アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-タイトル  明日行きたくなる美術展情報をあなたに

星星星(3ツ星)
NEWミラクル エッシャー展  上野の森美術館(~7/29)
NEWルーヴル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか  国立新美術館(~9/3)
  ・草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて  松本市美術館(~7/22)
  ・建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの  森美術館(~9/17)
  ・エミール・ガレ 自然の蒐集  ポーラ美術館(~7/16)

星星(2ツ星)
NEWオパールとオパルセント 魔性の光に魅せられて  箱根ラリック美術館(~12/2)
  ・SPARK ―あの時君は若かった―  ホキ美術館(~11/18)
  ・江戸の悪 PART II  太田記念美術館(~7/29)
  ・岡本神草の時代展  千葉市美術館(~7/8)
  ・長谷川利行展 七色の東京  府中市美術館(~7/8)
  ・人間・髙山辰雄展 ―森羅万象への道  世田谷美術館(~6/17)
  ・千代田区×東京ステーションギャラリー 夢二繚乱   東京ステーションギャラリー(~7/1)
もうすぐ…浮世絵モダーン 深水の美人!巴水の風景!そして ・・・  町田市国際版画美術館(~6/17)
  ・【特別展】 琳派 ―俵屋宗達から田中一光へ―  山種美術館(~7/8)
もうすぐ…戦後美術の現在形 池田龍雄展-楕円幻想  練馬区立美術館(~6/17)
  ・夢幻×無限 ~エッシャー、ダリ、福田繁雄~  諸橋近代美術館(~6/24)
  ・ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画  DIC川村記念美術館(~8/26)
  ・ガレも愛した-清朝皇帝のガラス  サントリー美術館(~7/1)
  ・ターナー 風景の詩(うた)  東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(~7/1)
もうすぐ…大名茶人・松平不昧-お殿さまの審美眼-  三井記念美術館(~6/17)
  ・道後オンセナート2018  道後温泉本館 他(~2019/2/28)
  ・プーシキン美術館展――旅するフランス風景画  東京都美術館(~7/8)
  ・初公開 田中一村の絵画 ―奄美を愛した孤高の画家―   岡田美術館(~9/24)
  ・線の造形、線の空間―飯塚琅玕齋と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸  菊池寛実記念 智美術館(~7/16)
  ・暁斎・暁翠伝 ─先駆の絵師魂!父娘で挑んだ画の真髄─  東京富士美術館(~6/24)
  ・ヌード NUDEー英国テート・コレクションより  横浜美術館(~6/24)
もうすぐ…創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.2  森アーツセンターギャラリー(~6/17)
もうすぐ…アール・デコ・リヴァイヴァル!  東京都庭園美術館(~6/12)

星(1ツ星) 
NEW狂言―山本東次郎家の面―  國學院大學博物館(~7/8)
NEWうるしの彩り ―漆黒と金銀が織りなす美の世界―  泉屋博古館分館(~7/16)
  ・NHK大河ドラマ特別展 「西郷どん」  東京藝術大学大学美術館(~7/16)
  ・飯沼珠実―建築の瞬間/momentary architecture  ポーラ美術館(~7/16)
  ・さあ、今、我が人生の最大の出発にきた  草間彌生美術館(~8/31)
  ・ベルトラン・ラヴィエ 「Medley」  エスパス ルイ・ヴィトン東京(~9/24)
  ・ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容  パナソニック 汐留ミュージアム(~6/24)
  ・芸術の旅人 堂本印象の世界展~エスキスからタブローへ 情熱の真髄~  金谷美術館(~9/2)
  ・五木田智央 PEEKABOO  東京オペラシティアートギャラリー(~6/24)
もうすぐ…酒器の美に酔う  静嘉堂文庫美術館(~6/17)
もうすぐ…新しいライフスタイルを大三島から考える  今治市伊東豊雄建築ミュージアム(~6/15)
  ・理由なき反抗 展 I LOVE ART 14  ワタリウム美術館(~7/29)
  ・セーラー服と女学生 ~イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密~  弥生美術館(~6/24)
  ・看板建築展   江戸東京たてもの園(~7/8)
もうすぐ…特別展「人体 -神秘への挑戦-」  国立科学博物館(~6/17)
NEW !
テーマ:
原美術館で開催中の展覧会、“小瀬村真美:幻画~像(イメージ)の表皮” に行ってきました。




