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■ Town Tamer
ガンマンのトムは妻をギャングのコンドルの手下に射殺された。敵を討つためにホワイト・プレインズにきた。
ホワイト・プレインズはコンドルの暴力に支配されていた。市長や判事などが、なんとかコンドルに対抗しようとしていた。


製作年:1965、監督:Lesley Selander、脚本:Frank Gruber、原作:Town Tamer(Frank Gruber)


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 トム・ロッサー(ダナ・アンドリュース)
 キャロル・ロッサー(コリーン・グレイ) 妻

 チャーリー・リーチ市長(ロン・チェイニー)
 マーコット判事(パット・オブライエン)
 ケント医師(リチャード・アーレン)
 ジェームス・フェル(バートン・マクレイン) 鉄道業者
 デイヴィス(ジェームス・ブラウン)
 カーマイケル保安官(ソニー・タフツ)

 ライリー・コンドル(ブルース・キャボット) ギャング
 リー・リング(Lyle Bettger) 手下
 ガイ・タヴェナー(DeForest Kelley) 手下
 スーザン・タヴェナー(テリー・ムーア) ガイの妻
 ジョニー・ホンジガー(Richard Jaeckel) 手下、副保安官
 マイク・フロン(Roger Torrey) 手下、大男

冒頭で我らのコリーン・グレイ=キャロルが射殺されてしまう。残念。幽霊になってでも生き延びてほしいところである。撃たれた時の悲鳴まで可愛いのがスゴイ。

ブルース・キャボットは善役も悪役もする俳優だが、年をとって悪役がよく似合うようになったようである(笑)。

キャラクター的に見て、ポイントは(主人公を除いて)スーザンとカーマイケル。スーザンは夫がコンドルの手下だが反コンドルの姿勢、カーマイケルは本来の保安官だが、コンドルの手下のように振舞う。しかし最後に主人公に味方する。
 


■ あらすじ

◆ 妻が殺された

カンザスシティ。凄腕のガンマン、トム・ロッサーは夜の町を妻のキャロルと歩いていた。

暗闇から拳銃を向ける男があった。リー・リングである。ギャングのライリー・コンドルの指図でトムを殺そうとしている。

引き金が引かれた。弾はキャロルにあたり、キャロルは悲鳴を上げて倒れて死亡した。

◆ ホワイト・プレインズへ行く

仇を討つためにトムはコンドルが支配するホワイト・プレインズに旅立った。

途中の駅馬車でスーザン・タヴェナーという女性に会った。スーザンは、コンドルの手下のガイ・タヴェナーの妻で、夫に会いに行くところであった。

スーザンはホテルに泊まろうとするがガイが現れる。「なんでここまで来た」「私はあなたの妻なの」と口論する。

ホワイト・プレインズはコンドルの暴力に支配されており、保安官さえもコンドルが任命していた。

だが、チャーリー・リーチ市長、マーコット判事、ケント医師などの心ある人々が、なんとかしてコンドルに対抗しようとしていた。

◆ トムは狙われた

「トム・ロッサーが来た」といううわさが流れた。市長や判事などは期待を寄せた。

コンドルには多数の手下がいたが、拳銃の腕前でトムに敵う者はいない。トムが岩山に来た時に銃撃させたが撃ち取れなかった。

なのでコンドルは「合法的に」トムを罠に掛けて逮捕しようとする。だが、トムは正々堂々とした態度で、スキを見せない。

大男のフロンが馬小屋で殺人を犯し、それを見たトムが彼を射殺した。トムが疑われて逮捕された。

裁判となったが、状況を見ていたスーザンが証言し、無罪となった。注、陪審員の判決ではなく、判事が訴訟自体を却下した。

それでスーザンは夫のガイと喧嘩した。

◆ 自警団

女性が経営する食堂に入った。コンドルの手下が入ってきて狼藉を働いたので、女性はライフルを持ち出して手下を追い出した。

市長や判事などは自警団を作ろうとしている。

トムは協力を求められたが拒否した。酒場に行って副保安官のバッジを剥ぎ取り、コンドルを殴った。

保安官のカーマイケルもコンドルの元で働いている。しかしトムにいろいろ話に来て、親しそうな顔も見せている。

自警団が作られた。多くの人がライフルを持って通りをコンドルの酒場に向かった。

コンドルの手下たちと銃撃戦となった。自警団は彼らの敵ではなかった。

◆ コンドルを撃ち取った

コンドルは10個ほどの保安官バッジを作って手下たちに渡した。彼らは副保安官ということになった。

市長たちはたじろがず、再度自警団が結成された。前よりも人数か増えている。

自警団は酒場に向かう。周辺の建物に手下が待ち構えている。トムが両方を見ている。

トムは酒場に入った。コンドル一味と睨み合う。

突然銃撃戦が始まった。だが、ここでカーマイケルがトムに協力して引き金を引いた。

コンドルを撃ち取って酒場から出てきた。それを見て外にいた手下たちは降伏した。

カーマイケルは死亡した。トムも負傷した。病院にスーザンが見舞いに来た。
 


■ 出演作

ブルース・キャボット
(1936)激怒/Fury
(1945)堕ちた天使/Fallen Angel
(1963)マクリントック McLintock!
(1939)無法者の群/Dodge City
(1948)テキサス警備隊/Gallant Legion
(1942)賭博の女王/Silver Queen

ダナ・アンドリュース
(1940)スワンプ・ウォーター/Swamp Water
(1944)ローラ殺人事件/Laura
(1945)堕ちた天使/Fallen Angel
(1946)我等の生涯の最良の年/The Best Years of Our Lives
(1947)影なき殺人/Boomerang
(1948)海の呼ぶ声/Deep Water
(1950)恐怖の一夜/Edge of Doom
(1956)口紅殺人事件/While the City Sleeps
(1949)禁じられた街/Forbidden Street/Britannia Mews
(1945)ステート・フェア/State Fair
(1952)パリの記者とハンガリーのスパイ/Assignment - Paris

コリーン・グレイ
(1945)ステート・フェア/State Fair
(1947)悪魔の往く町/Nightmare alley
(1947)死の接吻/Kiss of Death
(1953)アリバイなき男/Kansas City Confidential
(1948)赤い河/Red River
(1956)現金に体を張れ/The Killing
(1955)対決の一瞬/Tennessee's Partner
(1951)アパッチの太鼓/Apache Drums
(1950)大病院殺人事件/The Sleeping City
(1957)生血を吸う男/ヴァンパイアー/The Vampire
(1958)地獄の五時間/俺に近づくな/Hell's Five Hours
(1960)ヒル女の恐怖/The Leech Woman
(1961)幻の惑星/The Phantom Planet
(1955)讃美歌と拳銃/THE TWINKLE IN GOD'S EYE
(1953)南部魂は消えず、立ち向かう男/THE VANQUISHED
(1955)ラス・ヴェガス事件/Las Vegas Shakedown