富士宮の「屋台村」・・・『お宮横丁』で、名物の「やきそば」を食べるぴょん。。。☆彡【更新版】
せっかく、静岡県富士宮市まで行ったのだから( ■本ブログ内関連記事 )・・・・・・・
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っと、思ったので、
「(富士宮版)屋台村」である、
『お宮横丁』で、
名物の「やきそば」を食べてきましたぁ。。。。。。。。。
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富士宮には富士山本宮浅間大社や大石寺などがあり、
古くから富士講の霊場であった富士山への登山客や、寺社への参拝客が多く訪れ、
また
静岡県と山梨県を結ぶ交通の要所でもあり、
太平洋戦争の前後は山梨県から物資の買い出しに来る買い出し客や、
物々交換で物資を求めに来る人たちで賑わったという富士宮・・・・
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とくに
「山梨に焼きそばを持ち帰りたい★!」
という要望に応える為の
麺の表層に対する油の浸潤(蒸しただけ=茹でない麺)と、
急冷作業による麺の表面組織の緊密化
(麺の腐敗防止策、保存性を向上策)に由来する、
蒸した後に油でコーティングする蒸麺製法による強いコシと、
肉の代わりに肉かす(ラードを絞った後の豚の脂身)を使い、
サバやイワシの削り粉を振り掛け、
ウスターソース仕上げ・・・・・になっていたのが印象的。。。
『お宮横丁』店舗配置略図
□横丁公式HPより 本ブログ管理者が若干の画像加工のうえ引用
「お宮横丁」
(富士宮浅間大社のすぐ前・平成16年4月11日オープン)
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富士宮やきそば学会の事務局兼アンテナショップをはじめ、
富士宮やきそばの老舗「すぎ本」、
銘柄豚が味わえる「ポーク神社」や、
日本一の生産高を誇る虹鱒を使った「マスバーガー」、
朝霧高原の新鮮なミルクで作るジェラートなどが集まっています。
富士宮市の中心市街地
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大宮(静岡県富士宮市の中心市街地)は昔から
駿河(静岡県)と甲斐(山梨県)の経済交流の要地として、
あるいは
周辺農村の生活用品を売買する町として発達してきました。。。
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また、
浅間大社の門前には、市が開かれたり、
富士登山を志す富士講の道者(登山者)が立ち寄ったりして、
浅間大社の門前町でもありました。。。。。
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江戸時代の中頃から、近在でみつまたの栽培や
和紙の生産が盛んになると、その集散地として
東町地区(現・池谷文具店付近)が賑わったそうです。。。
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紙問屋を中心に宿屋や商店も建ち並んだそうです。。。。。。
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明治時代になって和紙が衰え始めた頃、生糸の輸出が伸び、
近在の農村で養蚕業が発達するにつれて、
今度は神田川付近や西町付近が
「まゆ市場」や製糸工場を中心として次第に町並みを形成・・・・
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大正2(1913)年に身延線の大宮(現・富士宮)駅ができると、
駅周辺の湿地や水田が急速に町並みに変わっていきました。
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当時、木材を運んだ富士軌道の終点も駅前に在ったので、
多くの製材所が建ち並んだそうです。。。。。
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昭和2(1927)年に身延線の大宮西町(現・西富士宮)駅ができると、
さらに西方に町並みが伸び、
かつては街道沿いに点在したものを繋いだ一条の町並みは、
時代の特色を反映しながら
幾条かの広がりを持つ街に発展、商店街を形成し、
商業都市となったそうです。。。。。。
富士宮市における最近の都市政策
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富士宮市都市景観条例(平成7年4月施行)
富士山の西麓から南麓に広がる雄大な地形、
清らかな水に育まれ豊かなまちづくりの資源を有する富士宮市は、
都市景観形成の基本テーマを「富士山の庭園都市へ」と定め、
富士山の景観にふさわしい庭園のような美しいまちづくりを
市民の力で創りあげることを目標とするもの・・・・・・・
□静岡県富士宮市役所公式HP より、、、
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富士宮市
中心市街地活性化基本計画(平成14年3月発布)
活力と魅力のある中心市街地づくりのために、
市街地を販売拠点や業務地とするだけでなく、
人々の生活の場として、
また
自己表現や交流のための時間消費を楽しむ舞台装置
として
位置づけ、市民や訪れた人が楽しめるまちづくりを推進するもの・・・・・・
□静岡県富士宮市役所公式HP
より、、、
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ちなみに・・・・・
「やきそば」の街づくり(まちおこし)は、
平成10年に、富士宮市中心市街地活性化基本計画を策定する際に集まった
(中心市街地における商店主ではなく、
周辺に居住する一般市民を中心とした)
「まちづくりに関心のある市民」有志が
「歩いて楽しい街、路地裏の活性化」を目指して検討したなかから生まれた発案・・・・・・
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富士宮市の裏通りには「やきそば店(お好み焼き屋)」が多い
(静岡県下の他都市が1~2軒/人口1万人であるのに対し、
富士宮市は、なんと、当時7軒/人口1万人当たり存在した)
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さらに調べると(本記事冒頭に若干の概説を行ったとおり)、
富士宮のヤキソバは、麺・調理法とも他地域と大きな相違が在ることがわかった。。。
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なので・・・・・・
■「加須うどん」・・・埼玉県加須市 のような
神社仏閣信仰との深い結びつき・歴史的な脈絡は弱く、
むしろ、
「富士宮やきそば」は町おこしという大義名分の下で
事後的にラベリングされたという側面が強い地域ブランドである。
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但し・・・
「富士宮ヤキソバ」の場合
・野菜=地元の高原キャベツが中心
・水=富士山の沸き水(富士山の雪解け水を水源)
・だし粉=駿河湾産の海産物
ってな訳で、
『地産地消の名物』
の設定手法としては、理想的な事例であることだけは、間違いないみたいです。
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*資料出所:
niftyの地図より本ブログ管理者が若干の画像加工の上、引用