№11
日付:1978/8/6
タイトル:さらば宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
監督:舛田利雄(共同脚本)、松本零士
劇場名:福岡中州ピカデリー2/1
パンフレット:あり(価格不明)
評価:-
「ヤマト」ブームの余勢を駆って製作された劇場版(という名のTVシリーズの総集編)がヒットしたことで生まれた、オリジナルの劇場版アニメ。平和を取り戻した地球を襲う新たな敵。再び飛び立ったヤマトとそのクルー達の壮絶なる戦いに、ただただ圧倒されました。
公開初日は1978年8月5日の土曜日なので、2日目の日曜に観に行ったことになる。初日と2日目は入場者特典のセル画プレゼントもあり、徹夜組が出るような状況だったと記憶しています。
当時の映画館は指定席でもなければ入れ替え制でもなかった。この日はピカデリー2で1回目の鑑賞を終えた後にピカデリー1に移動して、都合3回連続で鑑賞することとなった(実は4回目も鑑賞していたのだけれど、鑑賞途中トイレに行って戻ってきたら他の人に席を取られていて、そのまま帰る事にした)。同じ作品をこんなに連続で鑑賞するなんて私の映画人生で初めての事で、本作の衝撃の大きさを物語っていた。
ジュリーが歌ったエンディングのテーマ曲もヒット。でも何故だか歌番組で歌う事をよしとせず、当時ランクインしていた「ザ・ベストテン」でもたった1回のみの披露でした。
後ろ髪を引かれながらも、こういう形でヤマトの物語に終止符を打った西崎プロデューサーの大英断に心からの拍手を送ったものでしたが、そんな気持ちはその後のTVシリーズで裏切られる事になるのでした。
とはいえ本作が生み出した一大ブームは、まさにエポックメイキングな出来事でした。
2026年8月8日
WOWOWシネマ放送(2026/5/27)分を鑑賞。
イスカンダルからの帰還からわずか1年。驚異的な復興と共に過去を忘れ驕りを取り戻した地球の民を憂う古代たちが受信した謎のメッセージ。自らの力を過信し取り合おうとしない地球防衛軍に反旗を翻し、再びヤマトと共に宇宙に飛び立つ古代進たちクルー。
TVシリーズから格段に向上したアニメーション品質のおかげで、森雪が可愛い事♡。逆賊から一転、強大な敵に一隻で立ち向かうヤマトが繰り広げる戦いは、まさに死闘。ようやく打ち負かしたと思えた後に現れる、新たな敵の正体に当時は息もつけなかった。旧敵デスラーの登場のさせ方も絶妙。ほんと、良く出来てるなぁ。
良くも悪くも日本らしい死生観で、当時も批判を招く部分がありましたが、そんな意見をねじ伏せるだけの作品力があると私は思います。敵を絶体悪と位置付けた上での、誰かを守る為の自己犠牲の精神はアニメだから許されるのかも。
劇場版公開後に始まったTVシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2」では、ヤマトの生みの親でもあり育ての親でもある西崎義展氏の心変わりか、はたまた周囲の圧力か、その後の続編に支障が出ないようにヤマトも主要メンバーも生き恥を晒す事になったのでした。
古代とヤマトが星になり、ジュリーが歌う「ヤマトより愛をこめて」が流れた後にテロップされる、ヤマトのファンに向けられたお別れのメッセージが、公開当時のものに戻っているのは本当によかった。






パンフレット
- 企画意図/解説
- プロデューサーからのメッセージ
- ストーリー/キャラクター紹介
- 彗星帝国ガトランティス
- メイン・スタッフからのメッセージ
- 制作こぼれ話
- ヤマトより愛をこめて


チラシ表裏

前売り半券

1回目の鑑賞後にロビーでボーっとしていたら、目の前に人だかりができていて、そこではなんとロビーカード類が売られていた。出遅れた私が購入できたのはこちらのみ。森雪のロビーカードはもう1種類あったのに、そちらは買い損ねた。

モノクロ版の小サイズも


先着入場者に配られたセル画。本作のものではなく、TVシリーズのものなのではと長年思っているのですが、実際のところどうなのかはわからない。
あと実はこの品は、私が入場時に貰ったものではありません。誰かがこの日、とても悲しい思いをした筈。今考えると落とし物として劇場に届けるべきだったのかもです。