昨日も今日も過ごしやすい日でした。
エアコンの風よりも遥かに爽やかな空気で満たされた空。
先日仰ぎ見た巻雲は、やはり季節の移り変わりを教えてくれたんだと思います。
こんな器を手に入れました。
直径17センチほどの呉須赤絵、魁の鉢です。
中国の南方で焼かれた陶器ですが、淡褐色の胎土に白化粧を施した後に透明釉を掛けています。
これは中央の景徳鎮窯で作られていた真っ白な白磁を尊び、それを模したものではないかと思われます。
高台周辺とその内側は胎土がそのまま露出しています。透明釉もところどころ「ホツれ」ていて、中国陶磁が隆盛を極めていた高い技術というよりも民芸風の味わいがあります。
見込み(器の中心)の文字は魁(さきがけ)と書いてあり、その外側は果実や華などをあっさりと散らしてあります。
この文字を指して、我が国では「魁手」と呼ばれる、中国南方の赤絵の陶器です。
呉須とは緑色の釉薬の名称。赤絵とはその名の通り赤い絵付けの色のこと。
呉須赤絵とはそういう意味です。
ところどころ白化粧した化粧が剥落して「虫食い」になっています。
こういう不完全なところが日本人の好みに合っていますね。
不完全でいびつで衒いのない伸びやかな絵付け。
春でもなく夏でもなく、そしてもちろん冬でもなく、これからの穏やかでしっとりとした季節に似合います。
この大きさですとお茶碗のサイズではありません。菓子器とか果物(水菓子)の盛器などによろしいかと。
もちろんこのお器の製作年の時代は下がります。
決してオリジンの明時代末期ほど古い焼物ではありません。
絵付けの色も発色が悪くその筆使いも決して上手とは言えません。陶器としての焼き上がりは甘いし釉薬の透明度も低いです。
それでも本歌(オリジン)を上手いこと写していると、私は思います。
これくらいの金額で十分楽しめるのであれば、それはそれで満足度が高いです。
季節は秋。襟元を心地よく通り過ぎる、乾いた風の心地よさを感じながら。
また明日ね('-^*)/
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