アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

美術を、もっともっと身近なものに。もっともっと楽しいものに。もっともっと笑えるものに。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-タイトル  明日行きたくなる美術展情報をあなたに

星星星(3ツ星)
  ・クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ  東京都現代美術館(~5/28)
もうすぐ…ゲルハルト・リヒター展  豊田市美術館(~1/29)
  ・パリ・オペラ座―響き合う芸術の殿堂  アーティゾン美術館(~2/5)
  
星星(2ツ星)
NEWインターメディアテク開館十周年記念特別展示『極楽鳥』  インターメディアテク(~5/7)
NEW不変/普遍の造形  泉屋博古館東京(~2/26)
NEWSit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎  東京オペラシティアートギャラリー(~3/26)
  ・亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡  千葉市美術館(~2/26)
  ・日本の風景を描く ―歌川広重から田渕俊夫まで―  山種美術館(~2/26)
  ・江戸絵画の華  出光美術館(~3/26)
  ・特別展「毒」  国立科学博物館(~2/19)
  ・交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー  東京都庭園美術館(~3/5)
もうすぐ…戸谷成雄 彫刻─ある全体として  長野県立美術館(~1/29)
  ・六本木クロッシング2022展:往来オーライ!  森美術館(~3/26)
もうすぐ…マリー・クワント展  Bunkamura ザ・ミュージアム(~1/29)
もうすぐ…桃源郷通行許可証  埼玉県立近代美術館(~1/29)
もうすぐ…祈り・藤原新也  世田谷美術館(~1/29)
もうすぐ…ボッティチェリ特別展 美しきシモネッタ  丸紅ギャラリー(~1/31)
もうすぐ…国宝 雪松図と吉祥づくし  三井記念美術館(~1/28)
  ・兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~  上野の森美術館(~2/5)
  ・ピカソのセラミック―モダンに触れる  ヨックモックミュージアム(~9/24)
もうすぐ…ヴァロットン―黒と白  三菱一号館美術館(~1/29)
  ・大竹伸朗展  東京国立近代美術館(~2/5)
  ・毎日愛について祈っている  草間彌生美術館(~2/26)
  ・飯川雄大 デコレータークラブ  彫刻の森美術館(~4/2)
  ・アンディ・ウォーホル・キョウト  京都市京セラ美術館(~2/12)
  ・クリストとジャンヌ=クロード "包まれた凱旋門"  21_21 DESIGN SIGHT(~2/12)

星(1ツ星)
NEW初春を祝う―七福うさぎがやってくる!  静嘉堂@丸の内(~2/4)
NEWLet’s Travel 絵の中を旅しよう!展  ホキ美術館(~5/24)
  ・SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.5『目[mé]』  SKY GALLERY(~3/24)
  ・町子の動物ワールド  長谷川町子記念館(~7/23)
もうすぐ…Who the Bær  プラダ青山店(~1/30)
  ・大安寺の仏像  東京国立博物館(~2/7)
もうすぐ…博物館に初もうで 兎にも角にもうさぎ年  三菱一号館美術館(~1/29)
もうすぐ…DOMANI・明日展 2022-23  国立新美術館(~1/29)
もうすぐ…150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物  東京国立博物館(~1/29)
  ・北斎かける百人一首  すみだ北斎美術館(~2/26)
もうすぐ…「訪問者」クリスチャン・ヒダカ&タケシ・ムラタ展  銀座メゾンエルメス フォーラム(~1/31)
もうすぐ…瞳に映るファンファーレ  ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション(~1/29)
  ・加藤泉―寄生するプラモデル  ワタリウム美術館(~3/12)
もうすぐ…日本のタイル100年―美と用のあゆみ  多治見市モザイクタイルミュージアム(~1/29)
  ・ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台  東京都現代美術館(~2/19)
もうすぐ…中﨑透 フィクション・トラベラー  水戸芸術館現代美術ギャラリー(~1/29)

現在、PARCO MUSEUM TOKYOで開催されているのは、

“TANAAMI!! AKATSUKA!! That‘s all Right!!”という展覧会。

86歳を迎えた現在もなお、現役で活躍する、

「美術界の生けるレジェンド」田名網敬一さんの最新個展です。

 

 

 

もし、田名網敬一さんの名前は知らずとも、

一度目にしたら忘れられないそのサイケデリックで、

強烈な個性を放つ画風は、きっと記憶のどこかにこびり付いているはず。

75年には日本版『プレイボーイ』誌の初代アートディレクターに就任、

近年では、ユニクロやアディダスといったブランドとのコラボも果たしています。

 

さて、そんな彼の最新展では、生前親交があったという、

あの国民的ギャグ漫画家・赤塚不二夫とスペシャルコラボ。

赤塚不二夫の娘である赤塚りえ子さん完全協力のもと、

『天才バカボン』や『ひみつのアッコちゃん』、『もーれつア太郎』など、

赤塚不二夫の代表作をモチーフに制作された新作の数々が展示されています。

 

 

 

会場は、まさにカオスそのもの。

 

アッコちゃんやイヤミといった、

赤塚不二夫が生んだ人気キャラクターも、

田名網さんの手にかかると、ご覧の通りに↓

 

 

 

すっかり、田名網ワールドの住人と化していました。

赤塚不二夫の原作自体も、相当にシュールですが、

田名網敬一×赤塚不二夫は、その何倍何十倍もシュール。

西から昇ったおひさまが東へ沈む。

そんな異世界に迷い込んでしまったような気持ちになりました。

 

 

 

なお、それぞれの絵をよくよく観てみると、

赤塚不二夫の漫画のキャラクターだけでなく。

ベティ・ブープやミッキーマウスといった他のキャラや、

浮世絵やポップアートといった美術のアイコンも散りばめられていました。

それらが、実に違和感なくまとまって・・・・・いや、

冷静に考えてみると、違和感しかはないはずなのですが。

実際の作品を鑑賞している際は、

まるでトリップしている感覚に陥っているのか、

不思議なほどに、違和感なく感じられるのでした。

 

ちなみに。

本展では、絵画作品だけでなく、

田名網さんによる立体作品も出展されています。

 

 

 

特に目玉と言うべきは、こちらのインスタレーション作品。

 

 

 

『天才バカボン』の1エピソード「整形手術の熊さんなのだ」に登場する、

顔を家にされてしまった男のキャラクターを茶室にした作品とのことです。

 

 

 

一応、茶室の中も窓から覗けたのですが。

 

 

 

わびもさびもへったくれもありません。

ただ、「これでいいのだ!」と、

押し切られてしまうような、妙な説得力はありました。

星

 

 

なお、この展覧会に合わせて、

田名網さんによる特装版作品集も制作されたようです。

お値段9900円也。

 

 

 

こうした書籍物が展示される場合、

どうしても開かれたページ以外は観ることが適いませんが。

今展では画期的な方法で、他のページも観れるようになっていました。

 

 

 

これはいいのだ!

 

 

 

 

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