中国語でドラマを見る-天盛長歌 #1 | あさひのブログ
「天盛長歌(全56話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第一集]
大成王朝末年、哀帝の圧政により国は乱れ、諸侯の一人だった寧世征が挙兵して哀帝を倒し天盛王朝を建てた。哀帝の第九子、まだ赤子の遺児を、大成王朝の武装組織・血浮屠の顧衡が保護し逃げる。寧世征は長男の寧川と六男の寧弈に遺児を追わせた。
二人は赤子を抱える顧衡を追い詰めた。寧弈はおとなしく赤子を差し出せば命までは取らないと父から預かった佩玉を差し出す。わずか10歳ながら堂々とした振舞でじっとそのまなざしを向ける寧弈の言葉に顧衡はついに赤子を引き渡そうと歩みよるが、このままでは弟が功を独り占めすることになると嫉妬した兄の寧川が部下に突撃を命じる。顧衡はやはり罠かと寧弈を睨みつけると爆竹を投げつけ、自らは赤子共々崖から身を投じた。
寧弈が負傷し動けない間に帰還した寧川は自分が顧衡と哀帝の遺児を射殺したと報告し、その功で太子に立てられた。寧川は功を横取りされた寧弈が恨んで真実を父帝に告げ口するのを恐れ寧弈の母に罪を着せて排除し、彼に味方する三弟・寧喬を陥れて殺害、寧弈に罪を着せて宗正寺(高貴な身分の者が入る牢獄替わりの寺)に閉じ込めたのだった。

八年後、国に疫病が蔓延。寧弈は宗正寺で謹慎中に自身の封地の名産品である蜀錦の製造を学び自ら着物を手掛けていたが、その利益を全て供出して疫病罹患者を囲う病院を作り野焼きをして疫病を封じることに成功した。天盛皇帝・寧世征は疫病が静まるよう願いも込めて特赦を発することに。寧弈は八年ぶりに自由の身となった。寧川は警戒を強めるが、二弟・寧昇や五弟・寧研は八年間も閉じ込められていた六弟に何ができようかと笑う。朝廷は今や太子寧川と彼の叔父に当たる常都督の勢力が圧倒的で誰も彼らに逆らうことはできない。寧川は堤防建設を担う寧研にその公的資金を横流しさせ私腹を肥やしているのだった。

皇帝は寧弈を朝廷に復帰させ、国立アカデミーである青溟書院に赴任させることを皆の前で提案する。青溟書院を司ることは朝廷人事を大きく左右することになり、さらに現在青溟書院は太子の管轄にあった。太子派の朝臣らは皆猛反対する。寧弈は涙を流して自分は今まで通り着物を作って静かに暮らしたいと申し出るのだった。
実は皇帝は太子寧川を取り込んで朝廷を牛耳ろうとしている都督・常海の勢力を抑えるために寧弈を利用しようと考えているのだった。そこでもう一人の都督・秋尚奇の娘を寧弈に嫁がせるよう命じた。秋尚奇は困惑する。寧弈と縁を組めば太子や常都督に敵視され愛娘がどんな目に遭う事か…しかし皇帝が常家の勢力を抑えるために秋家の力を利用しようとしていることもわかる、これは皇帝の信頼の証でもあるのだ。悶々とする秋尚奇に妻は名案があると言う。

都の奥方連中の間では寧弈が手ずから作った雅な蜀錦がちょっとしたブームになっており、青溟書院院長の辛子硯も妻に引っ張られて寧弈の蜀錦を扱う民間の着物店へやってきた。寧弈は淡々として辛子硯の体を測り着物をデザインしていく。その彼に辛子硯はとある事実を告げる。実は亡き第三皇子・寧喬から寧弈を援け名君となれるよう導いてくれと託っていたのだ。三兄の名を聞いて寧弈の手が止まる。寧喬は兄弟の中で唯一寧弈に優しく、名君に相応しい尊敬すべき兄だった…。だが朝廷内で利を貪る長兄や常都督ら毒虫を排除せぬ限り、善なる心を持つ名君など何の役にも立たない、それが現実だと自嘲気味に笑う。辛子硯はしかし今がチャンスなのだと言う。皇帝は常都督の勢力を削ぐために寧弈を解放したのだ、秋家との婚姻も勢力をつけて対抗させるため。寧喬の仇を討ちたくないのか?と…。

18歳の娘・鳳知微は幼い頃から学問に興味があり男装して宗先生の私塾へ通っていた。母の秋明纓は女がいくら学んでも何の役にも立たないからいい加減にやめなさいと反対している。そんな鳳知微に突然縁談が舞い込んできた。秋尚奇の姪に相当する彼女に第六皇子、楚王に嫁げというのだ。夫を失い実家に出戻って来た明纓は秋家に居候の身であり秋尚奇の命令に逆らう余地はない。

ある朝、金羽衛の衛門に男の死体が吊り下げられていた。胸には血浮屠が使う弩の矢じりが刺さっており、さらに遺体の口の中には「血浮屠の裏切り者を必ず討つ」と書かれた紙が詰め込まれていた。金羽衛指揮使の顧衍は元血浮屠で、あの顧衡の実の弟だった。18年前彼は血浮屠を裏切って寧川と手を組み兄を追い詰めたのだ。このメッセージは自分に向けられたもの…だが自分を殺そうとしているのならわざわざこんな脅迫状を残さず黙って暗殺するのが血浮屠のやり方だ、これは別の目的があるに違いない。顧衍はすぐに寧川に報告する。
実は血浮屠の矢じりを死体に仕込ませたのは辛子硯だった。血浮屠が再び現れたとなれば寧川らは動揺するに違いない…寧弈はさらにもう一押ししようと言う。

[第二集]
寧川が密かに調べさせたところ、燕州で哀帝の遺児が実は生きているという噂があることがわかった。彼は哀帝の遺児を殺した功で太子となったのだ、それが実は殺しておらず逃げられていたと判明すれば、皇帝を騙した重罪だ!

