中国語でドラマを見る-天盛長歌 #9 | あさひのブログ
「天盛長歌(全56話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第二十三集]
魏知の手の中には羊毛の香袋があった。それは先日寧弈が助けに来てくれた時に手にしたものだった。魏知は大悦と友好関係を築くために婚姻関係を結び、馬市の代わりとして閔海国燕家が所有する長毛羊を輸入して養殖しその羊毛等を売買する羊市を立てればよいと提じる。皇帝はその案を採用した。閔海国燕家に天盛皇帝のお墨付きを与えられ燕懐石は魏知に感謝し拝礼するが魏知は水臭いと笑う。
朝議で魏知が羊毛の香袋を手に陛下に羊市を提じたと聞いた辛子硯は、寧弈が馬市の廃止を狙ってわざと彼女に渡したのだろうと見抜く。

閔海公・常遠からの急報で、天盛から派遣されていた林任奇が海賊に殺されたという。常遠は海賊の首領の陳紹の似顔絵が書かれた指名手配書を送って来た。皇帝は怒り、即刻陳紹を捕らえるようにと伝えさせる。だが魏知にはこっそりとこの事件はそう単純なものではないと仄めかすのだった。
彭沛は燕王に手配書を見せる。この陳紹というのは林任奇が集めていた常遠の悪事の証拠を持って逃げているのだ。一刻も早く発見し抹殺しなければ常家が危うい。

ある朝、各朝臣の門に陳紹のサインの入った文が挟み込まれていた。そこには常遠の悪事の証拠を握っているので罪に問わないなら証拠を差し出そうと書かれていた。朝議でこの件が取り沙汰され、燕王はこの文が陳紹の名を騙ったいたずらかもしれないと言うが、楚王は冗談にしては度が過ぎると言う。皇帝はこの件を魏知と彭沛に任せた。魏知が燕王と彭沛にどうすればいいだろうかと尋ねると、燕王は文に書かれてある指示通りにして陳紹をおびき出し捕えようと言う。

父帝はやはりこの機に常家を排除しようとしている、だが朝臣を裁くべき御史台が現在空席となっており、だからこそ刑部尚書の彭沛の思うがままになっているのだ。寧弈は自分が御史に立候補しようと言うが辛子硯は猛反対する。御史台に入るということは後継者の権利を手放す事を意味するからだ。寧弈は辛子硯の手をとり世界地図を指し示す。我が天盛が世界を統一し平和をもたらすためにも常家の排除は必須条件なのだ…。しかし辛子硯はもっと長期的な策が必要で、その夢を叶えたいと思うのなら早まって御史台に入るのは絶対にやめてくれと念を押す。

陳紹が書いた文は「酉の刻に西市の旗の下、赤い服を来て免罪の聖旨を持ってこい」…その酉の刻。主の命令で陳紹を保護するため西市を張っていた寧澄は市民に紛れて暗殺者らしい男が幾人もうろついているのを確認した。やはり彭沛は口封じをするつもりだろう。
近くで燕王、寧斎、辛子硯が集って茶を飲んでいたがそこへ寧弈がやってくる。辛子硯は彼に席を譲り外を眺めていたが、赤い服の人物が現れたのを目にする。それは魏知だった。
赤い服の魏知の元に傘を被った一人の男が近づいた。「まず聖旨を見せろ」男は言う。お前が陳紹なのかと尋ねたその時、飛来した矢が男の胸をまっすぐ射抜いた。場は騒然とする。寧弈はすぐさま射手がいた建物へ駆けあがるが犯人の姿は既にない。降りようとした時、下階から上がってこようとする傘を被った怪しい男と目が合った。寧弈は男を追いかけるが見失ってしまった。
間もなく彭沛が兵を率いて現場にやってきた。魏知は矢の特徴的なその模様を目に焼き付ける。やってきた燕王に彭沛は青ざめ手配書を見せ声を潜めて言う「これは陳紹ではない、別人だ…。」実は陳紹の弟分なのだった。

[第二十四集]
自宅に戻った魏知は怪我の治療も後回しにあの特徴的な矢を紙に描き起こす。楚王が心配して魏府にかけつけた。魏知は絵を見せる。矢は天盛五軍のものに似てはいるが羽の形が若干異なるようだ…。

魏知と彭尚書は揃って昨日の事件を皇帝に報告する。そこへ寧弈がやってきた。彼は世の不正を正すために御史台に赴任したいと申し出た。それは彭沛に真っ向から対決すると言う宣戦布告でもあった。彭沛は寧弈を睨みつける。

秋明纓は娘が男装して仕官しあの憎き寧世征の側にいると知ってから心配でたまらない。宗宸を訪ねなんとか彼女を呼び戻せないかと相談するが、宗宸は彼女の運命は彼女自身でしか変えられないだろうと言う。それに血浮屠の力がすっかり弱くなってしまった今、皇帝の寵臣となった鳳知微は大成王朝の復権の鍵となっている。秋明纓は娘一人にそのような大きな荷を背負わせないでほしいと嘆く。宗宸はため息をつき、18年前に顧衡から子を託された時に覚悟を決めていたのではないのかと問う。秋明纓はあの時はまだあの子の"本当の母"ではなかったからと言う。だが今はもう大切な"我が子"なのだ…。

