中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第三集]
寧弈はびしょぬれの鳳知微に着替えを持って行ってやる。針子の六郎が楚王その人だったと知り鳳知微は騙されたと怒る。しかし寧弈は蘭香院の妓女らが自分を六郎と呼んでいるのも彼女らの着物を仕立てているのも事実であり何一つ嘘はついていないと返す。寧弈は鳳知微の思惑もお見通しで、父帝に頼んで結婚は取り消してもらおうと笑って約束する。
同刻、秋明纓は兄の元へ行き鳳知微を楚王に嫁がせるなら重大な秘密を明かすと告げる。鳳知微の父親が哀帝の遺児を救って死んだ顧衡だと!楚王は彼女の父を死に追いやった仇人なのだ!鳳知微の正体が知られれば秋家は間違いなく破滅に追い込まれる…!
寧弈は秘薬を飲んで宴会の席へと戻る。宴もたけなわというその時、寧弈は苦しみだし口から血を吐いて倒れた。太子は彼が暗殺者によって毒を盛られたと考えるだろう、さらに皇帝には太子らが楚王に毒を盛ったのではという印象を与えられる。そうやって少しずつ太子を追い詰めていくのだ…。
鳳知微が顧衡の子と知って秋尚奇も彼女を嫁入りさせるのは危険すぎると判断し、やはり娘の秋玉落を嫁入りさせるよう命じるが、訳を知らされていない秋夫人は納得できず泣きさざめく。急いで玉落の嫁入り支度が始められ鳳知微はよかったと思うと同時に少し後ろめたい。
皇帝が血浮屠の再来そして哀帝の遺児が生きているという噂を知り、息子らや側近を集めなぜすぐに報告しなかったのかと怒りを爆発させる。太子らはまだ調べさせている最中だと言い訳するが皇帝の怒りは増すばかり。寧弈は膝をつき、先日の宴会で兄からその話を聞いていたが笑い話だと思って父帝に言わなかったと謝罪する。もし大成皇帝の遺児が生きてるなら天盛の太子は存在しない事になるという笑い話だと…。太子らは青くなり常海は憤慨して妄言にもほどがあると声を荒げる。太子と燕王は血浮屠と哀帝の遺児を名乗る不遜な輩を殲滅して本当に笑い話であることを証明して見せると申し出た。
[第四集]
楚王寧弈と秋玉落は占術で相性が悪かったという理由で結婚は取り消しになった。しかし秋夫人はやはり泣きさざめく。実質楚王に振られた格好で面子丸潰れの愛娘には一生嫁の貰い手が現れないだろう。
太子寧川はいらついていた。突然浮上した血浮屠の影、哀帝の遺児の噂、楚王府に現れた暗殺者…。常海は18年前のあの時現場にいた兵士らは皆口封じに殺したし、哀帝の遺児が生きているなど血浮屠が天盛王朝を揺るがすためにでっちあげた嘘にすぎないと言う。今我々がすべきことは、血浮屠の残党を殲滅することだ…。
趙王寧研は堤防の建設を任されていたが、ここ数日作業員がいなくなる事件が頻発している。作業員の妻が、夫は逃げ出したのではなく失踪したのだと訴えるが皆ばかばかしいと取り合わない。
金羽衛の顧衍の元に辛子硯がやってきて、太子が都近くの山に血浮屠のアジトを発見し殲滅に行くので金羽衛も出動するようにと伝える。辛子硯も同行するが太子らの兵との合流地点近くで伏兵に襲われ金羽衛の多くの兵が負傷し顧衍も肩に傷を負った。間もなく太子と常海の兵がかけつけ伏兵は撤収していった。太子は負傷した顧衍と辛子硯にはその場に残るよう命じ伏兵を追って行った。
帰還した辛子硯は青い顔で事の次第を寧弈に告げる。血浮屠の再来はそもそも辛子硯がでっちあげた嘘だ、しかし今日襲って来たあの伏兵の使う武器や技は確かに血浮屠のものだった、彼らは一体…?
