中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第九集]
珠茵は楚王もあの巫蠱事件によって人生が変わってしまった被害者で、表面上は平然としているが大きな苦しみを経験しているのだと説くが、鳳知微は楚王には関わりたくないと断る。
太子が蘭香院の前に来ているとの報せ。辛子硯が寧弈と一緒にいることが知られるとまずい、寧弈は辛子硯の妻を呼びに行かせる。辛子硯の嫉妬深く凶暴な妻・大花がすぐに乗り込んできた。妻が恐ろしい辛子硯は、男装し"魏知"となった鳳知微に助けてくれと泣きつく。魏知は彼を二階に隠し大花にはお世辞を言って引き下がらせた。辛子硯は命の恩人だと礼を言うが魏知はしっかり見返りを要求し、辛子硯は悪態をつきながら自分の印籠を渡した。
大花は一階で居座り続けているため結局辛子硯は二階の窓から飛び降りた。大花が乗り込んでいくのを見ており事情を察していた太子が苦笑して彼を助け起こした。
太子は辛子硯に例の巫蠱の策を考えていると告げる。辛子硯は驚き常都督が許さないだろうと言うが、太子は常海の「皇帝の叔父」という立場は自分でなくても弟が帝位に就いても同じだからなと言う。常海は趙王か燕王を援ける気ではないのかという意味だ。特に燕王の動向は怪しい。おとなしくしているように見えるがあいつは聡い、現に血浮屠の残党の事件でも何一つ痛手を被っていないではないか…。
皇帝は血浮屠の事件の進展を問うが、楚王が太子の顔色を窺いながら何も進展はないと答えたため、怒り彼を宮殿の外に跪かせた。
太子はその場で隣国の大悦との国境付近で盗賊が多発していることを報告し、防犯のため葛鴻英を派遣すべきだと進言した。趙王本人は決して頭が切れるわけではない、参謀の葛鴻英を引き離してしまえば彼は太子に頼らざるを得なくなるだろう…そう辛子硯が助言したのだった。
蘭香院を出た魏知は幼い頃から世話になっている宗宸の私塾を訪ねる。宗先生から皇帝が太子と常都督の力を押さえるために楚王を解放し戦わせている、太子か楚王どちらかの首が落ちなければこの事態は収拾しないだろうと聞いた魏知は急に心配になり、蘭香院へ戻って珠茵に協力したいと申し出た。魏知は男装のまま蘭香院の給仕として働き始めた。
太子、燕王、趙王の三人が揃ってやってくる。太子らは楚王が父帝の怒りを買って跪かされているのをいい気味だと嗤う。珠茵ら美しい妓女が接待を始める。するとどこからインコが飛んできて趙王の肩に停まり「太子殿下コンニチハ!」と喋った。太子は顔を引きつらせ、趙王はインコに自分を太子だと教え込ませているのかねと問う。趙王は誤解だと言ってインコを捕まえに出て行く。
魏知は餌を使ってインコを呼び寄せ趙王に引き渡した。趙王は焦ったものの自分を太子と呼ぶかわいらしさからインコを放してやった。するとインコは中庭へと飛んでいき怪しげな仮面の男の手に停まった。その隣には、辛子硯がいた。
辛子硯はこの仮面の男は知り合いの予言者で、このインコは神の鳥だと畏れて見せる。趙王がさっき太子と呼ばれたと聞いて、辛子硯は真顔で大変なことだと言う。神の鳥が未来を喋ってしまったのだと。
常海はまだ楚王が秋明纓と顧衡の関係を皇帝に言ってしまうのではないかと心配だが、太子は今日の彼の態度から自分に従う気になったのだと言い、"褒美の品"を届けさせる。
寧弈は一日中宮殿の前で跪いていた。東宮の侍従が太子からの贈りものだと言っていわくありげな指輪を持ってきた。
