中国語でドラマを見る-天盛長歌 #11 | あさひのブログ
「天盛長歌(全56話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第二十八集]
常遠は風邪をひいたと言っては途中の城で長居し、催促すると今度は足が痛くて動けないと言って上京を引き延ばしていた。頭に来た皇帝は迎えの使者を遣りすぐに都へ連れて来るよう命じる。そして金羽衛を宮殿内に配備させる。常遠の行動の如何によってはすぐに捕らえることになるやもしれぬ…。

やっと常遠が入城し、皇子皇女や貴妃らが一堂に会し宴会が行われようとしていた。最後にやっていた寧弈は御史として参内したと言い、あの林任奇の奏書を差し出す。さらに常遠が陳紹に林任奇殺害を命じた文を証拠として突きつけた。そこには皇帝が閔海公に授けた唯一無二の印鑑が押してあった。常遠は平伏し、実は印鑑を盗まれてしまったのだと釈明する。しかし寧弈は証人として陳紹を連れて来た。だが常遠は自信満々に両手を広げて見せる。その腕には貝殻や石を通した腕輪…それは陳紹の母親のもので人質にとっていることを示しているのだった。陳紹は愕然とし、この男は見たこともないと答えた。目を剥く寧弈。

陳紹の身柄は第七皇子・寧斎が預かる事となった。寧弈は強引に寧斎を呼びつける。密かに拘束したあの陳紹の身代わりを射殺した射手・李才と引き換えに陳紹を引き渡せと要求した。
陳紹は寧弈に膝をつき謝罪するが寧弈はその彼を助け起こす。常遠から何らかの脅迫があったことはわかっている、今は故郷に戻るようにと彼を逃がすのだった。

常遠が燕王を連れて参内してきた。常遠は常海が寧川を唆し悪事を働いたことを陳謝する。そこへ楚王と寧斎が呼ばれやって来た。皇帝は三つの事を言い渡す。一つ目は皇子ら朝臣らが皆いがみ合わず協力して国を支えていくように。二つ目は寧斎を魏王に封じる事。そして三つ目は、争いを避けるために生きている間に太子を立てることはしないと。遺書を金の箱に収めてあるので自分が死んだらこれを開けて後継者を発表しろと言う。

[第二十九集]
第十皇子は若すぎるし魏王は母親の身分が低く長年都を離れていた、楚王は母が廃妃されてるうえに今までに散々やらかしている、となれば燕王が後継であることは疑いようがないと彭沛はほくそ笑む。だが燕王は冷ややかな視線を返す。今回の件ではっきりしたのは父帝が常家を排除しようとしている事。自分が後継になるために常家との縁はもはや足を引っ張る障害物でしかないのだ。あの金の箱に収められている書に自分の名が記されているならば、一刻も早く常遠を抹殺しよう…。

魏知こと鳳知微、彼女が天盛皇家を関わることは寧弈や彼女自身のためにもならない…辛子硯は意を決し皇帝に面会に行く。彼女に青溟書院院首の座を明け渡すことで皇帝から引き離そうと考えたのだ。だが皇帝は辛子硯が口を開く前にお前を光禄大夫に任命すると告げた。突然の昇進に唖然とする。ともかく魏知に青溟書院の監督を任せたいと申し出た。皇帝は何を企んでいるのか知らんがまあいいだろうと承諾する。
皇帝に呼び出された魏知は青溟書院に赴任して辛子硯の補佐をしてくれと言われた。あいつの補佐!?魏知はあれこれ言い訳をして逃がれようとするが、皇帝が二階級昇進の司業の位と令牌も授けるからとニコニコして言うのでやむなく承諾した。

青溟書院の学生らはかつて同級生だった魏知が学院の監督者になったことに嫉妬と不満を抱いていたが、魏知は彼らの不満を逆手にとって学問の意義、自身で己を磨いていく大切さを教え、学生らは皆心服して拝礼した。

皇帝は常遠に圧力をかけつつも彼を帰国させた。そして楚王を呼び出し、既に燕王の一派が後継者を公表してほしいと奏書を出してきていることを明かす。金の箱に入れてある後継者の名を公表すれば、書かれた者は命を狙われることとなろう。だが楚王はこういう考え方もできると言う、書かれている名の者は後継者であると同時に父上の剣である、と。後継者であることが確約されれば恐れることなく他人を粛清できるのだから!
すると皇帝は楚王に囁いた「もし金の箱の中の名が寧弈だと言ったら?」

父帝がああ言ったのは本気で自分を後継者にするわけではなく自分に邪魔者を排除させようという腹だ、父にとって自分は万一狙われて死んでも構わないただの剣、心を持たない物と一緒なのだ…!荒れる寧弈に、辛子硯は皇帝という位に就く者は元々情など持たないものだと諭す。だが寧弈は激高し、もしお前に俺の剣になれと言ったらどうすると突きつけた。辛子硯は、正しい事を成すためなら自分の命を捨てる事を無意味だとは思わない、私は「心を持つ剣」になりましょうと答えた。

