラダイス 6点

40 ソウル・オブ・ワイン 4.5点

41 すずめの戸締まり 5.5点

42 アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 6点

43 ミセス・ハリス、パリへ行く 5.5点