夜も更け趙淵の勧めで皇帝はようやく寧弈を許す。趙淵は外でふらふらになっている寧弈を助け起こすと、膝の痛みに効く薬を手渡した。と、指輪を見てそれはさる仏門の高僧が身に着けていたという大変貴重なものだと言う。寧弈はどうせ貰い物なので心配してくれたお礼に指輪を譲るといって差し出した。趙淵はありがたいありがたいと喜んで受け取り身に着けた。
[第十集]
趙王が青溟書院へやってきて辛子硯にあの予言者に会わせてほしいと言う。案の定予言を信じ込んでいる趙王に辛子硯は内心馬鹿めと嗤う。
趙王に対面した仮面の予言者は「頭上にかかる雲を飛び越せれば龍は空高く舞い上がる」と書いてみせた。龍は皇帝の象徴だ。趙王は興奮してどうすれば雲を飛び越せるだろうかと問う…。
辛子硯はすぐに太子の元へ行き、趙王はやはり太子の座を狙っていると報告する。
魏知は蘭香院の外で待ち構えていた趙王に呼び止められた。そしてこれを東宮の軒下に埋めてくれと人形を手渡された。それは趙王が予言者から受け取った呪人形なのだった。
魏知は趙王が楚王を嵌めようとしているのではと心配し珠茵に相談する。珠茵は彼女がこんな危険に巻き込まれるとは思いもよらず、自分が代わりに行くと言うが、そこにいた辛子硯が制止する。辛子硯はこれは楚王にとっては良い事になると請け負う。
翌日東宮の宴会に蘭香院の妓女らが呼ばれ魏知も従者として加わる。魏知はこっそり軒下に人形を埋め戻ろうとするが見回りの衛兵に見つかりそうになり慌てて室内へ。と、人が来る気配があり衝立の裏に身を隠した。やって来たのは太子と常海だった。彼らは邪魔な寧喬を抹殺したように寧弈を毒殺すると話している。驚いた魏知は急ぎ珠茵に報告する。
宴会が始まった。楚王の側にはべった妓女が彼の前に出された食べ物をさりげなく取り上げて食べてしまう。寧弈は給仕に扮した魏知がいる事に気づいた。魏知は太子が毒殺しようとしていると囁くが、寧弈は太子もそこまで馬鹿ではないと取り合わない。
寧弈は太子の前で突然倒れた。すぐに起き上がったが、すると太子も突然めまいがすると言い出した。燕王は暑気あたりだろうと心配する。
魏知は本当に太子と常海が「寧喬を抹殺したように寧弈を毒殺する」と話していたのをこの耳で聞いたと楚王に訴える。寧喬を抹殺した…推察していたとはいえ太子自らの口からその言葉が出たとは…寧弈は魏知を助け起こし信じようと答える。しかし彼女が趙王に命じられ呪人形を埋めにいったと知りその危険を自覚していない彼女を叱る。
趙王は口封じに魏知を殺そうとするだろう。彼女を保護するのに適した場所がある、それは青溟書院だ。太子の管轄する青溟書院に魏知がいるのを見たら趙王はどう思うか…寧弈はニヤリとして辛子硯に彼女を匿うよう指示する。確かに良い方法だが、あの魏知を匿うのは正直メンドくさいと辛子硯は苦い顔をする。
[第十一集]
寧弈は魏知に蘭香院に戻らず青溟書院へ行けと勧める。魏知は国一番の学院で学べるのは嬉しいが学長の辛子硯はエロジジイで変人だと散々悪口を吐く。さらに本当の所は自分を趙王の刺客から守るために青溟書院へ閉じ込める腹だろうと突きつける。そして寧澄の目を盗んで行方をくらましてしまった。
太子は準備していた毒薬を飲んで病に臥せる。太子の体調が良くないと知った趙王はにんまりしてすぐに魏知を始末しろと部下に命じる。