秋尚奇がこのところ気に入ってる蘭香院の芸妓・珠茵は美しい上に話が上手く、秋尚奇は接待にも彼女を呼んで重宝している。秋尚奇の妾の玉華は彼女に嫉妬し嫌がらせをするが通りかかった鳳知微が助けた。鳳知微が秋家の娘として楚王に嫁ぐことになっており格上の"王妃"になる以上強く出られない玉華は悔しがり、そもそも路頭に迷って秋家に出戻って来た明纓ら母子を受け入れるべきではなかったのだと秋夫人に愚痴る。
鳳知微は双子の弟の鳳皓が庭園で拾ったというかんざしを見て、先日の珠茵が落としたものだと気付く。かんざしを返してあげようと蘭香院へやってきた。
その頃珠茵は訪ねて来ていた寧弈に現状を報告する。実は彼女は寧弈の部下で彼の命で秋家を探っているのだった。そこへ何も知らない鳳知微がやってきた。寧弈は針子の六郎だと名乗る。珠茵から彼女が王妃となる秋家の娘だと聞かされた寧弈は、女のくせに地味な格好で自由奔放な言動の彼女に興味を抱く。
鳳知微は楚王に自分が秋尚奇の娘の代わりに結婚させられそうになっていると直訴するため楚王府へ乗り込み、衛兵に制止された。騒ぎを起こしているのがあの鳳知微だと知って寧弈は面白がり、針子の六郎として彼女の前へ現れ皇子に会わせてやると言う。
鳳知微が連れて来られたのは池の中に建つ小さな庵。その橋の入口の扉に錠をかけられて閉じ込められてしまった。鳳知微は出せ出せと騒いだがすぐに飽きてふてくされて寝てしまった。その様子を遠目に観察する寧弈。秋尚奇が自分の娘の代わりに遠縁の娘を差し出そうとしていることは既に知っていた。しかし"秋家のご令嬢"があのようにがさつでは、と苦笑する。

その夜、寧弈は太子寧川、燕王寧昇、趙王寧研を招いて宴を催す。酔ったふりをして自分は国政に関わる気はみじんもなくただ着物を作ることを生きがいにしたいと話す。
と、刺客が現れたとの報せ。何者かが池に入る姿が目撃されたというのだ。皆はすぐに池へ向かうが暗く水面にあやしい物陰は見られない。庵に閉じ込めておいた鳳知微が池に飛び込んだと気づいた寧弈はこっそり腹心の寧澄に命じて助けに向かわせ、兄たちに宴会場へ戻ろうと促す。太子は刺客が血浮屠ではないかと蒼白になる。そして燕州で哀帝の遺児が生きているという噂がある事を話すが、その話を聞いた寧弈はありえない話だと大笑いする。哀帝の遺児が生きていれば兄上は太子になってないじゃないですか、ありえない、ありえないと笑い繰り返す…。


[A] 寧弈
寧世征の第六子。楚王に封じられている。長兄に嵌められ罪を犯したとして八年間寺で謹慎生活を余儀なくされる。
[B] 寧世征
大成王朝の哀帝を倒し天盛王朝初代皇帝となった。
[C] 寧川
寧世征の長子。哀帝の遺児を殺し前王朝の血脈を滅した功で太子となった。だが実際には遺児が死んだ確証はなく、その事実を知っている寧弈を陥れ都から遠ざけた。
[D] 寧昇
寧世征の第二子。燕王に封じられている。
[E] 寧喬
寧世征の第三子。故人。寧弈を庇い寧川と対立したため、寧川によって罪を捏造され殺された。
[F] 寧研
寧世征の第五子。趙王に封じられている。皇帝の命で堤防建設を担っているが、寧川からその建設費の横流しを強要されている。
[G] 常海
都督。寧川の母の弟。その繋がりによって朝廷に権力を拡大させている。
[H] 顧衡
大成王朝の武装組織・血浮屠の指揮使。故人。哀帝の第九子を連れて逃げるが追い詰められ崖から身を投じた。
[I] 顧衍
近衛兵・金羽衛の指揮使。元血浮屠だが裏切り天盛王朝についた。顧衡の実の弟。
[J] 辛子硯
少保。太子が統括する国立アカデミーである青溟書院の院首(学長)を務める。

[K] 秋尚奇
都督。常海と争う気は毛頭なく、常家から睨まれる事を恐れている。
[L] 秋明纓
秋尚奇の妹。駆け落ちして家を出て行ったがその後夫を亡くし二人の子供を連れて出戻って来た。
[M] 鳳知微
秋明纓の娘。男勝りで学問に関心があり男装して私塾へ通っている。
[N] 鳳皓
鳳知微の双子の弟。ぐうたらな甘ちゃん。家庭内で唯一の男子なのでちやほやされて当然と思っている。
[O] 秋夫人
秋尚奇の妻。
[P] 玉華
秋尚奇の妾(第五夫人)。鳳知微からは小煩いオバサンと嫌われている。
[Q] 珠茵
蘭香院の芸妓。琴も上手いがおしゃべりも上手く秋尚奇に気に入られている。
[R] 寧澄
楚王の侍従長。寧弈の腹心。姓からして皇族かもしれないが遠縁のようだ。
[S] 趙淵
大太監。寧世征の側仕えで彼の真意を鋭く言い当てる。

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