世界は少しぼやけている / B.アイリッシュ

まず、題がいいなと

善と悪、天国と地獄、過去と未来、あなたとわたし、、

　エデンは決して失われない。

　無垢の世界も遠くに去っていない。

　この穢土がすなわちエデンにほかならぬ。

　東洋的見方 / 鈴木大拙

その境界は分かち難い、、

同級生がビートルズのカヴァバンドでベースを弾いていて、関東にいたころは何度か観にいったことがある✨そのとき彼はこんなことを言っていた

　ライヴは観るもの、聴きにいくものじゃない、だから、

　観てて楽しかったと言ってもらうのが一番うれしい

世界は少しぼやけている / B.アイリッシュ

B.アイリッシュはまず観てて非常に面白い、楽しい、思わず笑ってしまうと、その様に惹かれるものがあるのだけれど、華があるとでもいうか、、

lovely が好きで、ボウイが亡くなって以降では唯一の気になるニューカマー、アーティスト

涙を流したライヴの後のその余韻の中にいるビリーに、一緒に写真をと群がるいつ尽きるとも知れぬ関係者と云う波、波、そして、波、、その状況にイラ立つビリーのその心のありようがついついに顔に出てしまう、こんなことは初めてだ

後日そのビリーの対応を非難したのは、その群がった側の潮騒たち、ファンとなら快く応じると怒りが収まりきらないビリーの姿を見ていて、そのありのままの素顔に、逆にいいなぁと思う、「誰か知ろう、百尺下の水の心を。水の深さを。」だ

また、このドキュメンタリでは、007の主題歌 (*1) の制作過程でのいたって普段と変わらないビリーの姿をもとらえている、〆切の押し迫る中での収録だったようだ

ビリーを真にサポート出来るのは四六時中対応出可能な家族だけというビリーの母、子供が成長していくことに嬉しくもあり少し寂しさを感じると吐露する父、レコード会社とビリーの間に立って少しでもビリーにストレスを感じさせないようにと気遣う兄 (*2) 、、家族のそのとても強い絆に、また、他にも印象深い言葉がいくつかあってそのすべてを覚えきれなかったけれど、(>_<)

関東にいた頃はよくこういったアーティストのドキュメンタリを観に行ってたなぁ、、渋谷のミニシアター系、新宿ではバルト、あるいは、会社帰りの立川でも、、

G.ハリソン、D.ボウイ、J.ジョプリン、J.B.、ビートルズ＆P.マッカートニー、、

but, B.マーリーは観損ねた、、

もう１作映画を観ようと思っていたその日の予定は、観終わっての余韻があまりによくてリセット、今月はこれにて見納め◎

読書も同じで、すぐには次の小説に進めないことがままあるね

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