魏知が学生らと議論していると姚英がやってきた。まるで遊んでいるかのようなその様子に姚英は憤慨するが、魏知はこれが議論を進めるのにとてもいい方法なのだと示す。姚英と議論するうちに、ふと彼は怪訝な顔をして魏知を見る。「お前は『大成要略』を読んだのか?」その詰問するような口ぶりに驚いた魏知はそんなものは見た事も聞いた事もないがと答える。だがその書物は宗宸の私塾で確かに見た事があった…。
そこへ韶寧公主がやってきて相談したいことがあると手を引く。だがさらに楚王がやって来て、酒を飲もうと強引に魏知を連れ去って行ってしまった。

[第三十集]
寧弈と魏知の後をこっそりつける韶寧公主。寧弈は彼女が聞き耳を立てていることに気付くと、わざと父帝の金の箱の中に自分の名が書かれており自分が後継者であることが決まっているいるかのように話をする。韶寧公主は真っ青になり燕王府へすっ飛んで行った。

十八年前、常海は占壁を騙して捕え、滟妃(雅楽)にわざと占壁が殺されそうになっていると知らせた。滟妃は苦慮の末こっそり帝の印を借用して彼を釈放させようと試みた。タイミングを見計らって常海が滟妃の違法を訴える。滟妃の部屋からはあらかじめ常貴妃によって仕込まれたスパイの証拠の地図が出て来る。そして滟妃は大悦のスパイと確定し廃妃されたのだった。
十八年も前の事件の証拠を探し出すことは容易ではない。だが寧弈は母に偽の情報を伝えた人物の存在に注目する。宮中の人間には違いなかろうが常貴妃は誰を使ったのか。

魏知は姚丞相から大成要略という本について訊かれたことを燕懐石に話す。燕懐石は真っ青になり誰にも言ってはいけないと声を潜める。大成要略は大変優れた学問の書であるが今の陛下が禁書にした、それはその著者が十八年前にある予言を残したからだ、「天盛王朝は長くはもたない」と…。

皇帝の元に、空から降って来たという亀甲が届けられた。霊台丞(霊台は天気や占いを担当する部署)を呼んで見せた所、霊台丞は後継者を定めることが吉だと出ていると答えた。皇帝は顧衍を呼び亀甲の出所を調べさせる。
朝議の場で顧衍は亀甲が偽物、誰かが意図的に作りあげたものだったと報告する。朝臣の一人が、皆が後継ぎが誰なのかとそわそわしており、何かあっては困るのであの金の箱を信用できる者に監視させてはどうかと提案する。皇帝は魏知と姚英の二人にその任を命じ、金の箱は青溟書院に送られることとなった。


[A] 寧弈
皇帝の第六子。楚王に封じられている。18年前に突然死んだ母の事件の真相を追う。鳳知微にとっては自分が父親の仇人である事を知りながらだんだんと彼女に惹かれていく。
[B] 鳳知微(魏知)
朝華殿学士。男装し魏知と名乗っている。実は前王朝哀帝の遺児を助けて逃げた血浮屠・顧衡の娘だが本人はまだそれを知らない。なにかにつけて助けてくれるが一言多く底意地の悪い寧弈を嫌いつつも気にしている。
[C] 常遠
天盛帝国南部の属国・閔海の君主。天盛王朝建国時に多大な功績を挙げた。その権力で閔海を思いのままに支配している。常皇后、常貴妃の兄。
[D] 寧昇
皇帝の第二子。燕王に封じられている。冷静で思慮深く、常に己に有利になるよう巧みに立ち回っている。
[E] 常貴妃
寧昇の母で常皇后の妹。貴妃は爵位。皇后亡き後は彼女が後宮を取り仕切っている。
[F] 韶寧
皇帝の娘。尊敬する長兄を死に追いやった寧弈を恨んでいる。
[G] 寧斎
皇帝の第七子。母は王才人。魏王に封じられる。
[H] 寧世征
天盛王朝初代皇帝。
[I] 趙淵
大太監。寧世征の腹心で彼の真意を鋭く言い当てる。
[J] 姚英
丞相。朝廷に常家の勢力が広く根深く残っていることに危機感を抱いている。
[K] 燕懐石
閔海国燕家の御曹司。魏知の腹心として仕える。彼女が訳あって男装していることも知っている。
[L] 辛子硯
青溟書院院首。寧弈を将来の皇帝にすべく密かに立ち回っている。鳳知微が顧衡の子と知っており、寧弈が彼女に心寄せていることを悩ましく思っている。
[M] 寧澄
楚王の侍従長。毎度彼から無茶な注文や意地悪を言われているが、堂々と反論したり皮肉ったりする図太さも持ち合わせている。
[N] 陳紹
閔海の海賊の頭領。閔海公・常遠の悪事の証拠を集めていた林任奇を殺害するが、その証拠を手に常遠を告発しようと帝都へやってきた。
[O] 雅楽
寧弈の母。滟妃と称される。故人。18年前に突然「病死」した上に敵国と通じたとして廃妃された。元々は大悦国日落族の巫女。

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