この場所に存在!千葉県管理道、及び河川で希少な起点標・終点標・距離標(粁標)実在例 | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

この場所に存在!千葉県管理道、及び河川で希少な起点標・終点標・距離標(粁標)実在例

 

道路マニアの間では、千葉県(管理)道には起点標・終点標・距離標(粁標・地点標)は存在しないと思っている人が多いのではないでしょうか?

 

確かに、東京に近い側(葛南・東葛・千葉市)は、本記事作成時点で実際に住んでいる私もそのように思っていましたし、近所で実在例を目に触れることもありませんでした。

 

しかしながら、房総の方まで行くと、確かに実在例としては希少ではありますが、実は「ある場所には、ある」ことがわかりました。

※冒頭写真は太東停車場線の事例

■本ブログ内関連記事参照

※その後、旧整理番号表記のモノではありますが、本八幡(市川市)にて「市川浦安線」の起点標を発見…2021.8.29補記■本ブログ内関連記事参照

 

今回、千葉県知事選の告示に因んで、県の道路行政を総点検(?)させて頂く意味も込めて、まとめ記事を作成させて頂きます。

 

 

000

(0キロポスト)

 

千葉県の佐原(香取市)といえば、「小江戸」として人気観光スポットになっていますが・・・

 

JR佐原駅を背にして、歴史的建造物が建ち並ぶ地区に入る手前で「000」の地点標(粁標)を拝むことができました。

 

千葉「縣」という文字が彫られていることから、相当古い時期に設置されたモノと思われます。

 

私は昭和50年に国道356号へ昇格する以前の「佐原我孫子線」の起点を意味するものではないかと推測しましたが、いかがでしょうか?

■本ブログ内関連記事参照

 

 

001

 

ここは、割と東京から近い場所で見れる千葉県仕様の「粁標」実在例。

 

この路線は「南総姉崎線」と言って、市原市内を横断する一般県道です。

 

鉄道ファンに人気のある小湊鉄道の起点である五井駅から5駅目で降りて、まぁ何とか歩けない距離ではない場所にありますよ(徒歩20分弱)。

 

近くには映えする限定御朱印が人気の鶴峯八幡宮がありますので、参拝がてらに行ってみてはいかがでしょうか?

 

 

002

 

こちらは、再び「小江戸」佐原で発見した実在例です。

 

こちらは佐原観光のメッカである忠敬橋を通り過ぎて、佐原高校前にありました。

■本ブログ内関連記事参照

 

現在の路線番号は55(佐原山田線)ですので、平成5年前後に全国的な番号変更が行われる以前に設置されたものでしょうか?

 

なるほど・・・ここまでくると千葉県道における粁標の「統一仕様」が見えてきますね。

※埼玉県の「地点標」設置形状に似ている(色と表記違い)かもしれません

 

 

007

 

茂原街道(県道14号「千葉茂原線」)の旧道区間で見つけました。

現在、この場所がある区間は市原市の「市道」に降格しているようです。

■本ブログ内関連記事参照

 

 

009

 

こちらも茂原街道(県道14号「千葉茂原線」)にて、、、

但し、9km距離標(粁標)が現存している場所は、未だに「現道(現役バリバリ)」の区間です。

■本ブログ内関連記事参照

 

 

015

 

県道74号「多古笹本線」の、旭市鏑木(農村環境改善センター前)にありました。

旧ナンバリングの「90号」表記になっています。

 

 

終点

 

「起点」があるのだから、「終点」もあるのでは?と思いながら、自転車を走らせていたところ、茂原市(茂原停車場線)にありました。

 

きちんと「一般県道」と「主要地方道」の区別も表記されているのですね。

 

やはり狙い目は「房総(内房・外房)」と、佐原のような歴史的な街並みと古い街路が保存されている地域・・・

 

他には、いかにも「昭和後期」っぽい道路改修されたような跡が残る道でしょうかね、、、

 

 

千葉市仕様

ご存知の通り政令指定都市に昇格すると、県から権限が委譲されて、県道および補助国道の管理も市役所の仕事になります。

 

この53号線(千葉川上八街線)の起点標は、よく見ると「千葉市」の市章が刻まれていますね。

■同様事例(本ブログ内関連記事・県道66号起点)参照

 

通常の千葉県における通例を破り、全国的に見て標準仕様である起点から終点に向かって道路左手に設置されていました。

 

交差する道は銚子市を起点とする国道126号線・・・東金市台方から千葉市「広小路」交差点まで国交省直轄区間でしたが、2020年4月に指定区間外へ降格。

□外部リンク参照

 

