中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第三十九集]
鳳皓は母の戸棚の奥に名の書かれていない位牌が隠されているのを発見した。その底には手巾の包みがしまい込まれており、中には何やら高価そうな金色の牌と小さく折りたたまれた紙切れが。きっと金になるに違いないと鳳皓は包みを懐にしまう。
匿名の手紙により常忠義が自分を暗殺に来ると知った寧弈は罠を張り、まんまと引っかかって来た常忠義を捕らえる。楚王や巡按使の暗殺を図った罪を問うが、常忠義はかつて皇帝が常家に与えた免罪符を掲げて嗤う。だが寧弈は小刀を取り出すと、常忠義の首に容赦なく突き刺した…。
常忠信は兄が楚王を暗殺しようとして返り討ちに遭ったと父に報告する。愕然として机に突っ伏し嘆き悲しむ常遠。常忠信はその父にゆっくりと近づくと、机の上の印璽を手にし渾身の力を込めて父の頭を殴りつけた…。
常忠信は、船でやってきた楚王一行に父が反目し矢を向けるが父の不敬に憤った彼自身が父の首を刎ねたという小芝居を演じて楚王一行を迎えた。常忠信は閔海常家は皆皇帝に忠誠を誓っていると平伏する。
鳳知微は閔海海軍を指揮する常森に恨みを抱く女剣侠・華瓊を助けた。華瓊は共に常家を滅ぼすため協力することを誓う。
寧弈からの連絡が途絶え、心配した辛子硯はすぐに寧澄に閔海へ向かわせることに。寧澄は寧弈から秋明纓とその周囲を見張るように言われていたことを明かし、現在鳳皓が無銭賭博で捕まり投獄されており、預かった彼の着物や持ち物を鳳知微が戻ってくるまで預かってほしいと風呂敷包みを辛子硯に託した。
常忠信は手下を使って楚王の滞在する屋敷に疫病を流行らせた。寧弈は屋敷を閉鎖し誰一人として入れさせるなと厳命する。鳳知微は何日も寧弈に会えず心配でたまらない。と、華瓊が知り合いに医者がいると言う。医者を連れて屋敷へ行くが、寧弈は絶対に鳳知微を常府へ入れるなと告げる。
[第四十集]
華瓊の連れて行った医者はこの疫病が閔海の夏陽地区で発生するものだと診断する。正体がわかれば治療薬もなんとかなるだろう。寧弈は礼を言う。だがその様子がおかしいことに気づいていた華瓊は戻ると鳳知微に楚王が既に疫病に感染しているようだと告げる。鳳知微はすぐにでも会いに行こうとするが華瓊は制止する。楚王は心配をかけたくないからわざと元気なふりをしていたのだ、彼の気持ちを汲んでやれと。
(※ここからダイジェストになっておりエピソードがぶつ切りで提示される。その一部を紹介。)
鳳知微は自ら疫病にかかり、治療薬の試験を行う。薬に効果があることがわかりすぐに寧弈の元へ持って行った。鳳知微が寧弈の事ばかりで自分に少しも振り向いてくれないことに赫連錚は苛立ち傷心する。
鳳知微の献身的な看病で寧弈の病は良くなった。寧弈は鳳知微に好きだと本当の気持ちを告白する。
寧弈の元に常忠信がひそかに兵糧を集め叛乱を企てているという知らせが。
(※ここまで)
辛子硯の妻・大花は夫の戸棚に入っていた風呂敷包みの中をこっそり調べていた。そこへ辛子硯が背後から音もなくやってきたため大花は驚き出て行った。嫉妬深い妻に呆れ辛子硯は風呂敷包みを片付けようとするが、着物の間に紙切れが挟まっているのに気づいた。取り出して開いてみると、それは長孫皓(※長孫は皇帝家の血筋を示す姓)という名が書かれ大成皇帝の玉璽が押されている出生証明書だった。
刑部尚書から牢獄長へと降格になった彭沛が出勤すると獄卒らが嘔吐している。昨夜囚人の妻を名乗る女がやってきてふるまわれた酒を飲んだところ皆失神してしまい、その間に囚人が脱走したのだと言う。逃げたのが鳳知微の弟の鳳皓で、楚王の侍衛長から好待遇するよう頼まれていた特別な囚人だったと知り、初っ端からとんでもない事になったと頭を抱える。そこへ秋明纓が息子に面会を申し込んできた。彼女が秋都督の妹だと知った彭沛は咄嗟に鳳皓なら魏王が連れて去って行ったと嘘をついた。
