先週のプラモデル講座(*1)でウォッシングをした際のスミ入れの甘い部分をタミヤのスミ入れ塗料(こげ茶)を購入して仕上げた。これは希釈されているので溶剤で薄めずに蓋に付いているハケで簡単にスミ入れ出来る。さらにこれを溶剤(薄め液)としてクレパスなどを削って溶かしても塗れる。

【開口部はオレンジ色のクレパスをスミ入れ塗料で溶かし、高温で赤黒く焼けた風合にした】

出来ればオイル汚れ等の多彩な風合いも表現したかったが、専用塗料(ウェザリングマスター等)は高かった(3色入りセットで600円以上)ので、形状がよく似たアイシャドウセットを百円ショップで購入して代用してみた。結果は下記の写真の通りで、これでもそこそこイケるんじゃないか?

  【左の開口部はアイシャドウのスタンピング前】

ここで数年前にこのキットをプレゼントしてくれた長男に見てもらった。「いつ作るんだよ?」と聞かれるたび「構想中」と答える私を見限っていた長男は「わ、スゲー!親爺がここまでやるとは…」と驚くも「う~ん、ここまで来たらあと1点、射手室のクリアパーツだけヤッちくない?

 【左:窓枠はシール、右:本物はコクピット同様の造り】
う~ん、痛いところを突いてくる。確かにここまで本物っぽく仕上げると、表裏2箇所ある射手室のクリアパーツは光るように改造したが玩具っぽい。実際の射手室の窓枠はコクピットと同じ作りでボディと同色だが当キットではグレイのシールなので目立たないし本物っぽくないんだよねー。

熟考に熟考を重ねた結果、シールの部分を綺麗に白く塗るのはムリと判断、よもや白く塗ったところでコクピットの窓枠の様には見えない。そこでいっそ窓枠を「作る」ことにした。残っていたランナー(プラモ部品が付いている骨組)をカッターで削り出して1mm角×4.5mmの枠線16本を作った。

しかし問題は中央の丸い窓枠。さすがにこの1mm幅の輪は作れそうにない。しかし船体の表裏を合わせるために幾つかあるダボ(組合わせる凸凹)の丸柱のうちの1つがピッタリの直径(しかも厚みも1mm)だったのでこれをカッターで1mmずつ2個輪切りして作ったところ、長男も納得した。


おお、構想ン年にしてようやくミレニアムファルコン号が完成した。これも今回、オオゴシ講師(*2)の講座を受講したおかげである。とても一人ではここまで作ることは出来なかった。あとは最終回の講座(2/14)までに展示会(*3)でのディスプレイ方法を考え、ケースも調達しなければ!
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*1:これまでの展開は下記ご参照。
図画がアリなら工作もアリね⑦ | Saigottimoのブログ
図画がアリなら工作もアリね⑥ | Saigottimoのブログ
図画がアリなら工作もアリね⑤ | Saigottimoのブログ
図画がアリなら工作もアリね④ | Saigottimoのブログ
図画がアリなら工作もアリね③ | Saigottimoのブログ
図画がアリなら工作もアリね② | Saigottimoのブログ
*2:オオゴシ講師は著書多数でブログは下記ご参照。
オオゴシトモエ「今日もHOBBY日和」
*3展示会は3/1(金)10~16時と3/2(土)9~15時、会場は渋谷駅から徒歩数分の「渋谷区文化総合センター大和田」2階で観覧無料。

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