アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

美術を、もっともっと身近なものに。もっともっと楽しいものに。もっともっと笑えるものに。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-タイトル  明日行きたくなる美術展情報をあなたに

星星星(3ツ星)
NEWマティス 自由なフォルム  国立新美術館(~5/27)
  ・開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z  東京都庭園美術館(~5/12)
  ・チームラボボーダレス
  ・印象派 モネからアメリカへ  東京都美術館(~4/7)
  
星星(2ツ星)
NEWミニチュア愛  紅ミュージアム(~4/7)
NEWアブソリュート・チェアーズ  埼玉県立近代美術館(~5/12)
  ・魅惑の朝鮮陶磁/謎解き奥高麗茶碗  根津美術館(~3/26)
  ・パーフェクト・カモフラージュ展 私はアートになりたい  ワタリウム美術館(~5/6)
  ・MOMATコレクション  東京国立近代美術館(~4/7)
  ・大名茶人 織田有楽斎  サントリー美術館(~3/24)
  ・館長!これどうするんですか!?  アクセサリーミュージアム(~5/25)
  ・ダニエル・ブラッシュ展―モネをめぐる金工芸  21_21 DESIGN SIGHT(~4/15)
もうすぐ…特別展「本阿弥光悦の大宇宙」  東京国立博物館(~3/10)
  ・建立900年 特別展「中尊寺金色堂」  東京国立博物館(~4/14)
  ・中国陶磁の色彩 ―2000年のいろどり―  永青文庫(~4/14)
  ・鈴木繁男展―手と眼の創作  日本民藝館(~3/20)
  ・ガラスの器と静物画  東京オペラシティ アートギャラリー(~3/24)
  ・モダン・タイムス・イン・パリ1925  ポーラ美術館(~5/19)
  ・ピカソ いのちの讃歌  ヨックモックミュージアム(~9/23)
  ・第五回「私の代表作」展  ホキ美術館(~5/12)
  ・キース・ヘリング:NYダウンタウン・ルネッサンス  中村キース・へリング美術館(~5/6)

星(1ツ星)
NEW坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア  ICC(~3/10)
NEW人のかたち:岡本太郎の人体表現  川崎市岡本太郎美術館(~4/14)
  ・第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)  川崎市岡本太郎美術館(~4/14)
もうすぐ…FACE展2024  SOMPO美術館(~3/10)
  ・キリスト教交流史―宣教師のみた日本、アジア―  東洋文庫ミュージアム(~5/12)
  ・櫻井翔 未来への言葉展 PLAYFUL!  PLAY! MUSEUM(~4/14)
  ・共棲の間合い -『確かさ』と共に生きるには-  東京都渋谷公園通りギャラリー(~5/12)
  ・中平卓馬 火―氾濫  東京国立近代美術館(~4/7)
  ・URまちとくらしのミュージアム
  ・旅するピーナッツ。  スヌーピーミュージアム(~9/1)
  ・活字の種を作った人々  市谷の杜 本と活字館(~6/2)
  ・Ding-dong, ding-dong  SKY GALLERY(~3/31)
  ・ゴッホ・アライブ  寺田倉庫G1ビル(~3/31)
もうすぐ…豊嶋康子 発生法  東京都現代美術館(~3/10)
  ・第10回 菊池ビエンナーレ 現代陶芸の〈今〉  菊池寛実記念 智美術館(~3/17)
  ・幻の色  草間彌生美術館(~3/24)
もうすぐ…もじ イメージ Graphic展  21_21 DESIGN SIGHT(~3/10)
  ・皇室のみやび―受け継ぐ美―  皇居三の丸尚蔵館(~6/23)
  ・オラファー・エリアソン展  麻布台ヒルズギャラリー(~3/31)

国内有数のブランド街である丸の内仲通り。

その通り沿いには、草間彌生さんや舟越桂さんといった、

国内外で活躍するアーティストの彫刻作品が設置されています。

 

 

 

