小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・2/過去記事更新版
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(1枚目)旧小田原宿/早川口より眺めた本町・南町地区の鳥瞰現況
(2枚目)旧小田原宿/本町地区に聳え立つマンション
*どちらも、本ブログ管理者自ら現地へ出向き2008.8.31撮影
*本ブログ内「小田原宿」関連記事
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■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・10
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・11
■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・12
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■小田原の街を散歩して「小田原評定」する(?)・・・・・20
神奈川県小田原市役所には、
平成16年4月~平成20年3月まで、
国土交通省から藤川眞行氏(39歳!=取材日時点)
という方が、
小田原市役所の「都市部長」として出向されて、
「街づくりルール(主に都市景観・屋外広告物)」について、
かなり強力に政策を推し進められたそうで、
早速、その成果を確認するために、現地を散歩してみましたぁ。。。。
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(3枚目)旧小田原宿/本町地区で見られた「マンション反対」の看板
(4枚目)旧小田原宿/本町地区で見られた店舗撤退跡の「低未利用地」
*どちらも、本ブログ管理者自ら現地へ出向き2008.8.31撮影
- 街づくりルール形成の実践ノウハウ(都市計画・景観・屋外広告物)/藤川 眞行
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『街づくりルール形成の実践ノウハウ(都市計画・景観・屋外広告物)』
(藤川眞行著、2008年、ぎょうせい)
という本によると・・・・・・・
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(1)
小田原市で長年景観づくりに携われてこられた商業者の代表の方が、
気概をこめて、
「景観づくりをやってたとえ何か儲かるということがなくてもそれでよい、
小田原人として生きて死んだ証を後世に残していければそれでよい」
と言っておられたのが強く印象に残った・・・・・・・
:
(2)
滋賀県近江八幡市では、観光を目的とせず、
「終(つい)のすみか(住処)」をつくることを目的としてまちづくり・・・・・・
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っということを藤川氏は強調しておられる(前掲書p.11)。。。。。
でも、
(藤川氏への反論)
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本ブログ管理者としては、
藤川氏が主張する上記部分に強く反発せざるを得ない・・・・・・・・
:
今や、
細々と、少ない年金で暮らす高齢者からも保険料を徴収する時代である。
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藤川氏のように、
ごく一握りに過ぎない生活に余裕のある
ごく一部の
「上流」住民・商業者の言うことばかり強調して、
まさしく「エリート官僚」特有の
嫌味な『上からの目線』で、
ごく一般的な庶民における
「生活者の視点」に欠けたことばかり
言っていたのでは、
低い支持率に喘ぎ早期退陣を迫られた
かつての福田内閣と同じ運命を辿るのは目に見えている。
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旧小田原宿/本町地区で勃発しているマンション紛争現場・建築計画概要
(本ブログ管理者自ら現地へ出向き2008.8.31撮影)
なぜ、
小田原の旧東海道沿いには、
こんなに放棄された土地・店舗・家屋が多いのだろう、、、???
何故、
近隣に反発されてまで、
「利益」を最大限追求した背の高いマンションを造りたがるのだろう。。???
↓
やはり、
「その土地で、生活の糧を得て、生き延びる」
という視点に欠けた主張をしても、
『今日明日を、どうやって生き延びるのか?』という
食費を削って痩せ細るまでに厳しい生活を強いられている
「生活者」「(ごく一般的な)庶民」の心には響かない
(と、実際にそのような生活を強いられている本ブログ管理者は強く思う)
そこには、
周辺環境とのバランスに配慮した上で、
同時に、
地域外からの新規参入も含めた投資を誘うような考え方を前提とした
マーケティングという観点も必要になってくるだろう。。。。。
(本ブログ関連参照記事)
↓
■「大正ロマン」コンセプトに沿ったテナントミックス(会津若松市七日町)
■新規参入を呼び込む景観まちづくり政策が必要(宗田理論編最終版)
■その街の民間事業者を元気にすることが都市計画の目的(宗田理論16)
「理想論」は、もう・・・・・
聞き飽きました。。。。。
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官僚的思考を捨てて、
「現実(生活者の視点)」に、
もっと、着目して頂きたい!
っと、
本ブログ管理者は、
国土交通省のエリート官僚に復帰された藤川氏に対して
強く主張したいと思っています・・・・・