中国語でドラマを見る-天盛長歌 #10 | あさひのブログ
「天盛長歌(全56話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第二十五集]
大悦国金獅族の王子・赫連錚が天盛帝都に留学にやってきた。誇り高い彼は天盛の人々を小馬鹿にしている。お目付け役として随伴している占壁が彼をたしなめるが赫連王子は勝手に馬を駆って遊びに行ってしまった。
赫連王子は市で鞭を鳴らし、女らが悲鳴を上げるのを楽しんでいる。だが鞭を当てても何の反応もない一台の車があった。車に乗っていたのは、秋府へ行くために"鳳知微"として着飾った魏知と、彼女によって無理矢理女装させられた顧南衣なのだった。鳳知微はこの無礼な王子の手をひねり上げ、さらに顧南衣が蹴り飛ばして懲らしめ走り去った。

夜半に楚王府へ一人の男が訪ねてきた。それは陳紹だった。布告文に隠された「楚王為君復仇(楚王があなたの仇を討とう)」の文字を見てやって来たのだ。
陳紹は元々は閔海で暮らす普通の漁夫だった。だが18年前にやって来た常遠が漁業を禁じ重税を課したため生活に困った漁夫らは決起し海賊となったのだ。その勢力が大きくなり持て余した常遠は裏で海賊と協定を組んだ。そして陳紹らは表向きは海賊行為を行いながら実質常遠の私兵として動くことになったのだ。林任奇を殺せ命じられた陳紹はその通り従ったが、彼の奏書を見てしまった。そこには常遠の悪事がいくつも連ねられていた。こんな悪者の言いなりになっていた自分にも罪があるが、どうか常海を倒してほしいと陳紹は涙ながらに訴える。
寧弈は陳紹から受け取った奏書をすぐに父帝に提出、皇帝は怒りすぐに常遠に出廷するよう命じた。満足げな表情の寧弈に、辛子硯は勝った気になるのはまだ早いと忠告する。だがこの期に及んで常遠に逃げ場はないと寧弈は自信満々で賭けてもいいと言う。なら鳳知微を賭けよう、勝ったら彼女を娶るがいいと提じられ、寧弈はそんなもの賭ける価値もないと誤魔化す。

金獅族使者の占壁は実は寧弈の母・雅楽が妃の地位を廃される原因となった男だった。大悦の日落族であった雅楽と占壁は永遠の愛を誓った恋人同士だったのだ。だが雅楽は部族を守るため無理矢理天盛皇帝に嫁がされた…。
占壁は雅楽の息子である楚王が毎月母の弔いのために青龍寺へ参っていると聞かされた。だが実はそれは燕王が仕組んだ罠。青龍寺にやってきた占壁に燕王は自分が楚王だと言う。そして皇帝の侍従に母を弔っていることがばれてしまったとうろたえて見せた。占壁は愛する恋人の息子を救うために皇帝の侍従を追いかけ殺害した。その途端大勢の兵に囲まれ占壁は連行された。

[第二十六集]
寧弈は牢獄の占壁に会うが、やはり母を死地へと追いやった原因の男を前に怒りが噴出する。占壁は彼が本当の楚王で自分は燕王に騙されたことを知るが、怒りの楚王に自分のせいで雅楽が殺されたことを認めて詫び、この命をとられても仕方ないと跪く。

魏知が秋府から戻って来ると燕王が突然やってきて楚王と第七皇子を呼んでここで宴会をすると言っている。燕王あるいは楚王が何か企んでいるに違いない…ともかく皇子らには中庭で待ってもらい急ぎ宴会の準備を整える。
燕王の乾杯で宴が始まったが殺伐として気まずい空気が流れているため魏知はゲームをしようと提じた。
宴がお開きになりゲームですっかり酔った楚王を介抱して寝かせ戻ろうとすると、屋敷になぜか母と弟が来ていた。韶寧公主が二人を連れて来たと言うのだ。公主は魏知の手を引き、楚王にこれを飲ませろと薬を渡す。母と弟を人質にとり楚王を毒殺させる気か…!だが公主は殺すわけじゃない、体にあざができる薬でちょっと驚かせるだけだと自ら薬を一粒飲んでみせた。
魏知は酔い覚ましの湯を作り韶寧公主の見ている前でもらった薬を入れて溶いた。魏知の様子が先程から妙だと気づいていた寧弈は酔い覚ましの茶碗に手をすると、彼女の表情をうかがいなから「毒が入ってるのかもな」と言って飲み干した。

皇帝が占壁を呼び出していたと知った寧弈は何を話したのかと問う。占壁は双生虫の術について問われたと答える。雅楽は日落族の巫女で「双生虫の術」を使うことができた。この術をかけられた二人の人間は同じ時に同じ病にかかり同じ時に死ぬ、同生共死の呪いがかかると。皇帝からその術の解き方を訊かれたのだが日落族の巫女の秘術なので自分も知らないのだと占壁は話す。寧弈はピンと来た…母が双生虫の術をかけたのは父帝と自分だ。

楚王が去った後彼からの差し入れの酒を飲んでいた占壁だが、隣の牢の男が食い物を分けてくれと言うので看守に渡した。だが看守がこっそり薬を混ぜ、食べた男は血を吐いて死んだ。そして燕王がやってきた。また彼に嵌められたと知った占壁はさっさと殺せと迫るが燕王はニヤリとして、お前が生きていてくれないと楚王を排除できないのだと嗤う。お前のおかげで雅楽を排することができたし今回も感謝しているよと言われ占壁は歯噛みする。

