Starman, The Wedding / David Bowie

　たとえば、川が流れるようなものかもしれない。

　川がソングライターとしての考え方だとすると、

　流れそのものが変わるのではなく

　まわりの風景の方が流れに従って変わっていくといったね。(*1)

　D.ボウイ

そうか、、あの日はもう５年も前か、、

*1：来日時の吉川晃司さんとのTV対談でのひとコマ

　All of us who have had the privilege of working with Oshima-san will miss his spirit tremendously.

　オオシマさんの魂がこの世を去った。彼の才能の恩恵を受けた我々は今それを惜しむばかりだ

　David Bowie

その日、NHKのニュースは冒頭からボウイの訃報を伝えた

Starman / 大橋トリオ

https://www.youtube.com/watch?v=BzPTDckYvxM

そもそも、

平成２８年は大島渚監督の三回忌の年にあたり、前々から監督のお墓参りをと決めていた

だから、

祥月命日には少しばかり早いが、建長寺さん山内の回春院さんへとこの日

以下、ボウイに寄せられた追悼文

Article: http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/11/david-bowie-dies-comments_n_8959486.html

”David was always an inspiration to me and a true original. He was wonderfully shameless in his work. We had so many good times together. He was my friend, I will never forget him.”

ディヴィッドはいつだって僕にとってはインスピレーションであり、真にオリジナルな人だった。作品では驚くほど臆面のない人でもあった。何度も素晴らしい時間を一緒に過ごしたんだ。彼は僕の友人だった。彼のことをずっと忘れないよ。

Mick Jagger

”Bowie was an innovator, a unique artist with a vision that changed the face of popular music. He is greatly missed.”

ボウイは、ポップ・ミュージックの様相を変えたヴィジョンを持つ唯一無二のアーティストで革新者だった。とても寂しくなる。

Jimmy Page

”I still cannot believe. Even now I can’t believe, especially because the new album came out two days ago. This morning I carefully listened back to each track of the new album. His vocals sound not like a cancer patient ― because I know that. I was diagnosed with cancer two years ago, so I know what it is. It doesn’t sound right.”

私はまだ信じることができません。今も信じられない。新しいアルバムが２日前に出たばかりだったから。今朝、新アルバムの曲をじっくりと聴きました。彼のヴォーカルは癌患者のようには聴こえなかった。私は２年前に癌と診断されたので癌患者のことは知っています。そうだと聴こえなかった。

坂本龍一

”Very sad news to wake up to on this raining morning. David was a great star and I treasure the moments we had together. His music played a very strong part in British musical history and I’m proud to think of the huge influence he has had on people all around the world.

I send my deepest sympathies to his family and will always remember the great laughs we had through the years. His star will shine in the sky forever."

雨が降る朝、とても悲しい知らせで目覚めた。ディヴィッドは偉大なスターで、僕は彼と過ごしたときを大切に思っている。彼の音楽は、ブリティッシュ・ミュージック史上極めて重要な存在であり、彼が世界中の人々に大きな影響を与えたことを考えると誇らしい。

彼の家族にお悔やみ申し上げます。僕は、彼と共有した笑いの数々を忘れない。彼の星はこの空で永遠に輝き続ける。

Paul McCartney

"David’s friendship was the light of my life. I never met such a brilliant person. He was the best there is."

ディヴィッドとの友情は人生の光だった。あんな眩しい人は会ったことがない。彼は最上の人だったんだ。

Iggy Pop

まだ若いのに悲しいです。いまごろ渚と天国で映画の話をしているでしょうね。

小山明子

競演できたことを誇りに思います。Ｌｅｔ’ｓ　Ｄａｎｃｅ！

内田裕也

見上げる冬の夜空で瞬くたくさんの星の中、僕のヒーローたちは輝き続けているんだ。

時々、いい歳して青っぽいことばっかり言ってる自分が恥ずかしくなったりする。

でも、大好きな歌を大音量で流せば、あの頃に戻ってる自分がいるんだ。

いつも前向きに、いつ死んでもいいように精一杯、毎日を生きていれば何も怖くはない。

誰だっていつかは、あの星屑の中の一員になれるんだ。

自分らしく輝く星になれるように、星空に誓おう。

奈良美智

もちろん奈良さんもボウイのファン、ボウイはミュージシャンというよりクリエーターだと奈良さんは言っているけど、なるほど確かに

　He told me

　Let the children lose it

　Let the children use it

　Let all the children boogie

　ボウイの魂がこの世を去った。彼の才能の恩恵を受けた我々は今それを惜しむばかりだ

　大島渚(1932.3.31－2013.1.15)

　D.Bowie(1947.1.8－2016.1.10)

　※時差の関係で日本時間では11日だった

あれから５年、

そんな日の１曲目は、まずは、この曲 (インストルメンタル) から

幸福なボウイを聴きながら、、

The Wedding / David Bowie

Vo.の入りは The Wedding Song

　These are silver wings
　These are golden eyes
　These are floating clouds
　Angel for life

　Heaven is smiling down, heaven's girl in a wedding gown
　I'm gonna be so good, just like a good boy should
　I'm gonna change my ways
　Angel for life

　The Wedding Song / David Bowie

Angel とは愛妻イマンのこと、自分たちのウェディングのためにボウイが書き下ろした曲

ここでは、イマンとの出会いによって、これからの人生 "すべて" が変わると歌われる

この歌詞には少なからず驚いたね、だって、あれだけ変わり続けてきたボウイが、

　I'm gonna change my ways

と歌うのだ、"ways" ってところに感動しちゃうんだなぁ...

追記１

今月の rockin'on にはこんなインタヴュ記事 (99年) (*2) も載っていた

　当時はAM/FMラジオで特殊な番組でも見つけない限りアメリカのレコードを聴くことさえ出来なかったからね。当時はMTVもなかったし、あらゆる種類の音楽がまわりに溢れてるような環境じゃなかったんだよ。だからそういう常識からかけ離れたものを求め、不満を抱いている同世代達を立ち上がらせたいがためにロックミュージシャンになっというか。

　D.ボウイ

ボウイの誕生日は1月8日、これは E.プレスリーの誕生日と同じ

ボウイとプレスリーといえば戦メリ撮影時のこんなウラ話を読んだことがある、ボウイはプレスリーの歌マネを坂本龍一さんの前で披露したことがあるらしいんだなぁ、それがとても上手かったと

そう思って聴けば、

モダンラヴはハウンドドッグを元ネタにしていると聴こえなくはない？特に出だしあたり？？どうだろう？？？

*2：

その他、あの80年12月8日が少なからずボウイも関係していたという記事 (あまり公にはなっていない史実？) もありびっくり

追記２

亡くなったのは 1月10日、これにはまたしても奇遇だなと思った

生前ボウイは、世界が東京 (Tokyo) に目が向いていたときでさえも常に京都だった、禅にも興味があったようで、京都臨済宗の大本山の老師の方々と話をしたということも記事になってたりしてたからね

で、

そんなボウイを知る禅僧がボウイが1月10日に亡くなったと聞いたとき、少なからずこう思ったんじゃないかなぁ...