【23歳】グループホーム入所中の自閉症スペクトラムくんの個別支援計画書を大公開！！！

グループホーム入所中の自閉症スペクトラムくんの個別支援計画書を大公開！！！

グループホームに入所したら

1年に2回、個別支援計画書

というものを作らなければなりません。

(放課後等デイサービスもそうだけどね)

個別支援計画書

というのは、

自閉症スペクトラムくんが持つ

課題や目標を明確にして

本人や支援者が課題解決や目標達成に向かって

頑張っていくぞー！

そのための方法として

こういうことを具体的にやっていくよー！

っていうのを

文書化したもの。

で、

この文書を

グループホームの事業者側と

利用者側とが1部ずつ持ち

半年後にどうだったか？を振り返り

また新しい課題や目標を明確にして…

と繰り返していく。

個別支援計画書を作る目的は、

本人の自立を支援するため。

だと私は解釈している。

今回の個別支援計画書は、

半年後にどうだったか？を振り返る

中間評価というものになる。

現在23歳の

軽度知的障害あり自閉症スペクトラムくんの

個別支援計画書をドドドンと大公開して

子育てのゴール設定の大切さに気付くこと

に役立ててもらいたいなーと思いますっ！！！！！

＜補足説明＞

グループホームとは…

グループホーム (group home) とは、高齢者、障害者、親と同居不可能な子供などの生活に困窮する人が、小人数で支援を受けながら一般住宅で生活する、社会的介護、養護の一形態である。地域社会に溶け込む生活が理想とされ、「集団生活型介護」とも称する。

自閉症スペクトラムくんが入所しているグループホームは、株式会社が経営している。(介護などの施設なども経営している。)

社会福祉法人が経営していることが多い。

一般住宅を定員4名で、1人1つの自分の部屋があり、家賃などを払いながら生活している。

毎日、世話人と呼ばれる株式会社の従業員が入所者の支援にあたっている。

生活する家なので、正月だからとか閉所になることはない。

シェアハウスっていうと、イメージが付きやすいのかな。

サービス管理責任者(サビ管)とは…

サービス管理責任者とは、心身に障害のある人の生活環境や特性に応じた支援を提供できるよう、提供するサービス品質の管理や関係機関との調整、サービス提供者に対する技術的な指導を行う職種です。

まずは、

自閉症スペクトラムくんには、

一般就労で働きたいという確固たる目標がある。

これが長期目標としてあって、

その目標を達成するための短期目標が

3つの項目で掲げられている。

＜目標①＞
毎朝忘れずに体温を測りたいです。

＜本人の役割＞
起床後、体温を確認して体温を測り忘れず世話人さんに体温を報告します。

＜具体的な支援方法＞
世話人は起床後の朝食時に体温が何度であったかをお聞きします。
毎日、記録は必ず取っているので本人が忘れても世話人が忘れることはありませんが、本人希望の目標に於いて忘れず測れることが出来たであろうかを見守り支援をしていきます。

＜達成度＞
ほぼ達成

＜支援経過＞
測り忘れの日もありましたが、その場で体温を測って伝えるなどの対応が出来るので特に問題はありませんでしたが、本人が「自分自身の中で完ぺきではない」との思いがあるようです。自分持ちの非接触型体温計は高く出ると経過を追って自分自身での気づきがあったようで、「自分持ちの体温計は高いから(高く表示される)不安で怖い」との思いを口にされました。

＜考察、引継ぎなど＞
本人の思い「自分の中で完ぺきではない」を大切にして工期も同じ目標で取り組んで頂きます。
合わせて検温とともに全体の様子も注視して見守り支援を行います。

＜継続＞
有

＜目標②＞
ストレスを溜めないようにしたいです。

＜本人の役割＞
就労での悩み等は同じ仲間に相談するのがストレスの軽減につながるので、相談できる同僚(仲間)に話を聞いてもらいます。
ホーム内に於いては困りごとがあればサビ管に伝えます。

＜具体的な支援方法＞
本人は規則正しく、自分の時間も有効に使いながら生活されています。世話人はそのリズムを世話人の都合で崩させることが無いよう努めます。本人からの変更がない限り、夕食等の時間の声掛けなどは行わないようにします。日頃から本人の思いを傾聴し、ストレス軽減に向けて支援を行います。

＜達成度＞
ほぼ達成

＜支援経過＞
就労先で仲間に相談しても解決しないという問題がありました。「家で物に当たってしまったことも有り、自分自身の反省点でも有る」との思いを口にされました。その問題は就労でのサビ管から面談が行われたとのことで、一先ず解決に至っています。ホームでの出来事についてはそれぞれの世話人に気になったことを直接伝えたり、世話人の個性を見極めて自分の想いを伝えています。サビ管勤務時には、自身が気になっていいることを頭の中でまとめ上げて伝えてくださっています。

家で物に当たってしまった記事

自閉症スペクトラムくん、1人で三重県→石川県の1泊2日ドライブ旅行の成功と失敗⑤～成功と失敗～

＜考察、引継ぎなど＞
傾聴に努める大切さと同時にホーム内での問題は解決に至るよう対応が必須である。自己中心的な発言はなく、他者を思いやる気持ちが十分に伝わってくることからその気持ちも大切に進めていきます。

＜継続＞
有

＜目標③＞
ホーム内で自分の役割をしっかりやりたいです。

＜本人の役割＞
ホーム内で自分の役割。休日前のお風呂掃除と休日のホーム内除菌消毒をしっかりと行います。その際、その時の体調に合わせて無理のないように掃除を行います。お風呂掃除の後の足ふきマットの洗濯は世話人に任せます。

＜具体的な支援方法＞
本人がその時の体調に合わせて「今日はやります」「今日はやれません」とはっきり伝えて下さるので、やれないとき(体調不良時等)は代わって対応します。お風呂の掃除後は世話人が喚起、足ふきマットの洗濯を行い仕上げをします。ホーム内除菌消毒は大変重要な役割ですので引き続き行っていただく様子を見守ります。

＜達成度＞
ほぼ達成

＜支援経過＞
ホーム内での自分の役割としっかりと果たされています。ホーム内除菌掃除も丁寧にされておりお風呂掃除も殆ど仕上げをする必要性はありません。しかしながら本人曰く、「自分の役割をどれだけ継続したか、継続できるか」との思いがあるようです。

＜考察、引継ぎなど＞
本人の継続したか、継続できるかとの思いを大切に引き続き同じ目標で後期も見守り支援を行います。

＜継続＞
有