彭沛はすぐに魏王の元へ行き、鳳知微、楚王、秋尚奇…彼らが関わる鳳皓という男には何か前王朝に関わる秘密があるに違いないと話す。そこへ秋尚奇が訪ねて来た。甥を返してほしいと言う秋尚奇に魏王は「あなたもご苦労が絶えない事でしょう、彼は"大変特殊な身分"ですから。」と笑って答える。さらに全ては陛下のご判断だと言う。すでに陛下も真実を知ってしまったのか…秋尚奇は青ざめ青溟書院の辛院首の元へ。鳳皓の身柄が魏王の元にあると聞いた辛子硯は首を傾げる。鳳皓を脱獄させ密かに匿っているのは彼だからだ。陛下が真相を知っているというのは嘘だろう、しかし魏王は果たしてどこまで知っているのか…。
魏王は牢獄の獄卒に鳳皓について知っていることを全て話せと逼る。すると一人の獄卒が鳳皓が持っていたお宝をちょろまかしたと白状した。差し出したその金色の令牌は、なんと血浮屠総指揮使と書かれていた。これは…これは素晴らしいものを手に入れた、魏王は令牌を握りしめる。
大成皇帝の遺児は背中にあざがあったという。辛子硯は鳳皓が眠っている隙に肩の後ろに青いあざがあるのを確認していた。彼が間違いなく哀帝の遺児だ…。
そこへ彭沛がやってきて、とんでもないことになったと血浮屠の令牌を見せる。
[第四十一集]
鳳皓が実は血浮屠総指揮使であり、楚王が彼を匿っていたと魏王は告発するようだと言う。あの若造が血浮屠総指揮使だなんてあり得ない話だと辛子硯は笑い、一応調べてみようと令牌を預かり彭沛を帰らせた。
辛子硯は秋府を訪れ秋明纓に出生証明書と令牌を差し出す。お前の目的は鳳知微を楚王に近づけ天盛王朝を揺るがすことだったのか?秋明纓は、鳳知微も鳳皓も何も知らず、ただ親子三人でひっそり暮らしていきたかっただけだと答える。夫の唯一残した遺品を捨てられなかっただけで、叛乱の意図などなかったと。そして自分が死んだらこれらを破棄してほしいと涙を流し土下座する。辛子硯はこの事で万が一楚王に不利な事が起こったらその時は容赦しないし今日の事を一生後悔するだろうと吐き、今晩鳳皓を城門に送り届けるので遠くへ逃げろと言って帰っていった。
時間になっても鳳皓は現れない。宗宸は鳳皓の事は自分に任せて今は城を出て閔海の鳳知微の元へ行けと急かすが、秋明纓はその必要はないと言い、薬を口に含んだ。そして鳳知微には自分の好きなように生きてほしいと宗宸に託ける。
鳳皓を攫ったのは魏王だった。彭沛から報告を聞いた魏王は辛子硯が鳳皓を匿ってる、あるいは彼の居場所を知っていると勘付き見張っていたのだ。鳳皓を奪われてしまったと知った辛子硯は意を決し、急ぎ宮殿へ向かう…。

[A] 寧弈
皇帝の第六子。楚王に封じられている。天盛帝国から常家を排除するため、また愛する鳳知微を守るため共に閔海へ赴く。
[B] 鳳知微
男装して朝廷入りしていたことがばれ処刑されそうになるが寧弈らに救われ閔海巡按使に任命される。実は前王朝哀帝の遺児を助けて逃げた血浮屠・顧衡の娘だが本人はまだそれを知らない。
[C] 常忠信
常遠の次男。プライドが高く兄・常忠義と同様天盛皇帝に言いなりになるまいと考えている。
[D] 華瓊
指名手配されている女海賊・陳曼曼の正体。鳳知微の機知で救われたことから以後彼女の手足となって助ける。
[E] 寧斎
皇帝の第七子。魏王に封じられている。二兄の失脚を機に後継者の地位を狙うようになる。
[F] 彭沛
刑部尚書としてはじめは寧川に、次に寧昇に仕えていたが、常家の悪事が明るみとなりその恩恵を受けていた彼も斬首刑相当の罪であったが、大勢に逆らえなかったという状況を鑑みて大幅に減刑され牢獄長へ降格となった。
[G] 辛子硯
光禄大夫。青溟書院院首。寧弈を将来の皇帝にすべく密かに立ち回っている。鳳知微が顧衡の子と知っており、寧弈が彼女に関わることにずっと反対してきた。
[H] 鳳皓
鳳知微の双子の弟。勉強嫌いで甘ったれのボンボン。
[I] 秋明纓
鳳知微の母。秋尚奇の妹で駆け落ちして家を出たがその後夫を亡くし二人の子供を連れて出戻って来た。実は夫とは血浮屠総指揮使・顧衡。
[J] 宗宸
私塾の講師で鳳知微の恩師。実は血浮屠の生き残りで顧衡の部下だった男。わずかに残る仲間達のリーダーとして潜伏し秋明纓ら母子を手助けしている。
[M] 寧澄
寧弈の腹心の部下。閔海行きには同行せず帝都で留守を預かっている。
[L] 秋尚奇
都督。秋明纓の夫が顧衡と知るも、血を分けた妹に出ていけと突き放すことはできず彼女らを匿っていた。
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