寧弈は早速刑部の監査に入る。刑部の記録がことごとく真っ白なのを指摘すると彭沛は国が平和で事件がなかったので記録すべきこともなかったのだとしゃあしゃあと言ってのけた。さらには陛下が自分を刑部尚書に任命したのだから自分の能力を疑うという事は乃ち陛下の人選能力を疑うのかと逼り、寧弈は怒り書を投げつける。
寧弈はあの時目の合った傘の男が本物の陳紹ではないかと考えていた。どうすれば彼と連絡がとれる…寧弈はとある布告を書き寧澄に張り出させた。

その夜、寧弈の元に怒り心頭の辛子硯がやって来た。あれほど言ったのに御史台に入るとは、後継者の権利を捨ててしまったことを分かっているのかと。寧弈は国の不正を正さずして皇帝になったところで意味がないと言うが、辛子硯は御史になったくらいで常家を排除できると思っているのなら甘すぎるとその怒りは収まらない。だがこうなってしまった以上後戻りできないのも分かっていた。寧弈から魏知が書いた矢の絵を見せられた辛子硯はそれが大悦の辺境に住む部族が使う矢だと吐き捨てて去っていった。
大悦ね、なるほど…七弟の顔を思い浮かべ寧弈はニヤリとする。

皇帝の元に常貴妃がわざとらしくご機嫌伺いにやって来た。閔海国常家の旗色が良くないと見て加勢にきたのだ。皇帝は常貴妃をおとなしくさせるために形式上後宮を訪れるが、ふと思い立って王才人の屋敷へと赴く。王才人は争い事を好まず人の顔色を覗って派閥を組むことを好まなかった、そこを皇帝は気に入っていたのだ。

寧弈は寧斎を呼ぶ。西市に現れるはずの陳紹を射殺しようとしたのは彼の部下だった。寧斎は母から「陳紹を生かしてはなりません」と書かれた文を受け取ったのだと言い差し出す。それを見て寧弈は苦笑する、王才人は慎ましやかな人だ、こんな事を息子に命じるわけがない。詳しく問うとその文は燕王を介して届けられたのだという。寧弈は燕王に利用されたのだと指摘、寧斎はびっくりして助けてほしいと土下座する。


[A] 寧弈
皇帝の第六子。楚王に封じられている。18年前に突然死んだ母の事件の真相を追う。鳳知微にとっては自分が父親の仇人である事を知りながらだんだんと彼女に惹かれていく。
[B] 鳳知微(魏知)
男装し魏知と名乗っている。朝華殿学士。実は前王朝哀帝の遺児を助けて逃げた血浮屠・顧衡の娘だが本人はまだそれを知らない。なにかにつけて助けてくれるが一言多く底意地の悪い寧弈を嫌いつつも気になっている。
[C] 燕懐石
閔海国燕家の御曹司。魏知の腹心として仕える。彼女が訳あって男装していることも知っている。
[D] 顧南衣
魏知を護衛する寡黙な剣侠。魏知を守っても言う事は聞かない頑固者。その正体は血浮屠で、顧衡の子である鳳知微を守っているのだ。
[E] 辛子硯
青溟書院院首。亡き第三皇子・寧喬から寧弈を皇位に就けるようにと託っている。鳳知微が顧衡の子だと知っており、寧弈が彼女を手助けし親密になってきている事を悩ましく思っている。
[F] 寧澄
楚王の侍従長。毎度主人から無茶な注文や意地悪を言われているが、堂々と反論したり皮肉ったりする図太さも持ち合わせている。
[G] 寧昇
皇帝の第二子。燕王に封じられている。冷静で思慮深く、常に己に有利になるよう巧みに立ち回っている。
[H] 彭沛
刑部尚書。常海らの一派だった。常家の威光にしがみつき拠り所を燕王へと移す。
[I] 常貴妃
寧昇の母で常皇后の妹。貴妃は爵位。皇后亡き後は彼女が後宮を取り仕切っている。
[J] 寧斎
皇帝の第七子。10年以上ずっと国境防衛の任に出されていたが元太子のクーデター未遂を機に都へと呼び戻された。
[K] 王才人
寧斎の母。才人は爵位。元は常貴妃の侍従。常貴妃の嫉妬を買い息子を辺境へと追いやられていた。
[L] 寧世征
天盛王朝初代皇帝。
[M] 秋明纓
鳳知微の母。都督・秋尚奇の妹で駆け落ちして家を出たがその後夫を亡くし二人の子供を連れて出戻って来た。
[N] 宗宸
私塾の講師で鳳知微の恩師。実は血浮屠の生き残りで顧衡の部下だった男。わずかに残る仲間達のリーダーとして潜伏している。顧南衣の師匠。
[O] 陳紹
閔海を荒らす海賊の頭領らしいが…。閔海に派遣されていた朝臣・林任奇を殺害し逃亡、閔海公・常遠がその行方を追っている。

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