千葉の中心市街地内では、電柱地中化の事業(共同溝)が国交省直轄時代に整備されました。

 

 

実は似ている(だけど、よく見ると違う)千葉市と千葉県のマーク(市章と県章)・・・

 

ついでに、千葉県の県道、県管理の国道標識(代表的なモノを4例)・・・

 

多く見られるのは左上の地名ローマ字表記無しと、右下(旧様式)のパターンですね。

 

平成の大合併以前の自治体名を併記した事例(いすみ市岬町)。

■本ブログ内関連記事参照

 

 

千葉県道路公社

県が管理する有料道路の距離標は、ごく一般的な「高速道路(NEXCO)仕様」で、NEXCO社の緑色に対して、千葉県道路公社の場合は濃青(紺)色を使用していました。

 

高速度で自動車が走る有料道路については、万が一「事故」が発生した際に、現場の場所を効率的に通報するという観点から、一目で見やすいモノが望ましいですよね。

 

本記事作成時点で居住している街の近隣に、かつて千葉県道路公社が管理する有料道路だった橋が、無料開放された区間があったので、行ってみました。

 

街路灯の管理番号ステッカーは、未だ「県道路公社」時代のままでしたよ♪

 

こちらも「元有料道路」で現在は無料開放されている一般県道の事例ですが、県道路公社が管理する有料道路時代の4級基準点標が残存していました(法典の湯入口にて)。

 

何と、サイクリングロード(県道406号)も有料道路仕様の距離標!

■本ブログ内関連記事参照

 

街路灯標識

一般県道の街路灯管理標識ですが、長生土木事務所のモノは、他所とちょっと違うタイプ。

※「12」という数字は、土木事務所の固有番号でしょうか?

 

この県道152号(一宮椎木長者線)は、いすみ市と一宮町の市町界で土木事務所の管轄が変わるらしく、両者の起終点を示す路上ペイント表記がありました。

※長生土木事務所と夷隅土木事務所の管理管轄境界

■本ブログ内関連記事参照

 

まぁ、こうやって「0」とか「0k」とか路上ペイント標示で済ませちゃっている例が多いですよね。

 

そんな中でも、ちょっと変わり種なのが県道293号(茂原環状線)で、国道128号の「腰当」交差点を起点として、時計回りに茂原市の外周をぐるっと1周している道路なのですが・・・

 

ただ単に「293」という数字のみがペイントされていました。

 

まぁ、この経費削減の時代にあっては、とりあえず「目印」があれば良いので、この程度で済ませてしまうのも仕方がないことなのでしょう(千葉県に限らず、どの都道府県でも見られます)。

 

こちらは野田市関宿台町の県道17号(旧道)の事例・・・

 

バイパスが「現道」で、旧道は「-(ハイフン)1号支線」の扱い

■栃木県なども同様)

 

 

いかがでしたか?

今回は、千葉県知事選の告示に因んで、県の道路行政を総点検(?)の意味も込めながら、千葉県(管理)道の起点標・終点標・距離標(粁標)における「まとめ記事」になります。

 

今まで、東京に近い側(葛南・東葛・千葉市)は、本記事作成時点で実際に住んでいる私も粁標や地点標類が実在しないように思っていました。

 

しかしながら、房総の方まで行くと、確かに実在例としては希少ではありますが、実は「ある場所には、ある」ことがわかりました。

 

皆さんも是非とも、海風が爽やかな房総方面へサイクリングに出かけてはいかがでしょうか?


浦安橋にて(道路台帳基準点、千葉県管理終点標識)

浜野停車場線(千葉市仕様の起点標)

県公認(?)マラソンコースの距離標

千葉県市原市白金町1丁目(県道24号線)にて、、、

■本ブログ内関連記事参照

河川管理起点(新川)

千葉県香取郡東庄町大久保(県道265号線)にて、、

距離標「0」(派川大柏川)

千葉県市川市東菅野3丁目32(真間川合流点)にて、、、

■本ブログ内関連記事参照

※近似(?)の事例

■本ブログ内関連記事(船橋中央市場・海老川編)参照

国道464号「北千葉道路」の管理境界標識

■本ブログ内関連記事参照

 

千葉県管理区間の境界標識

千葉県千葉市花見川区「長作交差点」は、習志野市との市境。

政令指定都市である千葉市は県道も管理しているが、一般の市である習志野市内の県道は、本来の管理者である千葉県が管理しています。

 

同じ交差点の反対側には、千葉県側が設置したと思われる管理境界標が歩道に埋め込まれていました。