太子が帰還し、宮殿の広場に血浮屠の残党十数人の遺体が並べられた。皇帝もやってきて太子は誇らしげに成果を申し出る。が、傍らにいた趙王は遺体の顔を見てふと思い当たった、堤防建設で幾人も失踪者が出た事…まさか彼らは…顔色を変えた趙王を遮るように太子はこれで事件は解決したと父帝に言う。
皇帝は太子に褒美を与えた上で、しかしこの事件を今後楚王が継続し捜査するようにと命じた。太子にこんな乱暴な真似をさせるなと付け加えて…。
事件を引き継ぐことになった寧弈は、太子が殺した血浮屠の遺体を人々に見せて回り彼らを知る者がいないか探せばよいと言う。すると趙王がだめだと制止。理由を問われ趙王はしどろもどろになるが、寧弈が多くの遺体を衆前にさらすと人々を怖がらせてしまうからですねと助け船を出すと趙王はうんうんうなづく。そして単に血浮屠を捕らえるよう広くお触れを出せばいいと言う。顧衍は釈然としなかったがその命に従う。
血浮屠の残党を見つけた者には千両の黄金を出すとの触書が出された。人々は今更前王朝の話を持ち出してきているのかと笑い飛ばす。
寧弈は顧衍を呼ぶ。18年前哀帝の遺児を追うため寧弈は顧衍の妻を人質に取り顧衡を裏切るよう彼に逼ったのだった。寧弈はあの時はまだ幼く考えが浅はかであったと謝罪する。その後母や三兄を殺され命を奪われる辛さと憎しみを覚えたと…。
寧弈は顧衍に密かに趙王の同行を見張れと言う。そうすればお前や金羽衛の多くの兵士を負傷させた真の敵の姿がわかるだろう…。
[第五集]
秋尚奇と秋明纓の会話を盗み聞きしていた玉華は鳳知微・鳳皓の姉弟に何か秘密があるらしいと知る。家族が一堂に集う茶会で玉華は明纓に夫の名を教えてくれと聞くが秋尚奇に余計な口出しするなと怒られた。しかしなおも、知微と皓が双子だという割にはちっとも似ていないなどと発言し、怒った秋尚奇は彼女をつまみ出した。
趙王は先日夫が失踪したと騒いでいた作業員の妻を、夫殺害の容疑で逮捕し連れ去った。そして牢獄で毒を盛って暗殺するよう命じる。女が与えられた飯を食べるとやがて苦しみだしその場に倒れた。二人の男がやってきて彼女を運び出す。
だが女は死んではいなかった、趙王の凶行に気づいた顧衍が手を回して薬をすり替えたのだ。そして"血浮屠の残党"の遺体を並べた部屋へと彼女を連れて来る。女は遺体の中に自分の夫の姿を見つけ泣き崩れるのだった。
楚王の言う事は本当だった、寧川に裏切られた…顧衍は怒りを沸騰させる。
玉華は街で哀帝の遺児の話を聞いた。18年前に血浮屠のリーダーの顧衡が赤子を抱えて逃げたが今の太子に射殺され崖へ転落した…18年前という言葉に玉華はピンと来た、秋尚奇と秋明纓の途切れ途切れに聞こえた会話からすり合わせると、もしや鳳知微と鳳皓のどちらかが哀帝の遺児なのではないか!?
玉華は恨みを込めて、秋明纓の子が哀帝の遺児だという告発状をしたためる。が、そこへ音もなく秋明纓が現れて玉華は飛び上がる。秋明纓は秋家を滅ぼすつもりなのかとゆっくりと玉華に近づく…。
玉華の言い争う声が聞こえて鳳知微は母がいじめられていると思い急いで部屋へ駆け込むと、そこには玉華をくびり殺している母の姿があった。

[A] 寧弈
皇帝の第六子。楚王に封じられている。着物を仕立てたり刺繍をするのが得意で政治には無関心を装っているが、三兄を陥れた長兄を討つため密かに動き出す。
[B] 鳳知微
秋明纓の娘。男勝りで学問に秀で、女性らしく着飾ったりすることに興味がない。
[C] 秋明纓
鳳知微の母。秋尚奇の妹で駆け落ちして家を出たがその後夫を亡くし二人の子供を連れて出戻って来た。
[D] 鳳皓
鳳知微の双子の弟。ぐうたらな甘ちゃん。何かにつけて「ボクは鳳家の唯一の跡継ぎだから」とわがままと言っている。
[E] 寧澄
楚王の侍従長。おてんばでちっともおとなしくしてない鳳知微のことを狸猫(山猫、野良猫の意味)と呼んでいる。
[F] 秋尚奇
都督。
[G] 玉華
秋尚奇の妾(第五夫人)。鳳知微からは小煩いオバサンと嫌われている。
[H] 寧川
皇帝の長子。哀帝の遺児を殺し前王朝の血脈を滅した功で太子となった。
[I] 寧昇
皇帝の第二子。燕王に封じられている。寧川に従順を示しているが彼には彼の思惑があるようだ。
[J] 寧研
皇帝の第五子。趙王に封じられている。皇帝の命で堤防建設を担っているが、寧川にその建設費の横流しを強要されている。
[K] 常海
都督。寧川の母の弟に当たり彼の参謀のような役割を果たしている。
[L] 寧世征
天盛王朝初代皇帝。常家が朝廷を牛耳ろうとしていることに危機感を抱いている。
[M] 趙淵
大太監。寧世征の側仕えで彼の真意を鋭く言い当てる。
[N] 顧衍
金羽衛指揮使。寧川の配下。元血浮屠だが裏切り天盛王朝についた。顧衡の実の弟。
[O] 辛子硯
少保。青溟書院院首で寧川の信頼も厚い。だが実は亡き第三皇子・寧喬から寧川を倒し寧弈を太子に就けるよう援助するよう託っている。
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