アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

美術を、もっともっと身近なものに。もっともっと楽しいものに。もっともっと笑えるものに。

 明日行きたくなる美術展情報をあなたに

星星星(3ツ星)
  ・特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」  東京国立博物館(~12/6)
  ・シンシナティ美術館展~アメリカに渡ったヨーロッパの至宝~  上野の森美術館(~2027/1/10) 
  ・マリメッコ展 模様のちから  東京都庭園美術館(~12/20)
  ・ルーヴル美術館展 ルネサンス  国立新美術館(~12/13)
  ・マリー・アントワネット・スタイル  横浜美術館(~11/23)
  ・没後20年 ナムジュン・パイク|じゅげむ展  ワタリウム美術館(~11/23)
  
星星(2ツ星)
NEW・エトランゼたち—洋画家たちのヨーロッパ体験  アーティゾン美術館(~2027/1/31)
NEW・フォンタネージ――イタリアの光・心の風景  三菱一号館美術館(~2027/1/24) 
NEW・ザ・ベスト・オブ・山種コレクションⅠ  山種美術館(~12/6)
NEW・吉田璋也のデザイン ― 新作民藝運動がめざした未来  パナソニック汐留美術館(~12/20)
  ・種と根っこ─都市の耕し方  東京オペラシティ アートギャラリー(~12/20)
  ・内間安瑆・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ  埼玉県立近代美術館(~2027/1/17) 
  ・パァーッと光が出て、キラキラッていろんなものが見えてくる。  草間彌生美術館(~2027/1/31)
  ・名人小林礫斎を支えた二人の中田  たばこと塩の博物館(~12/20)
  ・共時的星叢──時を共にした星たち  東京都現代美術館(~12/13)
  ・歌川広重 江戸のベストアングル  東京国立博物館(~12/20) 
  ・逸翁美術館コレクション 蕪村・呉春と茶の湯の名品  サントリー美術館(~11/8)
🔜・水滸伝  東京ステーションギャラリー(~11/8)
  ・アルベール・マルケ展  SOMPO美術館(~12/13)
  ・ベスト オブ すみだ北斎美術館  すみだ北斎美術館(~11/23)
🔜・NHK大河ドラマ特別展「豊臣兄弟!」  江戸東京博物館(~11/8) 
  ・月と星と―美術がつなぐとき  千葉市美術館(~11/23)
  ・アン・ヴェロニカ・ヤンセン「東京、銀座5丁目4-1」  銀座メゾンエルメス(~2027/1/11) 
  ・館蔵の茶碗100撰―国宝から手造茶碗まで―  三井記念美術館(~11/23)
🔜・川内理香子 LOVE, Wild Grape, Tiger, heart  大田区立龍子記念館(~11/8)
🔜・民藝SHOCK!!―没後60年 静嘉堂の河井寬次郎  静嘉堂文庫美術館(~11/8)
  ・多田美波―光、凛と ゆれる  東京都現代美術館(~12/6) 
  ・ピカソ・ミロ・バルセロのセラミック  ヨックモックミュージアム(~12/20)

星(1ツ星)
🔜・博物館でアジアの旅 カラフルアジア  東京国立博物館(~11/8)
  ・虚構世界をリアルに描いた 石原豪人展  弥生美術館(~12/20)
  ・『東京パック』とその時代  目黒区美術館(~11/15)
  ・世界図ってなんだ⁉―地図が語る世界―  東洋文庫ミュージアム(~2027/1/17)
  ・絵本作家 きくちちき展 いきものRhapsody  PLAY! MUSEUM(~12/13)
  ・いつかの光を今みている  東京都現代美術館(~2027/1/6)
  ・清川あさみ|名和晃平「Invisible Garden」  ポーラミュージアムアネックス(~11/8) 
  ・モダン・ムーブメントと建築の現在  国立近現代建築資料館(~11/23)
  ・路上、お邪魔ですか?  渋谷区立松濤美術館(~11/23)
  ・蜷川実花展 はじまりの光  川口市立美術館(~11/29)
  ・きょうだいって、いいな  スヌーピーミュージアム(~2027/2/28)
  ・方丈記に学ぶ –生きるを編み直す小さな建築–  21_21 DESIGN SIGHT(~2027/1/11)
🔜・ICCアニュアル2026 遺す/残る/受けとめる  ICC(~11/8) 
  ・黒の躍動  岡本太郎記念館(~11/23)

世界的にも珍しい肖像専門の美術館。

それが、ロンドンのナショナル ポートレート ギャラリーです。

そのコレクションの中から、イギリス歴代のKINGや、

QUEENたちの肖像画や肖像写真を紹介する展覧会が、

2020年に、上野の森美術館で開催されました。

それから6年―

 

現在、銀座のシャネル・ネクサス・ホールに、

同ギャラリーが誇る写真コレクション約25万点(!)の中から厳選された、

英国カルチャーシーンを代表する人物たちのポートレート約60点が集結しています。

その名も、“Icons and Image Makersナショナル ポートレート ギャラリー展”です。

 

