城山揚水場・・・・・(過去記事の画像更新版)
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城山揚水場とは、 富士宮市役所に隣接して工場を構える
㈱ニッピ
が所有する揚水場(兼)変電所のことです。。。
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*参考資料
*【㈱ニッピ・富士工場】について・・・・・
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本社所在地/東京都足立区千住緑町1-1-1
富士工場所在地/静岡県富士宮市弓沢町1
富士工場操業開始/1940年(昭和15年)
製造品目/各種ゼラチン、ペプタイド、リンカル、肥料
㈱ニッピ(旧・ニッピゼラチン工業)富士工場は、
静岡県富士宮市の富士山を間近に仰ぐランドスケープの中にあります。
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戦前の1938年(昭和13年)より、国内ゼラチン業界のパイオニアとして
航空写真用のゼラチン製造を手がけた同社がこの地に工場を構えたのは、
富士の裾野に湧き出す天然水が
高品質のゼラチン製造に欠かせなかったからだといいます。
㈱ニッピは、ゼラチン業界では国内有数メーカーで、
特に高品質ゼラチンに関しては国内トップシェアの地位を誇っています。
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富士工場で製造される製品は主に、写真用、医療用、食用に市場供給されています。
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写真用としては、乳剤の安定に欠かせない素材として
フィルム、印画紙、X線フィルムなどに、
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また、医療用としては、医薬品を充填するハードもしくはソフトカプセルなどに、
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さらに、食用としては、
ゼリー、アイスクリーム、ソフトキャンディーなどに幅広く使われています。
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その他にも、ゼラチンから製造されるペプタイドは、
液晶映像を作り出す上で重要な機能を担う素材として、
電子社会の一翼を担う分野でも活躍しています。
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*資料出所: □㈱山武の公式HP より
ところで・・・・・
(静岡県富士宮市における水力発電の歴史)
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富士宮市における「水路式」と呼ばれる水力発電事業の歴史は、
明治39(1906)年に
富士電気株式会社、富士水電株式会社の設立により始められました。
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また、従来の石油ランプ灯やガス灯に代わって、
富士宮市内の家庭に初めて電灯が燈ったのは、
明治41(1908)年6月1日「泉発電所」の開設からでした。
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【泉発電所の規模】
水量:150立方尺(=約4.1t)/毎秒
落差:35尺(約11m)
水車馬力:432馬力
発電能力:250kw/h
電燈範囲:大宮町(=現・富士宮市の中心市街地)の785灯など周辺市街地1733灯
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泉発電所は、現在の市立第3中学校(富士宮3中)近くの
『滝戸橋』西側に在ったそうです。
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この発電所は、
潤井川(飢渇川=きかつがわ)の本流から水路を造り、
富士宮市黒田字泉1408地内で
潤井川が小規模の滝(ドンドン)を作っていた所から、
その落差を利用して水路の水を落として発電しようとしたものだったそうです。
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この発電所を創始しようとした13名の発起人たちは、
日露戦争直後の明治39(1906)年3月27日、
静岡県知事に対して富士電気株式会社の設立を願い出て、
翌、明治40年4月1日に創立されました。
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*資料出所:
「富士宮―(富士宮市立)中学校社会科地域学習資料―」
富士宮市教育委員会編 昭和48年(平成7年改訂12版) pp..71-72
*資料出所:
niftyの地図より本ブログ管理者が若干の画像加工の上、引用