こちらは、2015年度の五島記念文化賞美術部門新人賞を受賞し、
国内外で作品を発表し続ける実力派アーティスト・小瀬村真美さんの美術館では初となる個展です。

小瀬村さんの代表作ともいうべき作品が、こちらの 《薇》
17世紀スペインの画家スルバランの静物画をモチーフにした作品です。




一見すると、絵画作品のように見えますが。
実は、写真作品。
いや、正確に言えば、被写体を30分ごとに、
数か月かけて撮影した写真を繋ぎ合わせたアニメーション作品です。
なので、時間が経てば、当然、オレンジやレモンは腐敗していきます。




いや、でも腐敗するのはともかくも、
“さすがにカップは割れすぎじゃない?” と思ったら。
撮影した写真を、パソコンソフトで加工しているとのこと。
カップに限らず、全体的に絵画に見えるように写真を加工しているのだそうです。
ということは、やはり絵画作品なのか?
一言では説明しづらい作品です。


そんな 《薇》 の向かいに展示されていたのは、新作の 《餐》 という作品。
17世紀オランダの画家デ・ヘームの静物画をモチーフにした作品です。




こちらも、絵に見えますが、写真作品。
アニメーションではなく、静止画の作品でした。
花や果物を並べて、一発撮りしたのかと思いきや、
4か月かけて少しずつ撮影した写真を、1枚に凝縮したものとのこと。
確かに、よく見ると、みずみずしいレモン (=before) と、
カッピカピになったレモン (=after) が1枚の中に共存しています。

ちなみに、作品の近くには、《餐》 の撮影で、
実際に使われた花や果物の成れの果ても展示されていました。




また、こちらは、近年発表された 《Drop Off》 という映像作品。




一見すると、静謐な印象のモノクロの静物画風の映像なのですが。
画面の上からモノが落下してきたり、テーブルクロスが引っ張られたり、
さまざまなアクションが起こることで、テーブル上がカオスなことになっていきます。




実は、時間にすると、わずか4秒間の出来事とのこと。
その一連をハイスピードカメラで撮影し、12分の映像作品に仕上げています。


と、このように、小瀬村真美さんの作品はどれも、
絵画作品とも写真作品とも映像作品とも形容しがたい作品ばかり。
いい意味で、どれもこれも未体験の味わいです。
時間という概念が加わっているので、四次元の作品とでもいいましょうか。
そういう新ジャンルの作品と言われたほうが、しっくりきます。
体操の技に、「ウチムラ」 や 「シライ」 があるように、
この新ジャンルの作品を、「コセムラ」 と名付けたいくらいです。

時間とは何か。
はじまりとおわりとは何か。
現実とは何か。存在とは何か。
観れば観るほど、いろんなことを考えさせられる小瀬村作品。
あまりに考えすぎて、今、本当に原美術館にいるのか?
もしくは、原美術館のパラレルワールドにいるのではないか?
作品世界を飛び越えて、現実世界まで疑うようになってしまいました。


そんな一筋縄でいかない小瀬村さんの作品ですが。
小瀬村さん自身が構想したという展覧会全体も、一筋縄ではいきませんでした。
展覧会のスタートとなる部屋 (ギャラリー1) には、
さまざまなオブジェや年代物の家具が置かれています。





床には、壊れた何か。




上を見上げると、壊れたシャンデリアが吊るされていました。




一体、どういうアート?
しかも、この部屋には、「はじまりとおわりの部屋」 という名がついているようです。




この部屋しか観ていない段階では、基本的にポカンでしたが。
展覧会を観進めていくと・・・




“あれっ、このオブジェ、はじまりの部屋で見なかったっけ?” となることが多々あります。




展覧会を観終わった後に、
再びギャラリー1に戻ってくると、いろいろと答え合わせができ、ニヤリとなりました。
なるほど。
展覧会のはじまりとおわりが繋がっていたのですね。
新感覚としか言いようがない展覧会でした。
星星




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