Icons and Image Makers ポートレートギャラリー展

 

 

本展でまず紹介されていたのは、イギリスを代表するモデルのポートレートの数々。

 

Icons and Image Makers ポートレート ギャラリー展

 

 

その冒頭を飾るのは、“ツイッギー”ことレスリー・ローソン(写真左)。

世界中でミニスカートブームを巻き起こし、

“ミニの女王”と呼ばれて社会現象にもなった、元祖スーパーモデルです。

なお、彼女は、1967年10月18日に初来日を果たしています。

余談ですが、その10月18日はのちに「ミニスカートの日」として制定されたそうです。

ちなみに、その隣にあるポートレートのモデルは、

“'60年代の顔”と称賛されたジーン・シュリンプトンとのこと。

“ツイッギー”はかろうじて存じていましたが、ジーン何某は本展を通じて初めて知りました。

 

もちろん自分より上の世代だけでなく、

自分にとっても懐かしいモデルのポートレートもありました。

 

ジーン・シュリンプトンの肖像写真展
 
 
久保田利伸と『LA・LA・LA LOVE SONG』を歌っていた、
でお馴染み(?)のスーパーモデル、ナオミ・キャンベル (写真右)。
『ヴォーグ・パリ』の表紙を飾った初の黒人モデルです。
ナオミといえば、思い出すのがこのCM。

 

 

 

久しぶりに、見返してみましたが、

冷静に観ると、『世にも奇妙な物語』のようなストーリーです。

広告効果はあるのでしょうか・・・・・。

なお、ナオミの隣に飾られていたポートレートは、

90年代のファッション界を象徴する顔とされるケイト・モスのものです。

 

 

さて、モデルに続いて紹介されていたのは、

英国を代表するミュージシャンたちのポートレートです。

それらの中には、オアシスのリアム・ギャラガーや、

27歳の若さで亡くなった伝説の歌姫エイミー・ワインハウス、

アルバム『21』が世界で3000万枚以上売れたアデルのポートレートも。

 

ジミ・ヘンドリックスの肖像写真

 

 

さらには、ジミ・ヘンドリックスに、

デヴィット・ボウイ、ケイト・ブッシュ、

 

ジミ・ヘンドリックス『21』のポートレート展示

 
 
フレディ・マーキュリー、エルトン・ジョンのポートレートもありました!
 
Icons and Image Makersのポートレート展示

 

 

あまりにもオールスター勢ぞろいすぎて、

音楽に疎い自分でさえ、テンション上がりまくり!

世代ドンピシャの人にとっては、夢のような展示空間でしょう。

 

ちなみに。

展示されていたポートレートの中には、

最も有名な女流写真家アニー・リーボヴィッツの代表作、

ジョン・レノンとオノ・ヨーコを撮影したものもありました!

 

ジョン・レノンとオノ・ヨーコのポートレート展示

 

 

ジョンが生前最後に撮影した伝説のポートレートに、
まさか実際にお目にかかれる機会があるだなんて!

このポートレートが観られただけでも、展覧会を訪れた甲斐は十分にありました。

星

 

 

さて、展覧会ではその後、エリザベス・テイラーに、

ジュード・ロウ、ケイト・ブランシェット、ダニエル・ラドクリフ…etc

イギリスを代表する役者たちのポートレートが紹介されています。

 

コリーヌ・デイのポートレートギャラリー展

コリーヌ・デイ、ケイト・モスの肖像写真

 

 

そんな役者パートの最後に展示されていたのは、

45歳の若さで夭逝した伝説の女性写真家コリーヌ・デイが、

数十年来の友人ケイト・モスの様々な表情を撮影したもの(写真左)。

 

ケイト・モスの肖像写真展

 

 

数々のスーパースターを差し置いて(?)、

本展では、ケイト・モスが頭一つ目立っていました。

 

 

なお、本展のラストを締めくくるのは、

スターたちの素の姿を捉えたスナップショットの数々。

 

デヴィット・ボウイのポートレート写真

 

 

右のデヴィット・ボウイの写真は、1980年の来日時に撮影されたもの。

セットではなく、阪急電車内でさりげなく撮影されたそうです。

なお、撮影したのは、約40年にわたって彼を撮り続けたという鋤田正義さんです。

ナショナル ポートレート ギャラリーには、日本人写真家の作品もコレクションされているのですね。

 

ちなみに。

こちらのコーナーでさらに印象的だったポートレートが、

ドイツの写真家ユルゲン・テラーが、1998年にとあるホテルで撮影したもの(写真左)。

 

Icons and Image Makers ギャラリー展 デヴィット・ベッカム

 

 

廊下で寝そべっているのは、あのデヴィット・ベッカムと
その妻でスパイスガールズのヴィクトリア・ベッカムです。
よくよく観ると、右奥のホテルスタッフが困惑の表情を浮かべていました。
もし、今この写真をXにアップしようものなら、
迷惑客として、炎上しかねないような気がします。
 
 
 
 

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