【桐壺1-①】(源氏物語・冒頭)いづれの御時にか…
初めまして!
『源氏物語』イラスト訳のあいです。
【源氏物語イラスト訳】では、
黒文字で『源氏物語』の古文、
その下に赤文字で直訳(逐語訳)、
さらにその下にイラスト(意訳)を載せています。
太字やアンダーラインで照らし合わせやすいようにしてあります。
そして、記事の最後に、>>次へのリンクがあります。
お時間のある時に、どんどん読み進めていってくださいね♪
(o^-')b
【源氏物語冒頭】
いづれの御時にか、女御・更衣あまた さぶらひたまひけるなかに、いとやむごとなき 際にはあらぬが、すぐれてときめきたまふありけり。
【源氏物語イラスト訳】
いづれの御時にか、
訳)いつの天皇の御代(みよ)であろうか、
女御・更衣 あまた さぶらひ たまひけるなかに、
訳)女御や更衣というお妃たちが、たくさん お仕え なさっていた中に、
いと やむごとなき 際にはあらぬが、
訳)それほど 高貴な 身分ではない方で、
すぐれて ときめき たまふありけり。
訳)ものすごく 帝のご寵愛を受けていらっしゃる女性がいた。
【原文】
いづれの御時にか、女御・更衣 あまた さぶらひ たまひける中に、いと やむごとなき 際にはあらぬが、すぐれてときめき たまふありけり。
【口語訳】
いつの天皇の御代だったか、女御や更衣というお妃たちが、たくさんお仕え なさっている中に、それほど 高貴な 身分ではない方で、ものすごく 帝のご寵愛を受けていらっしゃる女性がいた。
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【今日の重要古語】
■ 「御代(みよ)」
■ 「女御(にょうご)」
■ 「更衣(こうい)」
■ 「際(きわ)」
■ 「たまひ(たまい)」
■ 「やむごと(やんごと)」
■ 「たまふ(たもう)」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
政略結婚がはびこる宮廷…
にもかかわらず、時の桐壺帝は、
一人の妃を、盲目的に愛してしまいます。
それが、光源氏の母、桐壺更衣。
さあ、『源氏物語』の はじまりはじまり~♪
ヘ(゚∀゚*)ノ
■原文は、渋谷栄一先生の「源氏物語の世界」 から引用させていただいております。
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