地図上で巡る会津若松の旅(4・・・1970⇒1980年の変化・七日町東側編)過去記事更新版
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写真:滝谷建設工業㈱会津若松支店現況
(2007.9.9本ブログ管理者自ら撮影)
★本ブログ内「会津若松市七日町」関連記事
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■地図上で巡る会津若松「七日町」の旅⑧【空き店舗補助条例編】
■地図上で巡る会津若松「七日町」の旅⑨【テナントミックス編】
■地図上で巡る会津若松「七日町」の旅⑫【昭和なつかし館・珈琲館「蔵」】
今回は、
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七日町通り東側(大町四つ角を中心とした地点)における
1970⇒1980年にかけての街並み(業態)の経年変化について
図面上で確認していきたいと思います。
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ゼンリン住宅地図「会津若松市1970年」×40%
(地図をクリックすると、若干大きく見やすくなります)
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ゼンリン住宅地図「会津若松市1980年(1:1500)」×50%
(地図をクリックすると、若干大きく見やすくなります)
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上図より判別可能な、
1970年⇒1980年における
主な『街並みの変化』を下に列挙します。。。。
(○番号は地図上の注記に一致します)
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⑥
大阪屋旅館
日本交通公社 ⇒(建て替え・共同ビル化)
(大町四つ角付近)
⑦
第四銀行 ⇒(都市計画道路沿いへ移転)
*跡には地元資本のゼネコン(滝谷建設)が入っています。。。
*第四銀行・・・・・新潟市を中心とする新潟県下最大の地方銀行
(冒頭写真参照)
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なお、この建築物は
昭和2年に建てられ、もとは郡山橋本銀行若松支店が入っていました。
6本の太い円柱が見事な洋風建築です。
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以上のことから、
1970年⇒1980年における
主な『変化の特徴』を下に列挙します。。。。
(下記①~④については ■本ブログ内関連記事 参照)
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(1)中心商業地としての高い発展可能性
①個人店舗のショッピングセンター化
④家具屋の新店舗
⑥共同ビル化による建物の更新
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(ちなみに)
七日町に近い当時の最繁華街である都市計画道路沿い
=神明通りにおける大型商業施設の状況・・・・・
1970年 ⇒ 1980年 (備考)
中合百貨店 中合百貨店 現・ダイエー系
ライオンドー ライオンドー 現・リオンドール
大善百貨店 ニチイ大善 現・会津サティの前身
*** 長崎屋会津店 1970年代に会津進出
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この時機に、サンバード長崎屋の会津地方進出がみられます。。。。。
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中合百貨店会津店は2010年2月28日に閉店
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長崎屋会津店は2002年2月11日閉店
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会津サティは2009年6月30日閉店
(会津若松駅前に「ニチイ会津若松店」として1982年7月1日移転)
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現存するのは地元資本の「リオンドール」のみ
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また、
⑥⑦付近(会津若松郵便局向い)には、
大手ファーストフード店である「ロッテリア」が進出しており、
既に、
昭和55年の時点で
会津若松の街をハンバーガー片手に食べながら歩く若者の姿が見られたものと思われます。
幹線道路の道路改良(バイパス化)に伴う
(2)自動車関連業種の郊外移転・・・②③
また、(道路改良に関連して)
近代都市計画に伴って、
用地買収が困難な旧来の商店街を取り残したまま、
新しく広い通りへ・・・・・・
(3)メインストリートが移動
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(すなわち)
オフィス街や大型商業施設が、
そちら=新しい広い通り、、、
の方へ貼り付く現象がみられます。
・・・・・⑦
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(ちなみに ■本ブログ内関連記事 に掲載させていただきましたとおり、、、)
1970年の時点では、未だ
七日町通りは国道49号線に指定されておりました。
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なお(繰り返しになりますが)、
インターネット上におけるフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、
当時の越後街道に相当する現在の国道49号線は、
1963年4月の1級国道昇格と同時に新ルートの調査が始められ、
阿賀野川の洪水、地滑り、雪崩の恐れがない地点を求めながら慎重に新ルートが開拓され、
1971年10月25日に
会津若松~新潟間において当初事業計画されたすべての第一次改築工事が完成し、
いわき―新潟間の全線が現ルートに切り替わったのだそうです。
(↓現在では福島いすゞ自動車前を通るルートに付け替えられています)
また、
国道49号線の新ルート(現行ルート)付け替えに伴い、
現在の七日町通りは、
国土交通省(旧建設省)が管理する『指定区間』には組み込まれず、
都道府県と政令指定都市が管理する「旧2級国道」として
1963年4月1日に指定された国道252号線
(福島県会津若松市―新潟県柏崎市)のうち、
現行国道49号線と重複しない純粋な「起点部分」として
旧道が『飛び地』状に3.1kmの区間だけ「国道」に現在でも組み込まれています。
(↓出典)
およびフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia):国道252号、49号』
より、、、