【帚木318-3】「御ありさま」とは☆ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木318-3】「御ありさま」とは☆

受験生のみなさんこんにちはラブラブあいです☆

 

この記事では、今回の源氏物語イラスト訳で出てきた語の中から、大学入試で問われそうなものを抜粋して説明しています♪よかったら参考にしてくださいね!!

(°∀°)b
 

帚木318番のイラスト訳はこちら→

 

【今回の古文単語】

■【なほ】…そうはいってもやはり

■【こそ】…強意の係助詞

■【かの】…あの

■【~がたし】…~できそうにない

■【取り出づ】…取りあげる

■【し】…過去の助動詞「き」の連体形

■【まめ人】…実直な人

■【頼む】…信頼する

■【れ】…可能の助動詞「る」の連用形

■【ぬ】…強意の助動詞「ぬ」の終止形

■【べけれ】…推量(当然)の助動詞「べし」の已然形

■【思す(おぼす)】…お思いになる「思ふ」の尊敬

■【ものから】…逆接の接続助詞

 

 

今日は、「御ありさま」についてです☆
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重要古語の記事も、ずいぶん増えてきました。ヽ(゚◇゚ )ノ

一覧がこちらのページ から見られますので、

よかったらスマホにでも入れて、辞書代わりに使ってくださいね♪

('-^*)/


 

ありさま」というのは、今でも時々見かける言葉なので、

ここで書くべきことでもないんですが、一応…^^;


 

 

「有様(ありさま)「ありやう」とも

①外から見える、人や物事の存在する姿、様子

②人が置かれた状態、身分、境遇

※『全訳古語例解辞典 』(小学館)より

 

 

様子その事物のありよう、といったニュアンスは、

今でも用いる意味と一致します。


 

とくに、古文の場合には、人の容貌などに用いられる場合が多いようです。


 

その際に注意してほしいのは、「御」という接頭語です。

 

 

「御(おん・おほん)

(「おほみ(大御)の撥音便・接頭語

①尊敬の意を表す。

②接頭語「御」以下の名詞を省略した形。

※『全訳古語例解辞典 』(小学館)より

 

読み方は、平安時代では「おほん」が一般的ですが、

絶対にそうと決まっているとは限らないので、

それほど気にしなくてもいいです。


 

で、ここで気にしてほしいのは、

「御」というのが、誰に対する敬意なのかということです。



 

古文では、主語が書かれていない場合が多いので、こういう「御」などの尊敬表現がヒントになる場合が多いんです。


 



 

ご意見・ご指摘等があれば、メッセージお願いします。

今日のブログも、お役に立てば幸いです♪

ご愛読ありがとうございました!!

(o^-')b

 

本日の「源氏物語」まとめ

 

■帚木318(原文)

あまりうるはしき御ありさまとけがたく恥づかしげに思ひしづまりたまへさうざうしく、…

 

自力での現代語訳が難しい場合は下のリンクも復習してね♪


     ダウン

 

 

本日の古語~過去記事リンク~

あまり

うるはし

かたし(難し)

はづかし

「思ひ~」の複合語一覧

たまへり

り(完了の助動詞)

を(助詞)  を②

さうざうし

て(接続助詞)



(●´エ`●)。

あいでしたラブラブ

 


 

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