小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・20/過去記事の画像更新版
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小田急電鉄5000系+3000系の併結運用(2010.8.23新宿駅にて本ブログ管理者撮影)
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小田急電鉄の新型電車4000系(小田原駅にて、、、)
*本ブログ管理者自ら現地へ出向き2008.8.31撮影
*本ブログ内「小田原宿」関連記事
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■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・10
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・11
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・12
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・13
■小田原の街を散歩して「小田原評定」14…【柳屋ベーカリー編】
■小田原の街を散歩して「小田原評定」16…【お堀端の藤棚編】
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・17
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・18
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・19
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・20
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小田急電鉄の新型電車4000系(新宿駅にて、、、)
*本ブログ管理者自ら現地へ出向き2008.8.31撮影
1.小田原市本町・南町地区における街並み変化の概要
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本ブログでは、過去記事(全19回)において、
おもに神奈川県小田原市本町・南町地区(小田原市景観計画重点地域「国道1号小田原市本町・南町地区」にかかる国道1号線沿線)における、
小田原市本町3丁目「なりわい交流館」建物の再整備(平成13年9月)に伴う
景観改善後の街並み(主に沿道立地店舗における出店業態)変化の読み取りを、
ゼンリン住宅地図を用いた「改善前」「改善後」の経年比較により、
現況写真と適宜な照合を重ねながら(軽~く)概説してきました。
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特に目立った点を下に箇条書き的に列記します。
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(1-1)中心市街地商店街の、かつての「花形?」である劇場・映画館の解体
★「小田原東映」⇒「和菓子菜の花(銘菓製造会社の直営大型店)」へ、、、
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・18 参照
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・19 参照
★「オリオン座劇場」⇒「レアージュ小田原本町(マンション)」へ、、、
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・2 参照
(1-2)「なりわい交流館」周辺に集積化する特徴有る商業施設
★「なりわい交流館」
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・3 参照
★「えこ座」
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・5 参照
★「かりゆし市場」
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・4 参照
(1-3)グルメ(食)とうつわ(器)と、時々ビューティ(美)、、、
★南町1丁目地区の現況より判断・・・・・
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・11 (食)
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・13 (美)
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・14 (器)
2.地域全体における現況判断
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★「なりわい交流館」周辺に、とくに外来訪問客に対して強く訴求し回遊集客可能であろう特徴的な商業施設が集積化しつつある現況から、
「和菓子菜の花」から「えこ座」の間の国道1号線沿いに集中投資し、
集中的に政策投下するのが、最も「効率的・効果的(?)」であろう。
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それでなければ、
「第1次投資・重点整備地区」・・・・・(例)菜の花~えこ座
「第2次投資・重点製備地区」・・・・・(例)えこ座~ういろう
「第3次投資・重点製備地区」・・・・・(例)ういろう以西
のように、細かく地域を絞って、分けて整備した方が効果的かもしれない・・・・
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★そのような場合、当該地域内にマンション紛争が勃発している状況に鑑みるに、
回遊してくる新たな顧客のニーズを満たすことと「一石二鳥」の効果を得るには、
図のようなマンション形態・高度規制、
および埼玉県上尾市のようなマンション設計指針が一案として脳裏に浮かんだ。
■埼玉県・上尾の「都心」から、「上尾村」までの間を散歩する・・・・・1 参照
:
★また、 「まちかど博物館」事業 とリンクさせた形で、
ギャラリー喫茶のような業態で、
地域住民における日常生活の糧である「なりわい(生業)」と、「飲食」を
融合させた店づくり を行って、来街者を惹きつける仕掛けが必要だと思った。
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【根拠・・・・・】
■(本ブログ先行記事)本ブログ流「街歩記」のツボ、、、 を参照・・・・・
:
*本ブログ内先行関連記事
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■埼玉県・長瀞「ギャラリー喫茶 うるし工房やました」で食べたカラメルプリン
■ミュージアムショップ・ミュージアムカフェが、今、注目の的!?
■JIN'S GARDEN SQUARE 上尾に行ってきましたぁ。。。。。
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(図)歴史的街並みにおけるマンション形態規制・本ブログ管理者案
3.今後の課題など、、、
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★日曜日定休の店の多さに絶句・・・・・
このような状態では、せっかく修景まちづくりによって新たな顧客を掘り起こしても、
ニーズをつかめるかどうか疑問である。
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★既存商店街への応用
アーケードを取り払って新たなデザインを中心商店街が検討中らしい、、、
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日曜日定休の「柳屋ベーカリー(神奈川県小田原市南町1丁目)」
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小田原市(湘南地方)を代表する中心商店街「銀座通り」の現況
*本ブログ管理者自ら現地へ出向き2008.8.31撮影
4.結びに代えて(若干の提案など、、)
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本ブログ管理者が、全20回に亘って旧東海道小田原宿を中心に関わった全体的な印象としては、
行政による「街づくりの方針」は国土交通省のエリート官僚によって明確に決まったけれど、
実際の現場では(未だ、一部を除いて)『小田原評定』なのかなぁ・・・・・っていう感じに見えました。
- 街づくりルール形成の実践ノウハウ(都市計画・景観・屋外広告物)/藤川 眞行
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これでは、藤川氏の著書(p.13)で主張する、
「公共事業代替としての(緊縮財政下における)街づくりルールによる街並み改善」
によって期待されるべき効果が目に見えるのは、相当先になるのでしょうねぇ、、、
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・1 参照
:
やはり、
福島県会津若松市七日町における取り組みのように、
テナントミックス事業や、
新規参入者に対する低家賃で空き店舗を斡旋する事業などと
同時並行で
修景による街並み改善を図っていく方が、
本ブログ管理者が思うに、
最も「低コストで効果的な」政策手法なのではないかと考える。
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ひいては、それが・・・・・
確実に自治体における「自主財源」の確保に結びついてゆくのだから・・・・・・・・・
*気になった関連ニュース
金融危機、地方債の発行休止相次ぐ 自治体財政に波及
朝日新聞2008年10月28日15時1分
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世界的な金融危機が地方自治体の財政運営にも影響を及ぼし始めた。金融市場から資金を集める地方債に買い手がつかず、東京都や大阪府などが相次いで発行中止に追い込まれているのだ。10月に発行できなかった地方債は総額1千億円。「買ったら損をしかねない」という投資家心理が、本来はリスクゼロとされる地方債市場も揺さぶっている。
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「引き金をひいたのは北海道」と証券会社の売買担当者は指摘する。北海道は今月10日、5年債200億円の条件決定日を迎えた。だが、午前中に東京株式市場で日経平均株価が一時1千円以上暴落し、中堅生保の大和生命保険が破綻(はたん)。前日も不動産投資信託会社が破綻していた。
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市場公募債は銀行や証券会社が自治体から購入を引き受け、債券市場で投資家に売ることで流通する。発行時の利率は入札で決まる。北海道の地方債は、28の銀行と証券会社が入札した結果、前月より0.42ポイントも高い1.70%に高騰。北海道の利払いは年間8400万円増えた計算だ。
「投資家が地方債を買わないから、各金融機関とも引き受けたくない」(証券会社関係者)。売れない地方債を無理に発行しようとしたため、金融機関がリスクを金利に上乗せし、北海道の資金調達コストを押し上げたのだ・・・・・・・・・
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小田原(横須賀)―前橋(宇都宮)間のJR湘南新宿ラインに運用されるE231系電車
*本ブログ管理者自ら現地へ出向き2010.3.26撮影