世界的にも珍しい肖像専門の美術館。
それが、ロンドンのナショナル ポートレート ギャラリーです。
そのコレクションの中から、イギリス歴代のKINGや、
QUEENたちの肖像画や肖像写真を紹介する展覧会が、
2020年に、上野の森美術館で開催されました。
それから6年―
現在、銀座のシャネル・ネクサス・ホールに、
同ギャラリーが誇る写真コレクション約25万点(!)の中から厳選された、
英国カルチャーシーンを代表する人物たちのポートレート約60点が集結しています。
その名も、“Icons and Image Makersナショナル ポートレート ギャラリー展”です。
本展でまず紹介されていたのは、イギリスを代表するモデルのポートレートの数々。
その冒頭を飾るのは、“ツイッギー”ことレスリー・ローソン(写真左)。
世界中でミニスカートブームを巻き起こし、
“ミニの女王”と呼ばれて社会現象にもなった、元祖スーパーモデルです。
なお、彼女は、1967年10月18日に初来日を果たしています。
余談ですが、その10月18日はのちに「ミニスカートの日」として制定されたそうです。
ちなみに、その隣にあるポートレートのモデルは、
“'60年代の顔”と称賛されたジーン・シュリンプトンとのこと。
“ツイッギー”はかろうじて存じていましたが、ジーン何某は本展を通じて初めて知りました。
もちろん自分より上の世代だけでなく、
自分にとっても懐かしいモデルのポートレートもありました。
久しぶりに、見返してみましたが、
冷静に観ると、『世にも奇妙な物語』のようなストーリーです。
広告効果はあるのでしょうか・・・・・。
なお、ナオミの隣に飾られていたポートレートは、
90年代のファッション界を象徴する顔とされるケイト・モスのものです。
さて、モデルに続いて紹介されていたのは、
英国を代表するミュージシャンたちのポートレートです。
それらの中には、オアシスのリアム・ギャラガーや、
27歳の若さで亡くなった伝説の歌姫エイミー・ワインハウス、
アルバム『21』が世界で3000万枚以上売れたアデルのポートレートも。
さらには、ジミ・ヘンドリックスに、
デヴィット・ボウイ、ケイト・ブッシュ、
あまりにもオールスター勢ぞろいすぎて、
音楽に疎い自分でさえ、テンション上がりまくり!
世代ドンピシャの人にとっては、夢のような展示空間でしょう。
ちなみに。
展示されていたポートレートの中には、
最も有名な女流写真家アニー・リーボヴィッツの代表作、
ジョン・レノンとオノ・ヨーコを撮影したものもありました!
このポートレートが観られただけでも、展覧会を訪れた甲斐は十分にありました。

さて、展覧会ではその後、エリザベス・テイラーに、
ジュード・ロウ、ケイト・ブランシェット、ダニエル・ラドクリフ…etc
イギリスを代表する役者たちのポートレートが紹介されています。
そんな役者パートの最後に展示されていたのは、
45歳の若さで夭逝した伝説の女性写真家コリーヌ・デイが、
数十年来の友人ケイト・モスの様々な表情を撮影したもの(写真左)。
数々のスーパースターを差し置いて(?)、
本展では、ケイト・モスが頭一つ目立っていました。
なお、本展のラストを締めくくるのは、
スターたちの素の姿を捉えたスナップショットの数々。
右のデヴィット・ボウイの写真は、1980年の来日時に撮影されたもの。
セットではなく、阪急電車内でさりげなく撮影されたそうです。
なお、撮影したのは、約40年にわたって彼を撮り続けたという鋤田正義さんです。
ナショナル ポートレート ギャラリーには、日本人写真家の作品もコレクションされているのですね。
ちなみに。
こちらのコーナーでさらに印象的だったポートレートが、
ドイツの写真家ユルゲン・テラーが、1998年にとあるホテルで撮影したもの(写真左)。












