【夕顔311-3】古文単語「道の空」 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【夕顔311-3】古文単語「道の空」

授業の学習プリントで、本ブログのイラストを

使われてる方は、ぜひご連絡くださいねっ!

真顔

源氏物語イラスト訳 重要古語ラブラブ 

 

【古文単語の覚え方】

チェックボックス1.現代語から想像して覚える

チェックボックス2.漢字のイメージで覚える

チェックボックス3.ゴロを利用して丸覚えする

の3つのどれかで覚えます。

 

今回は、【雰囲気】で覚えましょ♪

 

【今回の源氏物語】

いみじく心地惑ひけれ

かかる道の空にてはふれべきあらさらに行き着くまじき心地なむする

のたまふ

   サゲサゲ↓

今回のイラスト訳はこちら

 

 

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今回出てきた古文単語
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■【いみじく】…シク活用形容詞「いみじ」連用形

※【いみじ】…ひどい

■【御(おん)】…尊敬の接頭語(作者⇒光源氏)

■【心地(ここち)】…心持ち。気

■【惑ひ】…ハ行四段動詞「惑ふ」連用形

※【惑(まど)ふ】…途方に暮れる。戸惑う

■【けれ】…過去の助動詞「けり」の已然形

■【ば】…順接確定条件の接続助詞

■【かかる】…このような

■【道の空(みちのそら)】…道の途中

■【にて】…場所の格助詞

■【はふれ】…ラ行下二段動詞「はふる」連用形

※【はふる(放る)】…あてもなくさまよう。のたれ死にする

■【ぬ】…強意の助動詞「ぬ」の終止形

■【べき】…推量の助動詞「べし」連体形

■【に】…断定の助動詞「なり」の連用形

■【や】…疑問の係助詞

■【あら】…ラ変動詞「あり」未然形

■【む】…推量の助動詞「む」の連体形

■【さらに】…まったく(~ない)

■【え】…とても~できない不可能を表す陳述の副詞

■【行き着く】…帰り着く

■【まじき】…打消推量の助動詞「まじ」連体形

■【心地(ここち)】…心持ち。気

■【なむ】…強意の係助詞

■【する】…サ変動詞「す」の連体形

■【と】…引用の格助詞

■【のたまふ】…「言ふ」の尊敬(作者⇒光源氏)

■【に】…順接の接続助詞

  アップ

今回は「えにも注意しましょ♪

「重要古語一覧」もご参照ください。
 

 

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☆ 本日の古文単語「道の空 ☆

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いみじく御心地惑ひければ、

「かかる道の空にて、はふれぬべきにやあらむ。さらに、え行き着くまじき心地なむする」

とのたまふに、

 

問)傍線部の意味として最も適当なものを、次の中から一つ選べ。

 

1.道の途中

 

2.道の隅っこ

 

3.死出の道

 

4.別れの旅路

 

5.うわの空の旅路

 

照れ  チュー  びっくり

 

古文の単語帳に載っていない言葉も多いです。

 

その中で、上のような、雰囲気でわかっちゃうような古語は

大学入試にもよく出題されるわりに、

単語帳にも、常識語としても、参考書に載ってないから厄介です。

ゲッソリ

 

 

源氏物語の中で

古文でよく出て来る言葉を中心に

イメージ読解を続けていこう!

 

 

これが、源氏物語イラスト訳のねらいです。

 

 

   

【道の空(みちのそら)

【連語:名詞+助詞+名詞】

…道の途中。途上(「道の空路(そらぢ)」とも)

 

  ※『全訳古語例解辞典(小学館)』より

   

 

 

 

 

【解答】…

   

 

 

【夕顔(第6章)】の一気読みはこちら⇒

【源氏物語イラスト訳】の冒頭はこちら⇒

 

【今回の源氏物語】

いみじく心地惑ひけれ

かかる道の空にてはふれべきあらさらに行き着くまじき心地なむする

のたまふ


 

過去記事リンク

いみじ

おほん(御)

心地(ここち)

まどふ(惑ふ)

けり(助動詞)

ば(接続助詞)

斯かる

にて(識別)

ぬべし

ぬ(助動詞)

べし①  べし②

にやあらむ

なり(断定)

や(係助詞)

あり(ラ変)

「む」の識別

さらに~ず(陳述)

え~まじ

まじ(助動詞)

なむ①  なむ②

す(サ変動詞)

係り結びの法則

と(格助詞)

のたまふ

に(助詞)

 

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→今回のイラスト解釈はこちら