【桐壺44-③】接続助詞「て」 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【桐壺44-③】接続助詞「て」

おかえりなさいラブラブ あいです。

 

 

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【今日の重要古語】

■ 【つと】 

■ 【ふたがる】 

■ 【つゆ~ず(打消)】

■ 【まどろむ】 

■ 【~かぬ】 

■ 【~させたまふ】

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今回も、「させたまふ」出てきましたね!!

(※参考;【桐壺43-③「させたまふ」 より)

さあ!主語は誰か、判別できますか(◎´エ`◎)?

 


御胸つとふたがりつゆまどろま、明かしかねさせたまふ

御胸」とあることから、

(※「御」は身分のめちゃ高い人につける接頭語)

 

「御胸つとふたがり」の主語は、

(ここまでの文脈からも)桐壺帝と判断できます!

 

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ここで、接続助詞「て」に着目!!

 

「~~、・・・」

    アップ

この、「て」でつながった直前・直後の節は、

同じ主語になる場合が、大変多いんです☆

 

つまり…

その後の、「つゆまどろま、」も、が主語

 

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そしてさらに、「~~ず、」に着目!!

 

「~~せず、」という言い方は、今でも使いますね。

文法的にいうと、連用中止法

連用形で止めて、次の節につなげる方法です。

 

要するに、接続助詞「て」と、同じ用法☆

 

つまり…

その後の、「明かしかねさせたまふ。」も、が主語


 

こんなふうに、接続助詞や、つなぎ言葉にも着目して、主語を見分けてくださいね♪

あいでしたラブラブ

 

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【今日の重要古語の答え合わせ】

■ 【つと】…①そのまま、じっと ②急に、さっと

■ 【ふたがる】…ふさがる

■ 【つゆ~ず(打消)】…まったく~ない(全否定)

■ 【まどろむ】…うつらうつらする、うとうと眠る

■ 【~かぬ】…~しかねる、~しにくい

■ 【~させたまふ】…①(最高敬語)~あそばす

     ダウン

【原文】 御胸つとふたがりて、つゆまどろま、明かしかねさせたまふ

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