[第二十七集]
その夜占壁が首を吊って死んだ。激高した赫連錚は天盛皇帝が金獅族使者を捕らえて殺したと朝議に乗り込む。魏知がひとまず落ち着いてもらおうと皆に茶を配った。
燕王が進み出て、楚王が青龍寺で密かに廃妃を祀っており、それを侍従に知られたため占壁が殺したのだと訴える。なぜ彼が楚王のために命まで投げ捨てるのか、それは彼が楚王の実の父親だからだ!燕王のとんでもない言葉に一同は騒然とし皇帝も凍り付く。日落族は大人になると腕に赤いあざが現れるのだと燕王は言う。燕王に追求され楚王がゆっくりと腕をまくると、手首に赤いあざが現れていた。嵌められた…愕然として膝をつく。
と、突然魏知が自分にもあざがあると腕を見せる。すると姚丞相の腕にも、彭尚書の腕にも、赫連錚の腕にもあざが現れていた。実は魏知が先程配った茶に韶寧公主の薬を混ぜ込んだのだった。楚王は燕王を睨みつけるとその腕をつかみ袖を引き下げる。彼の腕にもくっきりと赤いあざが現れていた。

寧弈は魏知によくも毒を飲ませてくれたなと彼なりの言い方で礼を言い、魏知も皮肉をこめて返す。そこへ赫連錚がやってきて楚王に折り入って相談があると言う。実は秋都督の姪の鳳知微が気に入ったので嫁にもらいたい、陛下に口添えを頼めないか、と。魏知のげんなりした顔を見てまたイタズラ心が動いた寧弈は赫連王子にぜひ協力させてくれと申し出る。しかし魏知が寧弈の袖を引っ張るのを見て赫連王子は怪訝な顔し、魏知をじろじろ眺めまわすとやっぱり陛下に頼む必要はなさそうだと言って去っていった。

赫連王子は秋府を訪問する。そこへ"鳳知微"がやって来た。赫連王子はやはり魏知の正体が鳳知微であると知り妾になれと言うが、鳳知微はなぞなぞを解けたら嫁いでやってもいいと答える。なぞなぞの答えが解らずしかし赫連王子は諦めようとしない。鳳知微は侍女に扮する顧南衣に勝てたら妾になってやるし敗けたら自分をおねえさまと呼んで敬えと提じる。赫連王子はこんな細い女に敗けるわけがないと自信満々。顧南衣は手加減して手を使わないでやると言い、赫連王子も当然自分も手を使わないと言って勝負が始まった。だが顧南衣の鋭い蹴りに赫連王子はたじたじとなり、つい手を使ってしまったため潔く敗けを認めた。


[A] 寧弈
皇帝の第六子。楚王に封じられている。18年前に突然死んだ母の事件の真相を追う。鳳知微にとっては自分が父親の仇人である事を知りながらだんだんと彼女に惹かれていく。
[B] 鳳知微(魏知)
男装し魏知と名乗っている。朝華殿学士。実は前王朝哀帝の遺児を助けて逃げた血浮屠・顧衡の娘だが本人はまだそれを知らない。なにかにつけて助けてくれるが一言多く底意地の悪い寧弈を嫌いつつも気にしている。
[C] 占壁
大悦国金獅族の重臣。元は日落族で寧弈の母・雅楽の恋人。赫連錚のお目付け役として天盛帝国を訪れる。
[D] 赫連錚
大悦国金獅族の王子。父の命令で天盛帝都にやってきた。
[E] 寧昇
皇帝の第二子。燕王に封じられている。冷静で思慮深く、常に己に有利になるよう巧みに立ち回っている。
[F] 韶寧
皇帝の娘。尊敬する長兄を死に追いやった寧弈を恨んでいる。
[G] 寧斎
皇帝の第七子。十数年ぶりに都に戻ってきたがその権力闘争に否応なく巻き込まれて行く。母は王才人。
[H] 常貴妃
寧昇の母で常皇后の妹。貴妃は爵位。皇后亡き後は彼女が後宮を取り仕切っている。
[I] 彭沛
刑部尚書。常家の威光にしがみつき燕王に仕える。
[J] 寧世征
天盛王朝初代皇帝。
[K] 趙淵
大太監。寧世征の腹心で彼の真意を鋭く言い当てる。
[L] 陳紹
閔海を荒らす海賊の頭領。閔海公・常遠の悪事の証拠を集めていた林任奇を殺害するが、その証拠を手に常遠を告発しようと帝都へやってきた。
[M] 顧南衣
魏知を護衛する寡黙な剣侠。その正体は血浮屠で、顧衡の子である鳳知微を守っているのだ。女性の鳳知微の護衛をする時は女装させられている。ニックネームは衣衣。
[N] 燕懐石
閔海国燕家の御曹司。魏知の腹心として仕える。彼女が訳あって男装していることも知っている。
[O] 寧澄
楚王の侍従長。毎度彼から無茶な注文や意地悪を言われているが、堂々と反論したり皮肉ったりする図太さも持ち合わせている。

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