【桐壺55-③】「なむ」の識別☆ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【桐壺55-③】「なむ」の識別☆

おかえりなさいラブラブあいです。

 

 

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■より

■三位

■よし

■勅使

■宣命

■なむ~(連体形)

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前にも同じタイトルで書かせてもらったかと思いますが、

けっこう記事数が膨大になってきたので、探せず仕舞いです><

 

でも、何度も繰り返して覚え直すことにより、

知識がさらに確実なものとなります♪

 

なので、この入試によく出る「なむ」の識別は、

けっこう頻繁に記事にするかもしれませんが、

あしからず(;´▽`A``

 

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【「なむ」の識別】

 

■1.未然形+「なむ」

   (~テホシイ)願望の終助詞

 

■2.連用形+「な」+「む」

   (キット~ダロウ、~テシマオウ)

   強意の「ぬ」+推量の「む」

 

■3.~「なむ」…(連体形)。

   (~は、…なのだ!)

   係助詞「なむ」(係り結びの法則)

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勅使来てその宣命読むなむ、悲しきことなりける。

     アップ

「なむ」の直前を見てください!

「読む」は、未然形でも連用形でもありませんね;;

(`・д´・ ;)

 

さらに、着目してほしいのは、

小指で「なむ」を隠してみてください!

 

勅使来てその宣命読む、悲しきこと……

勅使が到着してその宣命を読むのは、悲しいこと…

 

こういう、連体形の主語、古文ではよく使われます。

 

つまり、

「なむ」は、あってもなくても、

意味が通じるということです☆

 

このように、取り除けるような「なむ」の場合、

3.係り結びの「なむ」の場合が非常に多いです!

 

ちなみに、

1.花、常々咲かなむ

2.今は亡き人と、ひたぶるに思ひなりなむと、…

     アップ

小指で「なむ」を隠してみてください!

 

1.花、常々咲か。

2.今は亡き人と、ひたぶるに思ひなりと、…

 

( ̄Д ̄;;

 

ほらっ!おかしいでしょ!!


 

文法の識別は、文中で理解すると、早いですよ♪

 

あいでしたラブラブ

 

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■~より…~から

■三位(さんみ)…官位(女御相当)

■よし…こと、旨

■勅使…天皇の使者

■宣命…天皇の勅命を書いた文書

■なむ~(連体形)…係り結びの法則

     ダウン

【原文】

内裏より御使あり。三位の位贈りたまふよし勅使来てその宣命読むなむ、悲しきことなりける。

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