魏知はひと気のない通りで趙王の刺客に取り囲まれた。だが突然現れた剣侠が刺客らをなぎ倒していく。魏知は必死になって逃げだした。剣侠は刺客らを倒した後再び魏知の前に姿を現した。彼はさる人から魏知を守るよう言いつかったといってくっついてくる。
街へ戻るに戻れず野宿を覚悟していた魏知の前に寧弈が現れた。寧弈はある仕事をしてくれたらその後はもう一切関わらないと約束する。埋めた呪い人形をすりかえてきてくれと…。
魏知は金羽衛の一員に扮して東宮へ入り軒下の呪い人形を掘り出し楚王から預かったものを代わりに埋めた。
太子が原因不明の重病で仏僧に祈祷を行わせていると知った皇帝は東宮へ。仏僧は祈祷を妨げる邪な気が漂っていると言う。皇帝は東宮敷地内を調べさせろと命じる。
魏知を取り逃がしてしまったと知った趙王は、あの預言者に何とかしてもらうしかないと馬を走らせ青溟書院へ。その道中で魏知を発見した。天は我に味方した!趙王は魏知を殺そうと迫るがそこへ楚王の一行が通りかかった。楚王は魏知が知り合いの弟分なので助けてやってくれと頼むが趙王は激高する。と、そこへ今度は燕王の一行がやってきた。燕王は趙王に太子が呼んでいると告げに来たのだ。
太子の前にやってきた燕王と趙王。太子はふざけるな!と木の人形を投げつける。趙王はこれは何ですかとしらばっくれる。太子は怒りをあらわにして自分の生年月日が刻まれた呪人形を拾い、二つに割って見せる。入れ子になっていた人形の中には皇帝の生年月日が書かれた小さな呪人形が入っていたのだ。趙王は蒼白になり、確かに人形に太子の生年月日を書いたがまさか父帝に呪いはかけていないと膝をついて釈明する。これは誰かが自分をはめようとしたに違いない、と。疑心暗鬼になっている太子は燕王を睨みつける…。

[A] 寧弈
皇帝の第六子。楚王に封じられている。政治には無関心を装っているが、三兄・寧喬を陥れた長兄・寧川を討つため陰謀を謀る。
[B] 鳳知微(魏知)
秋都督の姪。殺人を犯した母や弟を救うためその名を捨て魏知という名の男性として生きることを決意。実は前王朝哀帝の遺児を助けて逃げた顧衡の娘だが本人はまだそれを知らない。
[C] 寧川
皇帝の長子。哀帝の遺児を殺し前王朝の血脈を滅した功で太子となった。だが実際は遺児は取り逃がし消息不明、その事実を知っている寧弈を抹殺しようと躍起になっている。
[D] 寧昇
皇帝の第二子。燕王に封じられている。寧川に従順を示しているが彼には彼の思惑があるようだ。
[E] 寧研
皇帝の第五子。趙王に封じられている。取り立てて秀でた才能もないので寧川に付き従っていることが最良の道だと考えている。
[F] 常海
都督。寧川の母の弟に当たり彼の参謀のような役割を果たしている。
[G] 寧澄
寧弈の腹心。自由気ままで手を焼かせる鳳知微のことを狸猫(山猫、野良猫の意味)と呼んでいるが、結構彼女の事を気にかけている。
[H] 辛子硯
少保。青溟書院院首で寧川の信頼も厚い。だが実は亡き第三皇子・寧喬の仇を討つため寧弈と協力して寧川を嵌めようと画策している。
[I] 珠茵
蘭香院の芸妓。寧川の陰謀によって殺された両親の仇を討つため寧弈に協力し、蘭香院を彼の秘密の作戦本部として提供している。
[J] 顧衍
金羽衛指揮使。太子の配下だが長年彼に騙されていたことを知り密かに寧弈に寝返る。
[K] 寧世征
天盛王朝初代皇帝。
[L] 趙淵
大太監。寧世征の腹心で彼の真意を鋭く言い当てる。
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