そんな「丸の内ストリートギャラリー」とは別に、

現在、丸の内仲通りで営業する店舗数件を舞台に、

“有楽町ウィンドウギャラリー2024”なるイベントが開催されています。

 

 

 

参加店舗は、全部で8軒。

それらの店舗には、お店のイメージに合わせて、

それぞれセレクトされた8人のアーティストの作品が設置されています。

 

 

 

“ウィンドウギャラリー”というイベント名ゆえ、

各店舗のウインドウに作品が飾ってあるだけかと思いきや。

 

 

 

店舗内のあちらこちらにも、さりげなく、

(全然さりげなくないのもありますが、)作品が設置されていました。

 

さらに、各店舗には、ショップカードのような、

美術作品カード(?)もそれぞれ設置されています。

 

 

 

こちらは持ち帰り可能。

思わずすべてのアーティストの作品のカードを集めたくなること必至です。

なお、カードに記載されたQRコードを読み取ると、

アーティストに関する詳細な情報を知ることができます。

さらに、掲載された情報の中には、作品購入の問い合わせ先も。

なるほど。実際に購入できるので、

“ウィンドウミュージアム”でなく、“ウィンドウギャラリー”なのですね。

 

 

 

普通に営業しているお店の中に美術作品が、

それも活躍中の作家の美術作品が溶け込んでいるというのは、

ありそうでなかったタイプのアートイベント。

今年で3年目とのことですが、ぜひ来年以降も継続して頂きたいものです。

星

 

 

ちなみに。

個人的にもっとも印象に残っているのは、

人気キャラメル専門店「NUMBER SUGAR」のために、

山本万菜さんが描きおろした新作《Somewhere not here》でしょうか。

 

 

 

パッと見は、マティスの切り紙絵を彷彿とさせる抽象的な絵画ですが、

横たわる女性が、花が活けられた壺を持っている様を描いた作品とのこと。

飾られているだけで、空間全体が華やかになる。

そんなポジティブなパワーが感じられる作品でした。

このアートイベントが終っても、そのまま飾っておけばいいのに。

そう思ってしまうくらいに、店舗の空間にマッチしていました。

なお、山本さんは「NUMBER SUGAR」のパッケージのデザインも担当されているそう。

どうりで店舗の空間とマッチするわけです。

 

 

 

それから、もう一人印象的だったのが、

THE LAKOTA HOUSEに作品が設置中の篠崎裕美子さん。

彼女の肩書きは一応(?)陶芸家のようですが、

陶芸というジャンルの枠に捉われない作品を発表し続けています。

例えば、こちらはテディベアをモチーフにした作品とのこと。

 

 

 

テディベアらしさは、ほとんどありません。

突然変異で生まれたクリーチャーのような、

『バイオハザード』に出てきそうなヤバさがあります。

 

なお、ウインドウに飾ってあったの作品も、クリーチャー感が溢れていました。

 

 

 

ただ、こちらはクリーチャーはクリーチャーでも、

ウイルス感染の突然変異で生まれたタイプではなくて、

遊星からやってきた地球外のクリーチャーといった印象。

ねっとりと垂れた透明な釉薬が、

エイリアンやプレデターの粘膜を彷彿とさせます。

THE LAKOTA HOUSEで販売されているのが、

王道も王道のトラディショナルな革靴や革製品だけに、

篠崎さんの作品の異質さが際立っていました。

 

そうそう、陶製の作品と言えば。

粗い粘土を用いて、独特の表情を持つ動物作品を生み出す、

イギリス出身・在住の彫刻家ステファニー・クエールも本イベントに参加しています。

作品が展示されているのは、紅茶ではなく、お茶屋さん。

 

 

 

その店舗のあちこちに、ウサギやカエルなど、

鳥獣戯画からインスパイアされたという動物作品が設置されていました。

 

 

 

ちなみに。

入り口の扉を開けると、まず出迎えてくれたのが、こちらの作品でした。

 

 

 

ニホンザルをモチーフにした作品なのでしょうが、

一瞬だけ、割烹着を着たお茶屋の女将に見えました。

きっと京都弁の。

 

 

 

 

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