私は昭和30年代からプロ野球を観て野球関連本も数多く読みこのブログでも関連記事を書いて来た(*1)野球好きだが、2024年もいよいよ開幕する!NPB(日本のプロ野球)も気になるが、明日韓国で開幕を迎えるMLBの大谷翔平のドジャース移籍後そして結婚後の初シーズンでの活躍が楽しみだ。

【MLB公式サイトより】
今年は手術で打者に専念する大谷だが、何といっても彼が凄いのは一世紀もの間、破られなかった“球聖”ベーブ・ルースの“同一シーズン2桁勝利&2桁本塁打”記録を上回り、シーズンMVPを2度も満票で獲得した、唯一無二の「二刀流選手(2way player)」であるという事だ。
そして私がここで特筆したいのは、この二刀流はタレントマネージメント(以下TM)なくして生まれなかったという点だ(*2)。大谷に関するドキュメンタリー番組を観たところ、そもそも大谷自身が「日本でも米国でもプロで二刀流が実現出来るとは思っていなかった」と発言している。
企業で営業部門や生産部門など現場の要望に応じて人的資源(Human Resource)の最適配置管理(HR Management)を司る人事部門は「HR部門」と呼ばれる。球団も同じで投手陣や野手陣の過不足に応じて「先発投手(とか遊撃手)が最優先」となってドラフトやトレードで選手補強を行う。
だから大谷がどんなに投打両方で実力を示そうが、各球団の事情によって投打どちらかの選手としてオファーが来るのみで(「営業力ある開発技術者」の要求など来ないように)投打二刀流選手のオファーなど来ない。これがHRM(Human Resource Management)の仕組みであり限界とも言える。
では何故、大谷は二刀流が実現できたのか?それはマネージャー(監督)の栗山が彼の才能に惚れ込み、その才能を最大限に生かす起用法をした、言い換えれば通常のHRMではなくTMを実施したこと、そして何より凄いのは大谷がそれに応えるだけの活躍をしたからだ(*3)。
よく「投手も打者も出来る二刀流って器用なんだね」という人が居るがそうではない。運動神経や野球センスが良い選手は何でも秀でているから少年野球では「エースで4番」は普通だしMLBでも2way Playerは居る。しかし投打両方ともプロの一軍で通用するレベルの人が居ないのだ。
そのくらい大谷のレベルは凄いのだが、逆に言えば、いくら大谷が凄い才能を持っていてもTMではなくHRMではその才能は発揮できなかったのも確かである。そして彼の投打両面での才能を喝破しTMによって開花させたマネージャー(監督)としての栗山の慧眼と手腕こそ二刀流の源泉だと思うのだ。
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*1:これまでの野球関連ブログは下記ご参照。
・祝!侍ジャパンが野球世界一に | Saigottimoのブログ
・佐々木朗希も大谷翔平も岩手県 | Saigottimoのブログ
・英語とジャズと野球の共通点は | Saigottimoのブログ
・大谷翔平的「働き方」に学ぶ点 | Saigottimoのブログ
*2:タレントマネージメントの詳細は下記書籍ご参照。
・人財開発力を高める共著を出版 | Saigottimoのブログ
*3:大谷翔平は2014年にNPB史上初となる同一シーズン2桁勝利&2桁本塁打を記録、2016年には同一シーズン10勝&20本塁打&100安打を記録してシーズンMVPとなり、チームは10年ぶり3回目の日本一になった。
Saigottimo





































