№24
日付:2022/7/18
タイトル:キングダムⅡ 遥かなる大地へ
監督:佐藤信介
劇場名:シネプレックス平塚 screen8
パンフレット:あり(\880)
評価:5.5点

 

良くも悪くも1作目を踏襲した実写版第二弾。スケール感は前作同様で、世界に向けて胸を張れる程のレベルとは思えない。下村勇二アクション監督の名前が消えたせいか、見応えある個々の対決シーンは減少。いよいよ登場した凄腕の女刺客、羌瘣は清野菜名ちゃんが演じ、これまた見事な実写化振り。引き続き脚本に原作者が参画している事もあって、世界観も忠実に再現。

 

問題は、これから続々と登場するであろう将軍たち。前作においても唯一違和感を拭えなかった王騎@大沢たかおさんですが、本作において新たに登場した呉慶@小澤征悦も麃公@豊川悦司も、もはや下手なコスプレにしか見えず、滑稽でしかない。

これらの豪傑たちは原作では一際大きく描かれていて、実写版でこの規格外の荒唐無稽さを再現するには、アベンジャーズの面々と激闘を繰り広げたサノスのようにC.G.化するしかないようにも思える。俳優がパンプアップして何とかなる話ではないと、この2作目が証明してしまったような気がします。

 

実写化第一弾から3年。コロナ禍といった事情もあるのでしょうが、現在65巻まで発売中の原作に対して、この2作目はまだコミックスの一桁台をうろちょろしている。エンドロール後には次作の予告編も流れていましたが、どんどんスケール感が増していく原作にどこまで追従できるのか、なんだかんだ言いながら楽しみです。

 

 

 

清野菜名ちゃん、さすがのアクション

 

麃公役のトヨエツさん

 

呉慶役の小澤さんは、もはや昔の角川映画のような

 

パンフレット

チラシ①

チラシ②二つ折り